お約束の通り、今回はパレードについてご報告しましょうか。
そもそも私のセリカ、毎回応募しても外れるという記録を継続樹立中なんです(笑)から、このパレードってちょっと憧れます。
一昨年に富山からお越しの「XX大好きさん」の横に乗せていただいた時の興奮と、沿道からの熱い視線に感じたちょっとした恥ずかしさは…今でも心に残っております。
で、今回。
同好会のメンバーで3台がこのC.C.F.に参加が決まり、そのうち1台が「助手が要るんだよなぁ」って言われたんです。
「何っ?」って聞けば…「止まった時に押し掛けしてもらわなきゃ」だそうで(笑)
「んじゃ、もうひとり引き込んで乗るっ!」ってことで即決。
出走順は…登場50年記念に特別に集められた9台のトヨタ2000GT、2台のコスモスポーツに続いての出走だから、「あはは、スグじゃん!?」
と、やっぱりエンジンがなかなか始動しない?!
セルがうまく噛み合わないとかで…持病だからなのか、オーナーさんも苦笑い。
「こりゃ、さっそくひと肌脱ごうか!?」って覚悟を決めた矢先に、なんとか始動っ。 あぁ、よかった(残念?)。
そのままさっそく、パレードに繰り出します。
なんせこの車、非常に癖のあるクルマでして…アクセルペダルは大きなブレーキペダルとこれまた大きなクラッチペダルの間にある小さな丸いボタン?
だから普通のアクセルワークはほぼ無理だそうで…代わりに普通に使うアクセルが、ハンドルの右側に伸びてる“アクセルレバー”(笑)
ついでにミッションは3速MTのノンシンクロっ。
だからギヤチェンジは、ハンドルポストの左にある“進角レバー”をその都度調整しながらゆっくりとシフト。。。
つまり右手でアクセルをせわしく調整し、左手はフロアシフトレバーを動かしつつ進角を変えて…大忙し(滝汗)
なんちゅう面倒なクルマなんでしょ!?
はいっ、実はこの車…およそ90年も前に作られた“超”クラシックな車なんです。
シートはまるで立派なソファ。
フワフワのレザーシートで非常にゆったりとしてて、路面の振動は全く伝わってきません。
エンジンは3000cc超の大きなサイズのロングストロークエンジン。だから低回転のトルクは十分にありますので、ほぼアイドリング並みの静かなエンジン音を響かせながらもゆったり走る…これがオープンボデーに見事にマッチして、まさしく非日常のツーリングを体験しました。
後ろを見れば…
似たようなクルマが走ってきます。
現代のクルマに混じって走る様は…かなり違和感もありますけどね。皆さん顔では笑って、内心必死な感じがわかります(笑)
公道を走ってると、こんなクルマにも出会います。
なんでしょ???
あっ、ランボですよね、車名はよくわかんないけど。
しかしこの2台はまさに隔世の感あり…っていうよりも、まるで分類すら違うみたい?!
車輪が4つある以外に共通なところはほぼ皆無みたいです(滝汗)
はらはらドキドキしながらも、トラブルもなく快適に走り続けます。
途中のパレードコースの案内表示は…信号手前に書かれてるから、こっちはそんな見てる余裕もなかったんですが、それでも奇跡的にミスコースはせず、そうこうしてる間にも無事にモリコロパークに戻ってきます。
「公園内は一本道だしね、もう迷わないぞぉ」
なんて言ってたんですが…気が付きゃ誰もいなさそうな変な広場に到着。
「なんかおかしくない?」と思ってると、偶然、誘導係の人が見つけてくれて「コース違いますよ!」だって?!
枝分かれしてる道はなかったはずですが…違うって言われちゃやっぱりそうなんでしょう。。。
「軽トラで誘導しますから、ついてきてください」っていうことで、後に続きます。
「いったいどこに連れて行かれるんだぁ???」
ほどなくして(といってもかなり走ったけど)、公園内の路上に似たような車たちの集団を発見。
「あらら、かなり追い抜かされちゃたねぇ(汗)」ってことで、ちょっと前まで走って行って横入りさせてもらいます(笑)
しかし、予定されている会場入り時刻までかなりの余裕があったせいか…このまま路上でしばらく待機のようで、皆さんかなりヒマしてます…。
我々はオープンカーゆえ直射日光を遮るすべもなく、近くに居る高級なレア車両もやはり旧い車ですからね…エアコンなんてあるわけもなく、オーナーの皆さんは車外に出て、おもいおもいにくつろいでます。
それでもやることなくって、車を囲んでの井戸端会議まで始まっちゃって…
でもやっぱり再スタートしない!?
そのままじっと待つと、ようやく再スタートの合図。
一斉にエンジンを掛けます。
我々のは大丈夫かぁ?と心配してましたが、難なく始動成功には…周囲の方も思わずニッコリと(笑)
そりゃ一番年取った“ご老体”ですからね…気持ちは痛いほど伝わってきました。。。
こうして長かった(?)パレードも無事終了。
無事出迎えられて…
こうして長い一日がスタートしたわけです。
ってことで、会場内で見かけた車を明日はちょっとだけご紹介いたします。
Posted at 2017/05/29 19:04:09 | |
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