新見までは日に8往復しか来ない、姫新線の単行ローカル気動車です。。
JR西日本さんの殆どの廃線候補なローカル線に住み着いている小型両運転台式気動車・キハ120型です。
そういえば姫新線の末端区間も、いつ廃止になってもおかしくないとネットニュースで見たような気がしました。。
これはもう今のうちに乗っておかないと、次に来た時はバスに転換されていたという事態も絵空事ではないなと思い、急遽、姫新線ローカルに乗ってみることにしました。。(^^♪
一人旅はこの様に急遽予定の変更が出来るので最高です!(≧▽≦)
今夜の宿は福山に取って有りますので、最終電車までに福山に辿り着けばいいだけです。。
・・・ということで、キハ120型の解放添乗席側に陣取り、早速、前面展望がぶりつきます。。(≧▽≦)
1日たったの8往復だけあって、草茫々感が半端では有りません。。
そして何よりも、御覧の様な制限25km/hの区間が多い事。。。
これは、土砂崩壊や冠水等の自然災害を受けた後、本復旧をせずに、線路の土砂だけを取り除いて仮復旧させた区間で、法面の整備等にかけるお金が無いから、取り敢えず速度制限をかけて列車をとおしているという状況です。(´・_・`)
どうせ廃線にするからもう余計な費用は掛けませんといったところでしょう。。
一日当たりの全乗車人員はたったの306人、営業係数1349!つまり100円を儲けるのに1349円も使っています。。
それなのに、運賃は安過ぎ!
新見~津山間は71.8kmで1340円!
せめて倍の2680円にしないと、とても生き残れませんね。。
「国鉄」のままなら今の赤字のままでも営業を続けるしょうが、昔むかし、当時のアホな国民が政治に踊らされて国鉄を民営化してしまったものですから、当然、市場原理が働き、儲からないので線路の修理も満足に行われず、廃線案が出されてしまいます。(´・_・`)
私は左翼ではありませんが、国鉄の分割民営化だけは断じて反対でした。
なぜなら、鉄道は軍事施設であり非常時ライフライン施設の一部だから、市場原理で簡単に廃線にしてはいけないからです。
どうも日本人は「軍事●●」という言葉にアレルギーを示し過ぎるようで、事の本質を見抜く力が戦後教育で消し去られた様な気がしてなりません。(ノД`)・゜・。
駅舎は風情が有り、観光資源として生かせると思うのですが、なかなか世の中はそう甘くは無いのでしょうか???
・・・またまた現れる「制限25km/h」が痛々しいです。(ノД`)・゜・。
一昔前は、姫新線と言えば10両編成の気動車急行「みまさか」「みささ」号が走る大動脈路線だったのに、中国自動車道が完成してから人々の生活は車中心へと移り、以来、凋落の一途です。。(/ω\)
鉄道ヲタクの私としては、いつまでも残って欲しいのですが・・・。
正にトトロの森の「猫バス」の様な列車です。。
中国勝山駅も、隣の月田駅同様、昔は急行列車の終点で、材木を積んだ貨物列車なども行き交う大きな駅でしたが、今やたった1両のバスの様な気動車が1日に8往復走るだけの駅に凋落してしまいました。。
中国自動車道の勝山ICの交通量はかなり多いのですがね~(/ω\)
71.8kmの道中、この駅でだけ列車交換が有りました。。
さてさて、津山駅に着くと、岡山へ向かう快速「ことぶき」号はつい先日「みまさかスローライフ号」として乗車した、復活国鉄急行色のキハ47型でした。。
国鉄時代の群青色のシートが素敵です。。
国鉄時代には無かったシートカバーは不要ですよね (´・_・`)
最前部にはこんなのが連結されていましたが・・・・
生憎、この車両は旅行会社の団体専用車両でした。。
そして、定刻に空席が目立つ状態で発車。。
長閑な田園風景が続きますが、こちらは先ほどの姫新線とは違い、亜幹線級の津山線ですので、線路はよく整備されていて、快適に飛ばします。。
終点の岡山駅に着くと、115系や117系も居て、正に国鉄型の楽園と言った感じを醸し出しています。(≧▽≦)
取り敢えず瀬戸大橋線・児島駅で115系を捕まえる為、快速マリンライナー号に乗車します。。
こちらはそこそこの乗車率ですが、立ち客は居ません。。
児島駅に着くと、居ました居ました、真っ黄色(末期色)の115系。。
またまた原形の湘南色には会えませんでした。。(/ω\)
車内は新快速用223系同様のシートにリニューアル改造された、一見は奇麗ですが味気ないタイプです。
BOXシートから無理矢理、転換クロスシートにしたものですから、シートと窓割が合わず、しかも座席定員が減ってしまいました。(/ω\)
外観は変わらないのですがね~。
そして走り出すと、走行音は爆音モーターで、昭レトロな感覚です。(≧▽≦)
前面展望の全く効かない、お決まりの運転席カーテンの「全下ろし」も久々に見ました。。
まるで国鉄時代の様で素敵です。(≧▽≦)
岡山に到着後は4分の接続で山陽本線の三原行に乗車します。。。
穏やかな瀬戸内海の風景に和みます。。
この電車の車内はデコラ板が原形の薄緑色のまま残る未更新車両でした。。
鼠色のリノリウムとこの垂直シートの味気ない組み合わせも間もなく見納めです。。
シートが群青色ではなく、茶色なのが唯一残念です。。
あっ、そうそう、冷たいステンレス地剥き出しのドアも国鉄型の基本スタイルですね。。(≧▽≦)
あと、昭和中期の日本人の体格に合わせてシートが作られていますので、兎に角小さくて狭くて窮屈です。
昔の日本人は背が低くて細くて小さかったことを証明する生き字引です。。
同じ115系でも末期に造られた車両は新規格の人間工学を採り入れていますので、シート幅やシートピッチは広いです。。
あとこの危険感半端ない枕兼用の手摺も。。(≧▽≦)
お昼ごはんを忘れていましたので、駅構内のコンビニでこんなの買いました。
ご飯を気にせずに済むのも一人旅の良いところです。(≧▽≦)
三原で折り返し、糸崎まで来ました。。
お目当ての117系が出庫線に停車しています。。
国鉄型が並ぶ風景も間もなく見納めです。。
このホームでお目当ての117系が来るまで待つとします。。。