私は色々経験してきましたが、友人や弟子が散々車を壊してきている中、事故といえる事故はEG6で初心者時代にすべて経験したきりです。
正直に言えばあんまり礼儀正しい走り方ではないので、それこそ恨まれて突っ込まれたり、停車したら文句を言いに来られそうだと常々思っていましたが。
面白いことに事故を起こしたのはEG6時代だけです。
サーキットでも突っ込んだりしたことはありません。
多分、EG6所有の後半から競技参加して基礎の基礎を学んだからかもしれません。
その基礎を教えたつもりの弟子が、友人同様の自滅型ってのもどうなんだろう。慣れは構わないが壊すなよ、と。
あ、きちんと自爆で無傷ってのも友人同様。友人の方はそんななんでサイボーグだのT-1000だの呼ばれてたそうで。
あっちはあっちで車ひっくり返すのが当たり前になってたからなぁ。もう会えてないので、元気だといいなぁ(生存確認はできてる。コロナにもかかってないらしい)。
そしてふと自分のビートを振り返る訳ですが。
過去はできる限り性能の高い部品を突っ込んで、物理的にガッチガチの車に仕立てた高性能による事故回避車両でした。
GE8を経て純正のバランスの面白さを覚えて、ライトチューン・部品性能変更程度で楽しめるようになったと思っていて、EF8もアジアン・海外タイヤを散々使いました。
安いんで使い倒せるし。
そこに来て軽量小型の軽自動車ですからね。EC204を覚えて満を持してのネクストリー導入決定です。
最近のベーシックタイヤは正直に言えば一昔前のセカンドグレードタイヤ並の性能があります。
スポーツタイヤに至ってはグリップが高すぎます。ハイグリップはSタイヤもどきレベルです。
RE-01→アドレナリンだと思って良いと思います。もちろん同様ではありません。前モデルを二回履き潰した結論は「柔らかくて扱いやすい、グリップも相応に高い」でしたので、ストリートで楽しむぶんにはきっとアドレナリンがおすすめでしょう。
もしスイスポ買うならアドレナリン履きますよ。爆安だし(今回買うネクストリーと価格に差がなかった)。
今はチューニングに興味がないのではなく、必要性が少ないのでイケる、体を車に合わせる事ができるようになった、というだけだとは思います。
そっちのが面白いから。
がっちり物理的に締めてしまうと車の動きがソリッドになり、ある程度の限界があがります。
その分機械的な踏ん張りが強くなり、どのレベルでも完全なグリップ走行になります。
"On the rail"と言えば聞こえは良いけれど、不安もなにもないそのレベルは面白くはない。
より車として保ちがよく、車体へのダメージを低くするには純正部品のバランスは最適なんです。
そして、言ってしまえばスタビレスで動く足回りの方が非常に面白い。
動きがある分、前駆症状も見える。リアが出る前の動きや僅かに浮いている感覚なんかがわかりやすくなる。
変な話、ビートに乗り始めて急にGT6でリア駆動車を破綻させずに走れるようになりました。
GT sportでもリア駆動のが楽しめるようになり、未だに首をひねっていますが……逆に今FF乗るとどうなんだろうっても。
この辺自覚なく扱えるようになったのも、私が無意識な部分で車を扱う経験を貯めようとする考え方の根拠というか、車の性能の考え方につながっています。
体が覚えさえすれば良い。車に合わせられるんだから、イジる必要はない。そういう事になるんです。
この目覚めもEG6の時。ある日突然理解できたあの全能感、自分の体の一部に感じられるようになったあの感覚。
ソレは今でも変わらないと思います。
文字通り、車は私の一部分であり、其のための理想を詰め込んだらビートという形になった、そう思っています。
まあ。も少しだけパンチが欲しい。せめて気持ちよく山登りがしたい。失速しない加速力を。
これが、ロードスターやスイスポに意識をもっていかれる理由なんだから。
ともかく足も、まだ手に入る無限に変えようかとも思う訳です。
価格はともかく、目指す方向に一番近い足なんじゃないかと。へたりにくく、ある程度ストロークがあり、純正+レベルだと。
25周年で出たHONDA ACCESSモデルは初めて見た時、純正車高に驚きましてね。
純正足よりは無限足が欲しいと思います。
予定していた10月を前にして、ようやく頭がビートに戻ってきたってのもありがたいことで。
先日のアレが効いた。道志みちが気持ちよかった。アレが楽しすぎた。
で、ネクストリー注文してきました。いつもの矢東タイヤさんで。
ここはメーカー倉庫直送で来る上、今回なんか「地方在庫あるらしんですけれど、9月にできたてが出るらしいんですがどうします?」ですよ。
まだ覚えています。「古くてすみません」と履いたタイヤが古いどころか3ヶ月以内だったことを。
「アドレナリン、堅かったですか?そう言って降りる方多いです」
店長らしき彼の言葉。
いや、BSでいうなら非常に柔らかく、横浜の如く路面を伝えるのでお気に入りでしたよ?とは言いませんでしたが。
S-driveのようにステアリングに伝わる素敵な感触がないのは事実ですが。
流石に海外在庫になるアドレナリンは古くてね。正直いうとそれが一番の理由でした。
なので、EC204履いてる事と、長年ここを使ってることを伝え、「矢東さんだと必ず新品をくれるんです。悪くても半年以内で揃うから、他で買えませんよ」と答えておいた。
在庫タイヤは、メーカー保管ならまだしもショップ保管はねぇ。
ということで9月頭納期です。秋口、ツーリングシーズンにオイル交換を間に合わせて完了です(車検もあるけれどね!)。