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BMW VisionEfficientDynamics Concept-1
こちらは昨年BMWからプレス発表された、アクティブ・ハイブリッド・テクノロジー採用のハイパフォーマンス・コンセプトカーです。
コンパクトな3気筒1.5Lターボディーゼルエンジンをリヤアクスルに配置、「ActiveHybrid 7」でデビューしているプラグインハイブリッドシステムを搭載しています。フロント及びリヤ・アクスルに各々1台、計2台の前後輪駆動電気モーター(80馬力)を搭載するRR派生の四輪駆動方式で、合わせてシステム最高出力356馬力を発揮、最大トルクは800 Nmです。
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【予測性能値】
●発進加速性能 0-100 km/h 4.8 秒
●最高速度 250 km/h
(電子制御による制限値)
●100km当り燃料消費量 3.76L
●1km走行当りCO2 排出量 99グラム
●プラグイン・ハイブリッドとして燃料を消費
して行う走行サイクルの全てを電力のみで
カバーすることが可能
●CO2排出値 1km走行当り 50 グラム
(EU 電気併用)
(消費する電力生成エネルギー減算含む)
●効率的な回生ブレーキコンセプト採用
●生成した電力は98 個のリチウム・ポリマー
バッテリーに貯蔵
●電気駆動のみで約50 km 完走可能
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【デザイン】
●軽量構造と空力特性を徹底的に追求
●フォーミュラー1 のノウハウを採り入れて開発されたエアロダイナミクスにより、空気抵抗係数Cx はわずか0.22 を実現
●走行状況を先読みするエネルギー・マネージメントの採用で、あらゆる状況において燃費の最少化を徹底追求
●ポリカーボネート・ガラス製のルーフとドア・インサートは、入射光に反応して自動的に暗くなる機能を採用
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全高1.24 mの車体は、アーチのように弧を描くルーフ・ラ インを特徴とし、クラシックなグランツーリズモの持つスリムなシルエットにデザインされています。
内燃式エンジンをリヤ・アクスルの前に搭載したことで、このクルマのフロ ント・エンドは低く抑えた流線型にデザインできました。
ボディ・デザインに組み込まれた無数のディテールは、いずれもBMW がF1 の舞台で得たノウ ハウをもとにしています。ボディの数多くのエレメントは、BMW ザウバーF1 に装備されたエア・ ディフレクターやガイド・ベーンと同じような役割を果たします。
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ボディモックアップの製作加工作業風景1
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ボディモックアップの製作加工作業風景2
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【全座席へ快適に乗降できるガルウィング】
このドアは、フロント・ルーフ・ピラー基部のサイ ド・ターン・インジケータの位置にある旋回軸を中心に回転しながらはね上げます。B ピラーがな いため、大きなドア開口部からリヤ・シートに楽に乗り降りできます。
また、ドアの旋回軸はドア・ ミラーのベースにもなっており、その結果、機能と美観に配慮した理想的なデザインを実現して います。
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インテリア・デザインにおいても、革新的な多層化技術によって意図的に最小限まで抑えたスタ イリッシュな造形と機能との間に比類ない共生関係を生み出し、室内においても一貫してその 軽さを視覚的に表現しています。
運転席と助手席がセンター・コンソールに接続されていることで、「室内の風景」とも呼ぶべき一 体感のあるインテリアを形成しています。
⇒⑤に続く
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Posted at
2010/06/10 08:22:03