• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2017年07月09日

ビートとサーキットアタック

ビートは良いクルマです。サーキットにもきっと合います。
何せエンジンは最高です。出来ればGT-Rみたいなクルマが来ないワンメイクがベストですよね。
FFや4WDをコーナー入り口から責め立てて、逃げる彼らを出口で見送る事を良しとできれば大丈夫。

旨くできればコーナー進入・脱出速度が彼らより高いので、逃げ切れるかも知れません。

さてそう言うぎりぎりの性能値だからではなくて、もちろんコーナリング云々でもなくて、今回お話するのは『じゃあレーシングマシンとして見た際のメンテナンス』ということで。


まね、この世代だと足ぐらい交換しときたいよね、とか、当然ブレーキ強化まったなしではある……んですが。

ごめんなさい。ビートでサーキットは普通にオススメしません。
メンテナンスという観点からでは今からはもちろん、過去でも相当きちんとしたショップが背後に居ることが前提になってしまいます。

あ、自分で出来るヒト除きますよ。

オススメできない一番の理由は、MRであること。やっぱ冷えない。ここ最近のサーキットは気候の変化なのかなんだか知らないけど、路面温度上昇が早く、せいぜいまともなのは4~5月程度だとお考えください。
6月以降、日差しが強いと考えられる路面でのサーキットでは、EF8ですら厳しい状態に入りました。

冷えない、ってのは空気が当たらないというのはもちろん、路面からの熱入りが激しい時期には『もうどうしようもない』んです。

ごく最近のクルマだと、底面フラット化に伴い十分にエアフロを考慮されていて、流れるんでまだマシでしょうけども。
ビートはインテークから入らない、底から抜けない、ラジエターは厳しいとどうしようもない。
S660は更に、前足の容量不足が大きい不安要素となって襲いかかります。まあエアフロは恐ろしく良くできていて、下が駄目でも上半分で空気の流れを作っていること、空気取り入れ口は『上』が開口していることがあってかなり有利なんですよ。
パイプレイアウトがエンジン上面に合わせて水平に並んでいて、上と下に空気の流れを作っているのは流石ですよ

https://minkara.carview.co.jp/userid/1049504/album/7236/

しかも後方への抜きも充実。今風、ではなく、今だからここまで徹底できる。

しかしビートはそうはいきません。実は私はミニスカそのものは「あー、そうなるよね」とは思いましたがそれだけでは『あまり効果がない』と思っています。
エアフロを作るには『導風板』と『気圧差』が不可欠です。
大穴あけただけではコントロール出来ず、ただもわもわと空気に触れさせることができるだけで、効率的とは言いません。
そしてそれには出来れば走行時に発生する負圧を利用する。
だのでS660のようなスリット形状になる、と思っています。

スリットにより発生させた負圧で抜きをかけると、空気の流れ=エアフローが発生するのでそれを効率よく導風するのです。
だので導風板ありきではなく、そこにまず負圧アリ、なのです。

まあ熱風を当てても意味はないです。
そう言う意味で熱い路面でビートは辛い。世代的に平成一桁マシンは路面から吸って路面に吐く形状なんですよ。
だからボンネットは旧時代には穴を開けて『上から下へ』、後期になると『下から上へ』と変化しました。
良く知られている不具合に、下から上に抜くようにした抜きボンではワイパーゴムの劣化が早いとか言われてましたね。
まあ当たり前です。そんだけ熱がゴムに吹き付けるってわけですから。

熱を抜くエアフロを実現できるのはスタジオリベルタのトランクリッドでしょう。ただあそこまでやるとトランクも駄目になる……あ、サーキットユーザーのビート乗りでは問題ないでしょう。
当然ラジエターのカロリーアップ、冷却ファン効率アップ、下回りの断熱等様々な苦労をしても、夏の暑い路面には勝てません。

だってハードコンパウンドでも持たないんだから。あ、そのくらい最近の路面は熱いって話です。

熱は様々な劣化を促進します。
熱が籠もるとエンジンオイルは当然劣化しますし、怖いのはミッションオイル。
ミッションオイルは冷却方法がなく、ビートくらい小さいとそもそもの量も少なく、対策は交換周期を早める程度しかない。

そこにLSDなんか……ってことです。

ブレーキの熱により足回りにダメージが。ストラットなんで逃げ場ないし。結果減衰力は走行中に早々にセッティングずれが起きてしまうことに。
S660では各社結構苦労して考えているようですがね。
当然DOT4も熱っ熱に。

