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イイね!
2025年05月31日

レーシングカートのドライビングで学べるもの

レーシングカートは超小型でバイク並みに小さいエンジンを積んだMR車両です。
しかも構造上、サスペンションがないリジッドな足回りという、普通にハードな乗り物です。

ですが、それだけにかなり覚えられることもあります。
なんだろ、私の中ではドラテクってのは車の挙動を覚えて操作するものであって、決して速く走るためのものではないとは思うんですが。
まあ、結果的に「正しい操作を精密に行うことで時計に現れる」という持論もあり、正しく精確に操作ができるとタイムが縮む、より合理的で適切な操作ができている、と判断しています。

ビートに乗り換えてからは挙動がサスペンションの差だけになるので、ずいぶんフィードバックできました。
かなり良かったですね。

私が目指す街の遊撃手、その第一歩はこの辺にあると思います。

さて、で、結局私は旋回フリークでもあるんで、軽量・小型は外さない。
なぜか?車の旋回は四つのタイヤの距離でほぼ決まってしまうからですね。
よく言われるホイールベースとトレッドの関係性、黄金比であれば1.62を割り込みたい。
私がNDメインで期待しているのは、ビートから横に引き伸ばしたようなディメンジョンになるからであって、さらにホイールベース・トレッド比は1.5台と驚異的。
間違いなくコーナリングマシンですね。

ビートは逆にホイールベースがかなり長めで、テールハッピーにならないようになってる分、動かすとかなりぎこちなく一気に行く。
特に車高調だと短足化するので余計カートっぽくなる。

さてさて、それで気づいたことなのですが。
基本、慣性の法則で運動を続けるという意味では船も車も変わらない。
船に近い動きをするのがホバークラフトで、これらで旋回する方法が意外にレーシングカートに近い感覚だったりする。

要するに滑るのね。

車ではなかなか再現したりそういう状況になりにくいわけですが、レーシングカートと車では操作感がやたらピーキーに感じる最大の理由が、サスペンションがないってことになります。

サスペンションがないので、フロントタイヤのグリップはきっかけに過ぎず、減速姿勢でステアリングを切るとイン側のリアタイヤが一気に浮きます。
それも一瞬で。

結果、ブレーキでヨーを一気にかけるドリフト状態に持ち込めます。わかりやすくスピンモードに入ります。
完全に浮くわけじゃないので引きずる音や感触があるんですけどね。

アクセルを踏んで加速を開始した瞬間にオーバーステアが収束して加速を始める。
だので、慣れたらアクセルで曲げていく感じになります。

そういう動きはどの車でも発生する訳で。例えばフルブレーキでノーズダイブ状態にして、やや抜きからステアリングを入れていくのが乗用車でのヨーイングな訳ですが。
乗用車だとそうそう足が浮くことはありません。EFやASはほぼノータイムで浮くんですが……
この接地性の悪さが頭の入りの良さにつながっていました。曲がるFFの犬しょん旋回って奴です。

これがビートだと、腰の後ろが動く感覚です。ただビートのリア足、非常に良く出来ているので抜け切らないはず。まあ、直角に近い形で荷重変化させると一気に滑って多角形になったりしますが。あ、たぶん外から見てもそこまで見えないとは思います。

そんな、レーシングカートとの差が面白くて積極的に曲げてく感覚が楽しいのです。

荷重がどこにかかってるのか、どうすればそれができるのか、今どのタイヤに荷重がかかるのかが理解できる。
レーシングカートでできることは、乗用車ではより楽にできる。
FFでも同じで、旋回そのものは緩いけれど、ブレーキと旋回の入り方、安定させるリズムもわかります。結構無理させて旋回させることもできるんですが、一番合理的な、安全な旋回ができるようにこころがけると姿勢の揺れがなくなります。
純正足で乗用車の場合、旋回中ふらついてるのを見かけたことありませんかね。
アレは無理に曲がろうとしてます。
しかし、曲げ方が正しいとまるで車が生き物であるかのように姿勢を作っていきます。これは外から見ているとわかります。
で、結果どうなるかっていうと、タイヤの削れ方が穏やかになるわけです。
もちろん、よりグリップを使う方法もわかるので、曲げていく・速度を上げていく方法にも気づきます。

なので慣れれば自在にタイヤを鳴かせることも容易になりますね。タイヤの寿命を確認するのもそれでやってたり。

それで何がどうなるんだ、って思うかもしれませんが。
より丁寧にしたり、タイヤを温存・使用したりできるってこと自体は運転と直接結びつかないちゃ結びつくものじゃない。
出来たところで、わかったところで直接タイムにつながるわけでもない。
でも、燃費に効く運転や、コース攻略時に「何が原因なのか」はこういう点で走りながらリアルタイムで分析しながら詰めていく訳です。
これがかのニキ・ラウダだとさらに分析できるんだろうか、とか思ってしまう。

そして、これをある車で物差しを作ってさえしまえば、乗り比べて性能差をインプレッションできたりするわけですよ。

そういうことです。
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Posted at 2025/05/31 23:06:22

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