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イイね!
2018年08月05日

流行りのライトのくすみ取り。実験。

湯沸かしコップに怪しげな薬剤というプロ感ゼロのヘッドライトの曇り取りが流行ってるみたいなので買ってみた。



そして使ってみた。

つまり溶剤で表面溶かして均らしてという、なるほどそういう仕組みか。

コーティング?薬剤に成分が入っててオーバーコート?そうは思えんが耐候性はどうだろう?


実験その1 プレオ

研ぎ


磨き


磨き


下地処理がキモっていうからガッツリ磨いたら、ここまで来たら塗装屋に諭吉握らせて塗った方がよくね?

スチーム施行


下地がダメなのか(完全に均一に研ぎ切ってない部分と樹脂劣化アリ)使い方がダメなのか安いの買ったからか(物は同じらしいけど)ネットで見るほどきれいにならず(研いで磨いたままのほうがきれい。写真ではきれい)。コレじゃお金もらえんw


そういう仕組みなら別にこの溶剤じゃなくても行けんじゃね?とアセトン沸かして捨てワゴンRで下地処理なしでやってみた。この方がうまくできてるように見えるw(レンズがカット付きだから粗が分かりにくいw)




アセトンスチーム後 (違いが判らん?)


専用液剤はつまり、揮発時間を調整された溶剤。



世間の見解は蒸気当ててコーティング。だが。

研いで磨きなし施工が標準みたいなのだが、薄い塗膜で消えないペーパー傷(1000番程度)が蒸着膜厚で消えると思えないので(実際消えない)&樹脂素地以外は変化なしなのでコーティング膜としては微妙。


とりあえずプレオさんは経過観察。



他に実験してみようにも手持ちのクルマが軒並みガラスレンズ車と何かしら塗装済みあるいは保護フィルム施行済みなのでテストできず。

お友達にテストドナー募集したらちょうどやってみたかったという車両が見つかったので、

実験その2 ワーゲン

まずコーティングはがさずそのまま→まったく変化、効果なし(モノ的に実際には表面にオーバーコートする類の機能は無いと推測)


元のコーティングを研いで→手研ぎで全く歯が立たない(外車のコーティングめっちゃ固い)→エアツールで研ぐもほぼ歯が立たない(時間かければ行けるけど時間かかる)


施行→剥がれてるところはなじんできれいになるが、コーティングが残ってるところはやはり変化効果なし。(完全に剥がさないとスチームは使えないね)


試しに触ってみると指紋つく。溶けてるね。かぶせて施行したら指紋消える。溶けてるね。


右側は古典的にコンパウンドで磨くだけ。仕上げに2液硬化のコーティングワックス掛け。


見た目は施行した左側のほうが若干青いがほぼ遜色なし。手間考えたら・・・?








ちなみにどちらも樹脂そのものの劣化はカバーできない。







ワーゲンさんは左右仕様違いで経過観察。 


実験その3 デミオ

表面溶かして均してるのは間違いないので、

試しに原液で直接拭いてみる→がっつり溶ける→透明度を保って乾く(拭きむらは残る)


触ると溶けてるのがわかりやすい


原液を直接吹いてみる→途中で気化して青い顔料(染料?)だけ残る→曇る(流量変えたら少し変わるかもだけど)


ウレタン塗料のシンナーで拭いてみる→がっつり溶ける→曇る→乾きながらひび割れる(適当な塗料で塗るとシンナーの影響でこうなる)


破壊テストかw


調整された溶剤をむらなく当てるための蒸気なのだな。

トルエンとアルコールと重曹と湯沸しコッププ買ってきたら自作できるよw


破壊したままだと日常に困るので、がっつり研いで



右ライト→車上で塗装。


左ライト→スチーム (時間かけて研いだら(っても国産は元のコーティングが柔らかいから&このクルマは形状が単純だから比較的楽)スチームも比較的うまくいった)


デミオさんも左右仕様違いで経過観察。



実験1.2.3で分かったこと

・表面に膜コーティング効果はほぼない。
(溶剤で溶ける樹脂素地以外には何の変化もないので膜厚のあるものが表面にオーバーコートされる事はない。(艶消し樹脂の艶が出るようなことはない)コートされていたとしても膜厚はワックス程度以下(計測はしてないので実際には不明))

・元のコーティングをがっつり剥がさないと施行できない。

・表面溶かして滑らかにしてるだけ。

・顔料(染料?)の青みが樹脂表面に溶け込んで黄ばみが目立たなくなるのかもしれない。

・顔料(染料?)の青みが紫外線赤外線透過率を下げて黄ばみの時間を若干稼げるかもしれない。

・結局がっつり研いで磨かないといけないから施行手間的にはがっつりお金いただきたい。
(お手軽とはいいがたい)

・出来のきれいさは素地の仕上げと素地の劣化状況次第。

・表面溶かして均すので表面硬度あるいは剛性が若干上がるかもしれない。

・電動ポリッシャーで15秒で終わる作業に30分以上かかる。耐候性メリットが長けていればアリ。同等ならゴミ。

・車両から外さなくていいので塗装するよりは手間は少ない
(今回のデミオみたいに車上でそのまま塗装可能なパターンもあるが)

・新品のヘッドライトユニットに交換が間違いない。



3年とか5年の耐久性と作業の魔法感を売りにして注目されているが、

耐久性はこうご期待。

動画でよく見る蒸気で曇りが取れていくところは全作業工程の5%程度。見せ方だねw

時間工賃概念も仕上がりの安定感も施行後の責任も必要ない趣味DIY作業には面白い素材だと思うよ。
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Posted at 2018/08/05 03:33:19

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