油ヶ淵(あぶらがふち)。
これは私の地元、安城市とお隣の碧南市に跨いで存在するため池。
いえいえ、ため池と言うのは正確な表現じゃないようで…調べりゃwikiでは「湖沼」と表現してますね。でも子供のころは「池にしちゃ大きいし、でも湖なんて言う規模じゃないし、沼って言うのもなんか違うような…」ってことで、たんなる「ため池」って言ってたような記憶があります(爆)
厳密に言えば…池も沼もそれほど明確に分けられてるわけでもなく、湖も規模の違いくらいのようですが、たぶん「金魚や鯉が泳いでるのが池、河童が住み着いてりゃ沼、果てしなくデカいのが湖」ってことでしょうね(笑)
で先日、ふとこの油ヶ淵っという名称を新聞で見て、それで急に懐かしくなって訪ねてみたんです。
何が懐かしかったのかと言えば…泳いだんです。
といってもこの「ため池」じゃ無くて、この水面に面したところに設置されてた「室内温水プール」ですけどね。
実は私、小学生のころは全然ダメだったようです、水に入るってことが。。。だから泳ぐよりも浸かってるだけ。ましてや引っ込み思案だったこともあって、いつもプールの隅っこで小さくなってました(爆)
で、オフクロがどうにもこの「肝っ玉の小さな弱っちいバカ息子」を鍛えなきゃってことで、通うことになったのがこの油ヶ淵なんです。
ちなみに今じゃそこら中にある温水プール(ごみ処理の廃熱利用のため?)ですが、今から半世紀近くも前の当時はたぶんまだそれほど多くは無かったわけで、でもなぜかそれがこの油ヶ淵畔にあったので…ここまで自宅から路線バスで通うことになったんです。
でもこのバス旅が、子供のころは大冒険でしたね。
今じゃ地図見たら、家からほぼ直線ルートで約10キロ弱。もちろん当時は超田舎でしたから、途中で迷うような乗り換えも無ければ、間違って降りちゃうような集落も無かったはずですが…怖かったのを覚えてます。
そもそもバス停でポツンと待ってる時の孤独さ、目の前で停まったバスが本当に目的地まで連れて行ってくれるのかと言う不安、お金足りるのか? そもそもキップってどうやって買うの(こういう発想が違うけど)、どこで降りるんだっけ??等々、毎回不安だらけ。
とにかく「肝っ玉がウソみたいに小さかった私」ですから、いつもかなりドキドキしながらバスに揺られて通ってたんじゃなかったかなぁ。
いまだと車で15分足らずでイケちゃう距離ですが…路線バスだったから、この道中は異様に長かったように覚えてます。。。
そんな思い出のプールが実は気になって、そこを探すのも目的のひとつでした。
で、行ってみて驚いた。
こんなに大きかったっけ??
そして…こんなにきれいだったっけ??
ちなみにこんな感じのため池です。
当時はもっと葦やら水草が生い茂ってて、しかもそのいたるところにごみが散乱し、とにかく臭いもしてたように記憶してるんですが…現在では「水辺公園」が整備されてるくらいですから、水質がかなり変わってキレイになってるようですっ。これにはビックリ。。。
でも、プールがどこにあったのかは正直まったく思い出せず…諦めました。
で、そんな公園内で見つけた石碑。
もちろん小さい頃にこれを見た記憶はありませんから、ここじゃないとは思いますが…
その石碑には「明和三丙戌歳八月」とありました。
調べるとこれ、1766年だそうですって!?
となると、250年も前ですけど…なんでしょ???
記録にはたしかにこの明和の時代に大改修を行ったようですので…歴史は長いわけで
河童もきっと住んでいたんじゃないかなぁ???
とにかく、こういう所に久しぶりにふらっと立ち寄るのも面白いもんですね。
また改めてゆっくり来ようっと。
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ドライブ | 日記
Posted at
2022/03/02 05:40:08