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イイね!
2012年11月21日

墜落の瞬間と命を守ってくれた装備品

墜落の瞬間と命を守ってくれた装備品 平成24年8月27日月曜日午前7時00分・・・

天候・・・快晴・・・

気圧・・・上昇傾向

気温・・・12℃







念願のジャンダルムの3度目の登頂を果たした私は西穂高岳方面へ下山すべく切り立った岩稜線の上を歩き出した。。





思い起こせば前回の登頂から既に15年・・・登りばかりに使っていた見覚えの有るルートをそれまで来た時とは逆方向に進んでいることになる。

15分ほどの歩行で「コブ尾根の頭」にさしかかる。
穂高縦走ルートでは珍しく10人位が休憩できそうな少し広いところだ。
休憩したいところだが、先の状態が読めないのでここは前進を続けることにした。
(ここで後にレスキュー要請をしてくれた九州のベテラン登山家5人組を追い抜く)



少し歩いた「畳岩尾根ノ頭」付近では一瞬ルートを見失うが、ここは誰かがペンキで丸印を書いてくれた方向へ進路を取る。。

しかしそのルートは3分も歩くと崩落しているのが判明。。

困って立ち止まっていると、ふとそこが15年前に5名のパーティーで来た時に濃霧の中で道に迷ってしまった地点である事に気が付いた。。



あの時、私と後輩は濃霧によるホワイトアウトの中、危険な稜線を手探りで四つん這いになりながら忠実に辿ったのに対し、ベテランの先輩は少し信州側の巻き道をヘッドランプを灯しながら悠然と歩いて往なしていた事を思い出した。

今、私が居るのはその先輩が歩いていたルートだ。


稜線に戻るのも面倒だし先ほど追い越した後続パーティーも私の直ぐ後ろに付いている。


なんとなく後退する気分になれず、前方を暫らくよくルートハンティングすると、20m程北側に岩壁をトラバースすれば継続して歩行可能なトレース跡に出る事が判明。

ガレと巨岩が混じる急斜面を迷わず私は北側に水平移動を開始した。




10mほどガレ岩を越え、自動車くらいの大岩に足を掛けて2~3歩トラバースしたところで、なぜだか急に目眩の様な感覚に襲われた。




睡眠不足か・・・・



最初はそう思った。



次の瞬間、向こう側に居たパーティーの姿が見えなくなり、代わりに青々として晴れ渡る大空が目に写った。




しまった!!!!!!



こう思った時は既に手遅れだった。。

乗りかかった巨岩が今まさに斜面から剥がれ落ちようとする瞬間だった。





咄嗟に20年以上前の若かりし頃に読んだ「墜落」という記録本の一節が頭を過ぎった。



「剥がれた岩に乗ってしまったらとにかく岩の上へ回りこめ。」


記録本の一節の通り、私は岩の裏側へ回り込もうとするが地球の引力がそれを許さない。。




「うおおおおおー」




叫びにならない声と共に始まる墜落。




もがいているうちに7mの垂直落下。




着地の瞬間、背中に鈍い衝撃を感じ、同時に空中にバウンドする。


どうやら最初の着地は巨岩の下敷きにならずに済んだ様だ。

そこから45度以上の急斜面を転がり落ちるに身を任せる。。





目から見える情報はただ・・

岩場の風景→青い空→岩場の風景→地面→岩場の風景→青い空の繰り返し。



「転がり始めたら必死で身体を止めろ。穂高の斜面は下へ行けば行くほど急になるので身体が止まらなければそのまま奈落の底だ。」



また記録本の一節が頭を過ぎる。

私は声にならない声を発しながら地面が目に入った時には必死でガレ岩につかみかかる。。




ガツン、ガツンとヘルメットに岩が当たり、頭が振られるので顎を思いっきり引き締める。



「ヘルメットが10回衝撃するまでに身体を止めよ。」


そんな記述も思い出す。



5回、6回・・・・・妙に冷静に衝撃の回数をカウントしている自分が居る。




こんな状況がどれくらい続いただろうか・・・


大きな衝撃を受けたと思った瞬間、身体は空中に投げ出され、目の前一面、大空の下に霞沢岳の尾根筋と上高地の俯瞰風景が飛び込んで来た。。



私は鳥になった。



今までに見たことが無い程の美しい景色だ。

今、自分が直面している状況にはあまりにも不釣り合いな景色だ。

かなり長く感じる時間だった。

この時、私の脳裏に「死」と言う言葉がはっきりと、確信的に思い浮かんだ。






しかし、心のどこかでは絶対に死ぬまいと思ってたから全身にさらに力が入り身体が岩の様に硬くなった。



次の瞬間、身体がバラバラになったかと思うほどの凄い音と衝撃と共に着地し、暫くまた斜面を転がった




どれくらい転がったのだろうか、ハッキリした意識の中で自分の身体が巨岩群に塞き止められ、岩の間に挟まり、静止するのを確認した。。
(後の警察発表で150m墜落したことが判明)




