四千年の歴史を持つ中国は王朝交代の歴史であった。
隆盛を誇った王朝が衰退すると、各地で流民が発生し、大規模な移動を繰り返し、
その中で豪傑やら英雄が現れて、そいつらの一人が次世代の王朝の初代皇帝になったりする。基本的に中国というのはそういう歴史の繰り返しの上で成立している。
一方で日本列島については、このような大規模な流民の発生というのはあまり行われず権力交代は基本的に庶民層とは無関係に行なわれていたといっていい。
しかし、当今の特に都内の場合、庶民たちが連休ともなると、いにしえの唐の長安の都の如く、人々が活発に往来するようになる。
※神宮外苑にて
スイスポを購入して以来、その面白さに惹かれてしまい、すっかり、スズキ贔屓になってしまった。欧州の大衆車のようなニュートラルステアはコーナリングでの気持ちよさをもたらす。ザ・FFという感じとは少し異なるように思える。
当今のクルマにしてはまことに軽量で、当方が所有する31型スイスポについていえば、M16Aエンジンというのが気持ちよくふけあがる。軽快である。
ゆえに、乗せられている感覚がないのも良い。速さだけならいくらでも他に選択肢があるのだけれど、アクセルを踏んで普通に速いクルマは、それ相応の目的(レースやラリーで勝つ等)に留めておいてほしいなと思う。
とはいえ、電スロの違和感が若干あるといえばあるし(標準のスイフトは電スロではない)、どうでもいいところにコストカットが包み隠さず見せられている点も庶民派スズキらしい。
さよう、庶民なのだ、スズキは。が、相当に資質のある庶民であり、次世代の自動車業界を担ってほしいと思う。
当今の自動車は大きすぎるように感じるので、スズキのように軽自動車主体のメーカーがメインストリームになると面白いのではないかと思っている。
と、お隣の鈴木さんもご近所の立ち話で仰っていた。
さて、そんなわけで、私も庶民のごとく流民の真似事をすることにした。すなわちクルマ移動である。
都下でエンジンオイルとミッションオイルを交換し、カチッとシフトフィールが決まるようになったものの、硬質さでは柔らかい部類に入ると思う。インプレッサを軸に感じてしまうので、この点は致し方ないし、昔のマニュアル車みたいにぐにゃっとした感じではないので、この点も好印象である。
仮にスープラ白メガネ氏としておくが、その人物とコンタクトをする機会があり、都下で落ち合うことにした。この辺りはおそらくインフラ整備する前に宅地化が進んだために、慢性的に渋滞している。
当初は単身で奥多摩に行く予定ではあったが、神奈川県唯一の村まで行くことにした。
氏を助手席に乗せ、何度走っても覚えられない複雑錯綜っぽくみえる道路を通過し、ようやく中央道に乗ることができた。31までのスイスポは五速までしかなく、6速に入れそうになるので、「5速!」とアピールするシールをステアリングに貼っているのだが、一回だけ入れかけてしまった。5速アピール自作シールをステアリング一面に貼ることを決意した瞬間であった。
インプレッサが6速なのでついそのクセが出てしまうのだ。国産から外車に乗るときにウィンカーとワイパーを時折、間違えることがあるのだけれど、似ているような気がする。
せっかく、ミッションもリビルト品とはいえ新品なので、5速寸止めをよくよく留意しようと思う。5速の領域でもまだ伸びしろがありそうな気がするし、ギアがクロスしていることもあり、ついつい5速から一段あげたくなるのも理由である。
ちなみに、氏は昔、アトレーに6速があると勘違いして、エア6速をいれそうになったとか。
氏の提案でまずはオギノパンに来訪することに。
数年前に家人と来たきりだけれど、相変わらず繁盛しているのだなと思っていたタイミングで流面形、発見さる。
仮にオーナーの名称を昭和人以上に昭和氏としておこう。
GT-Fourではなく、FFツインカム、ビューティの4AG搭載モデルである。
が、そこに親近感があり、私もリトルソアラ(AE92ソアラ)に乗っていたので、ひょっとしてスペックも似たようなものなのだろうか。
といいつつ、カタログを持っていたりするので(4AGが型落ちする前のもの)参照。
AT160でグレードはGT(3S搭載のGTもあったが、そちらは2,000CCだが、こちらはむろん、テンロク)。グロス130馬力で1,080キロ。
あっ、31スイスポといい勝負かも。
そういう実感はたしかにあった。
オギノパンから鳥居原(ダム開通頃に徘徊していた私からすれば別世界)に向かってゴー。
氏は高校のときに31スイスポに憧れていて、購入候補にも入っていたらしい。
仮にセリカがダメな場合の購入候補として、青色のスイスポも候補に入れているようで、静かなるエキサイティングを感じた次第である。
鳥居原辺りをホームにしている中東のクルマ好きの知人に連絡して合流してもらった。いかついV8シーマで登場。
もともと本国で32ローレルに乗っていたこともあり、以前は購入も検討したものの、ピラーレスということで剛性面で懸念があるといった話を昔していたものの(ラグジュアリーカーでスポーツ走行をするのが愉しみのようだ。32のセダンという手もあったかもしれないけれど)、結果的にF50シーマとなり、その他、35ローレルや34スカイラインもあるけれども、どうやらこれが一番らしい。
ちなみに、この個体は4.5リッターで前期のみに設定されたVK45DDを搭載。
DDはダイレクトインジェクターで前期ではレア。海外ではDEとなる。F50シーマでは2001年から03年式まで採用)を搭載。スロットルバルブの掃除も必要で、プラグも専用品。が、燃費がよく、アホみたいに飛ばすのにリッター7キロは出るらしい。ウチのスイスポとあんまり変わらない(ウチのスイスポが悪すぎるともいえる・笑)。
折角の交流を深めるために、体験走行をお願いしたけれど、ここでは詳述できない(笑)
一ついえるのは、非常に優れた性能を有していること。走る停まる曲がるという三要素がすごくきちんとしている。日産のフラッグシップ(当時だとプレジデントかな?)だっただけのことはある。
今回は一時間ほどの対面だったけれども、またよろしく。
丘の上の住宅街としか覚えていないのに、途中ではぐれてもしっかりと昭和人以上に昭和氏の自宅前に着けちゃった私(途中ではぐれた・笑)。
「スイスポは黄色よねー」「エッセはのクラッチはワイヤーだよ」といったお話等をクルマ好きのご母堂として辞去(お久しぶりでした。お父様もお元気らしい)。
スープラ白メガネ氏がいるので、再び一台二人乗車体制。
街道沿いで銀座界隈もびっくりな超高級寿司(私見)を食って、スーパーに連れて行ってあげて解散(笑)
今日も夕食を食いにいこう云々の話が出ているけれど、雨脚が激しくなってきているので、今日はスバルの施設にでも行こうかな(爆)
今日はさすがに流民の移動はないと思われるので、最適といえば最適。
が、雨で車体を汚したくないと思ってしまう私がいる。数年前までは気にしなかったんだけどなあ。洗車が面倒なだけだったりするんだけど(爆)
どなたかワルめーら邸で飲みましょう。
六甲の美味しい水を片手にSODの作品でも観ましょう!