何にせよ、同世代より遙かにエアフロに優れたビートですら、問題はブレーキの熱い気抜きとエンジンの冷却ってお話です。
サーキットにおいてダメージの大きいオイル回りを注意されるのはもちろん、交換周期もかなり早くなることでしょう。
断熱・排熱を馬鹿にすると、つるし純正のGRBインプレッサのブレーキの如くなりますからね。

まとめると
・ブレーキ強化、冷却系強化とケミカル交換は早めが重要
・メンテを考慮すると、バックにショップが欲しい。MRだとエンジン見るだけでも超・面倒

ロールケージ組む前にこのくらいはいるかなぁ。
やっぱビートでサーキット行くのは抵抗あるなぁ。
ブログ一覧 | | クルマ
Posted at 2017/07/09 08:15:31

イイね!0件



タグ

今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

ちょっと‼️この噂知ってた😳⁉️ ...
なぉなぉちゃんver.2さん

2025 網走&知床 巡り 前編
hokutinさん

♦️SurLuster♦️ 祝 6 ...
taka4348さん

「ジュラシック・ワールド復活の大地 ...
トホホのおじさん

歩いてみんと分からんにゃあ〜?😅
S4アンクルさん

今朝はむさしの森珈琲でモーニング♪
kuta55さん

この記事へのコメント

2017年7月9日 10:42
水温管理より、油温管理が重要だと考えています。

暖気終了の判断は、85℃を越えること。
上限は、120℃以下に抑えること。
コレが管理出来れば、OKかと。

冷却系補強の前に油温について、1.5シーズンデータを蓄積してから、銅2層ラジエータと、当時TYPE-Rで設定されていた、ホンダ他車種流用水冷オイルクーラーを導入したところ、暖気までの時間は変化せず、高負荷時の油温はどんな場面でも、10~15℃低くなったデータを持っています。

高効率冷却水の効果の確認だけに、水温計を導入するのは、コストパフォーマンスが悪いかと思います。

ラジエータキャップの解放圧を純正0.9kgf/cm2→社外1.1か1.3kgf/cm2に変更していますが、油温を先に書いた120℃以下に抑える走らせ方をすれば、タレを感じることはありませんでした。
コメントへの返答
2017年7月9日 10:52
油温管理と水温管理は同等で、冷却水だけが冷却系に該当する為通常は水冷強化を行います(油冷能力付与は油圧管理が不可欠で、VTEC車両では禁忌の為個人使用される方は少ない)。
これに従い、水冷強化+油温計が一番良い選択肢であるのは敢えて考慮するものではない事、敢えて言う必要ないですよね。

ただ今回モニタの効果を数字化するなら安い水温計の導入・じ後配管毎撤去(ラジエタ毎冷却系の交換)でも4,000円の捨て値なら悪くないかと言うお話です。

油圧および油温計装着はエンジン配置や温度および配線の都合面倒だし、今は車検を除きタコメーター以外不必要ですね
2017年7月9日 22:17
こんばんは。

サーキットって大変なんですね(´・ω・)

でも、素人なりに楽しかったですよ!?

速く走るよりも、いかにうまく追い抜いてもらうかを楽しんでました(笑)
コメントへの返答
2017年7月9日 23:49
走るには難しさはないですよ。
かかる負荷を考慮した整備をビートで考えると、と言うとこですね。
ビートでサーキットは整備の面からは面倒で金がかかるってだけです(笑)
どんなクルマも勿論変わりませんけど、ビートじゃやや面倒だなと。

プロフィール

「やっぱ売れるの早。年末自宅で買おうと思ってルるが狙いの前期最終型から後期型で良いの残るかなあ」
何シテル?   06/23 08:49
憧れのCR-Xを手放し、そして今、初めて憧れたビートを手にすることが出来ました。 今でも最高はZCエンジンだと信じて疑いません。残念ながら乗っていたのはB16...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

燃費記録 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/03/28 22:17:46
 
やっぱりDOHCだね! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/02/19 12:46:36
秋。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/11/26 22:40:49

愛車一覧

アメリカその他 その他 アメリカその他 その他
助手席に括りつける予定。まずは輪行に慣れないとそれも意味はない。 とりあえず走り慣れして ...
ホンダ ビート REBEL (ホンダ ビート)
初の白、初のオープン、初の2シーター、そして初の憧れの車。初めて見て以来、ずーっと憧れて ...
その他 ZERO9 その他 ZERO9
車載可能な、搬送可能なモビリティとして購入。最もパワフルでギリギリ原付の電動キックボード ...
ホンダ フィット RS (ホンダ フィット)
―ようこそ!失速のない世界へ― Rord Sailers 黒いクルマを乗り継いできて、 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation