
今年も5月15日(日)に本州最南端、和歌山県の串本の東側にある古座川をカヌーで清掃するという観光協会主催のボランティア活動が有るというので、顔を出してきました。
カヌーをするのは8ヶ月振りです。。
今日のブログは清掃ボランティアを前に5月13日の深夜に古座川入りし、サンバーで車中泊をし14日の朝から登った「少女峰」のについて書いてみました。
「少女峰」とは古座川の河口近くの「月野瀬」集落近くに鎮座する、ご覧の様な一風変わった風貌の岩峰です。
この岩峰が「少女峰」と呼ばれている事と、その名に由来する悲しい伝説がある事を昨年末頃にインターネット上で知り、以来、無性に登頂してみたい気持ちでいっぱいでした。
この岩山にまつわる伝説とは・・・。
「熊野路や祓の川の清ければ、月も尋ねてこの瀬ぞ住む」と古歌によまれた月の瀬は、清暑島の上流にあります。その対岸に高く聳えた峰を少女峰といいます。
ここの土地の人は十七夜岳ともよんでいます。
昔むかし、月の瀬に「おふじ」とよぶ17歳になる年頃の娘がいました。
美人で気立てがやさしいという「おふじ」の評判を聞いて、この周辺の若者達は誰もが嫁にほしいと思いました。何人もの若者達が手を盡して頼んでみましたが、「おふじ」はなぜかどこへも嫁に行きませんでした。
実は「おふじ」はひそかに近くの重畳山のお寺にいる修業僧に思いを寄せていたのでした。
一方、古座沖にある九龍島に、藤四郎という熊野水軍の頭が、「おふじ」の評判を聞いて是非とも自分の妻にしたいと考えていました。
ある月明かりの夜、藤四郎は手下を従えて「おふじ」を無理やり九龍島へ連れて帰ろうとしました。
「おふじ」は修行僧に助けを求めようと逃げる途中、追っ手が迫り、誤って岩場へ迷い込み逃げ場を失ってしまいました。
海賊(水軍)に身体を捧げるのなら、想いを寄せる人の為に純潔を守ろうとその高い峰から川の渕へ飛降りて亡くなりました。
毎年夏がくると川岸にさつきの赤い花が咲いているのは、「おふじ」の化身だといいます。毎月十七日の夜、村の人達が河原で「おふじ」の霊に線香をあげて供養しているそうです。
(以上、一部に古座川観光協会案内文を流用させて頂きました。)
・・・・・見事なまでの大和撫子ぶり。。。
こんな女に愛されたかったな~。。
実は、私が9歳の時に他界した母親の名前も「ふじ」だったので、この地と「おふじ」の物語になにか凄く引き付けられるものを感じていました。
(*登山の詳細は「フォトギャラリーをご参照ください。。。)
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車で登山 | 日記
Posted at
2011/05/17 22:19:24