不気味なほどの静けさ・・・


素晴らしいほどの快晴の下、澄み渡るアルプスの美しい景色が見える。




自分が生きているのか死んでいるのかが判らない。

あれだけ衝撃を受けたのに身体の痛みすら全く感じない。

自分の生死を確認するのが怖い。。




そこへ静寂を破る様に上部から人の大声が聞こえた。


「生きてるかぁぁ」



私に対する問いかけだ。


遂に私自身の生死の確認の時が訪れた。。。

声が出れば生きている。。

お腹に力を入れて・・・


「いきていまぁす!!!!!!!」

自分の大声に驚いた。。

生きていた。生きていたのだ。









以上が墜落の瞬間です。

以下は今回の墜落事故で私の生命を守ってくれたグッズです。




ヘルメットです。

これはカヌーを購入した時に茂ちゃん先輩からプレゼントされたものです。

それまでは本格的な仕様の物を使わず、安モンの工事用ヘルメットで代用していましたので、そのままだと死んでいたかも知れません。。

赤い矢印の箇所にえぐれた傷跡が生々しく残ります。

茂ちゃん先輩、本当にありがとうございます。




次にgoroの革製登山靴・・・

東京でオフ会に初めて参加した時に、BU04さんに案内してもらって巣鴨の革登山靴専門店でオーダー製作したものです。

担ぎ込まれた病院の先生が、「革製のハイカット靴じゃなかったら、あなたの足首は吹っ飛んでいたはずです。」って言われました。

この靴にも擦り傷が沢山ありました。

あの時、東京に行かなかったら・・・・・。




そして縦長のザック

岩場の歩行では荷物が岩に引っかかって転落する事故も多発するので、ザックは縦長の物を選びました。

墜落時の脊髄保護も考えて、脊髄に沿って荷物を縦長に積み込みます。

これのお陰で脊髄損傷に至らずに済みました。




そしてその後、様々な人の助けを借りて生存する事が出来、今こうして生活できている事に感謝しています。


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この記事へのコメント

2012年11月21日 22:11
ラストさん!生きてますね!!

現場に居たかのように想像出来ましたよ(;_;)

装備品もやけどラストさんの記憶力にもビックリです!
コメントへの返答
2012年11月22日 19:44
不思議と生きていました。

墜落の描写が生々しすぎましたかねぇ    

(反省)

20年前に読んだ「墜落」の描写も生々
しかったので岩山に入った時は絶えず頭の片隅に記憶が残っていました。
2012年11月21日 22:27
命が助かって良かったです。
神様が守ってくれました。
良かった。

コメントへの返答
2012年11月22日 19:48
ありがとうございます。

神様、ご先祖様に守って頂き、同時に日ごろの生き方に警鐘を鳴らされたような気もします。
2012年11月21日 22:29
むぅ。。生々しいですね。。

先日も捜索のヘリが出てましたけど
救助にいたらなかったようで引き返していきました。

ヘリが飛ぶ事ができる天候だったことも幸いなのでしょうね。

仕事柄、○警の航空隊とか消○の航空隊とか出入りしたりしますが
かなり天候にはシビアなようです。



ZEROPOINTのザックは、サイドバックが収納できるやつですか???
コメントへの返答
2012年11月22日 19:56
過激な描写で失礼しました。

本当に天候が良かったので助けられたようなものです。

それに午後からの事故だとガスに覆われて万事休すのところでした。

しかし、いかに天候がいいと言っても、レスキューに携わって下さった方々には二重遭難のリスクを負わせたうえ多大なご迷惑をお掛けしてしまい、猛反省している次第です。


ザックはお気づきのとおり、岩場歩行時にはサイドバックが完全に収納出来る縦積み優先タイプです。
2012年11月21日 22:32
本当に、本当に助かって良かった。

生きていることに感謝ですね。。

コメントへの返答
2012年11月22日 19:58
ありがとうございます。

先ずは助けてくださった方々、

そして医療に携わって下さった皆様、

職場の皆様に感謝です。
2012年11月21日 22:43
文章だけで現場の状況が鮮明に見えてきました∑(´Д`;)!!?

それぞれの出逢い、装備品、記憶の本があったからこそ、生還できたんですね。

助かってホントに良かったです。。。。
コメントへの返答
2012年11月22日 20:00
ありがとうございます。

本で読んだ出来事を、まるでデジャブの様に再現するとは夢にも思いませんでした。

様々な不思議な糸で私の命は繋がっていました。
2012年11月21日 22:54
リアルな体験記ですね。
読んでいてだんだん震えてきました。
まさに生き残った。ってことですね。
コメントへの返答
2012年11月22日 20:03
まさか生きて帰れるなんて、転がりながら墜落している時は全く思いませんでした。

何かに生かされたと言うのが今の心境です。
2012年11月21日 23:01
死なずに、失う事も無く、今なら良かったと
言えます。 最初に聞いた時は。。。

あの本とお守りを飾って下さいね。

装備は大切ですね。
コメントへの返答
2012年11月22日 20:16
山仲間は皆、最初の一報を聞いたときに、私は瀕死の重体で命の危険に晒されていると思ったそうです。

あの本って、お見舞いに頂いたあの本ですか???

もう少しで我慢出来なくなるところでした。。
2012年11月21日 23:11
LSさんを殺そうとしてもたぶん死にませんねw

それより、早くラーメン食いながら
ブログには載せられない話を聞かせてください(^^
コメントへの返答
2012年11月22日 20:21
いや、逆に何でも無い事でコロッと死にますからきっと・・・・・。

2ヵ月半も入院すればブログに載せられないことやクチが裂けても言えないお話が山ほど出来ました。。。

またそのうち・・・・・。
2012年11月21日 23:21
読むだけで ぞわ〜っと背筋が寒く(>_<)

今、こうして冷静にブログを書いてみえる姿が目に浮かびます。
装備品と経験・判断力。それが命綱だったんですね。

とにかく助かって良かったです!
コメントへの返答
2012年11月22日 20:33
ありがとうございます。

恐怖の生々しい描写、失礼しました。。

とびきり注意して望んだ訳でもなく、今回の一件は何よりも運が全てだと思いました。

引き続き、今後もよろしくお相手願います。。。
2012年11月21日 23:22
命の大切さ、勉強させて頂きましたほっとした顔ムード

山登りの装備品もですが、経験や知識が救ってくれたのだと思いますうれしい顔ムード

そんな山にも、感謝ですねうれしい顔手(パー)ムード
コメントへの返答
2012年11月22日 20:32
経験・知識が有っても運が悪く落ちたのか・・・

経験・知識が有ったから運良く生き残れたのか・・・

はたまたまだまだ経験・知識不足なのか・・・

考えが交錯しますが、運悪く落ちたけど、運良く助かったのは事実ですね。。
2012年11月21日 23:30
装備品は大事なんですね。
靴とかヘルメットの傷が生々しいです。
生きていて本当によかったです。

少しこのブログ見て少々泣きそうになりました。
コメントへの返答
2012年11月22日 20:37
ありがとうございます。

今回の一件ほど装備の重要さを思い知った山行は有りませんでした。

会社の先輩から丈夫なヘルメットをプレゼントしてもらったのも・・・

丈夫な登山靴を今年新調したのも・・・

たまたま偶然が重なったにすぎないのですから不思議なものです・・・・・。
2012年11月21日 23:57
このように書けるという事は、精神的にも元気になりつつあるということでしょうか♪

快気祝いは、いつにしましょうか(笑)
コメントへの返答
2012年11月22日 20:41
鋭いご意見。。

最初は事故の事は書かないでおこうと思いましたが、段々気持ちの整理が付いて来て、この人生の一大事について記録に残し、お世話になった方々にも詳細をご報告しておこうと思いました。

快気祝い・・・ 

車が運転できて元気になったら、こちらから強引にサンバーで関東に乗り付けます。。
2012年11月22日 0:44
うーん、状況はわかりましたが、どうやったら避けれたのかがわからないです。

道を迷わなかったら巨岩が剥がれる事は無かったのかな?

浮石なら踏まない様にすればいいと思うけど。

避けようがない場合も有ると思いますが、LSさんの滑落事故は運が悪かっただけなのでしょうか。
コメントへの返答
2012年11月22日 20:51
今回は車を運転していて急に道路に穴が空いて落ちたくらいに避けれない事象でした。

迷い道の岩が崩落し易く、本ルートの岩なら崩落しないという保証は全く有りません。。

山の事故の80%は自分が原因(滑る、つまずく、踏み外す等)だと言われていますが、残りの20%は避けようの無い事が原因だと言われています。。

究極の対策は、今回のルート様な「事故の多発するエリア」には足を踏み入れない・・・これに尽きると思います。
2012年11月22日 1:32
読んでて目元が熱くなっちゃったほっとした顔

生死のはざまのスローモーション体験やね冷や汗

スローモーション経験者には分かる、物凄く冷静になれる瞬間ですよね~わーい(嬉しい顔)
コメントへの返答
2012年11月22日 20:56
コテツさんの経験したスローモーション・・・

次回のラーオフで教えてください。。

なんかオチが有りそうな予感・・・・。

生きるか死ぬかのはざまを通り、なぜか生きていた訳であります。。。。。
2012年11月22日 7:57
壮・・・絶っ(゚∀゚ ;)タラー
その状況で一命を取り留めたLSさんがすごい・・・

「「いいものは高い」がよく分かります。
「高いものはいい物」とは限りませんが・・・・

数日前からLSさんのことが妙に脳裏に浮かぶと思ったら・・・

元気そうで何よりです(・∀・)
コメントへの返答
2012年11月22日 21:01
あの時は電話で下山が遅れたのでプチオフでお会いできないと嘘をついて申し訳け有りませんでした。

松本市内の病院で身体が動かないようにベッドにガッチリ固定されていました。

携帯電話がたまたま無事で、通りがかった看護婦さんにダイヤルしてもらった次第です。

元気になったらお詫び方々、また飛騨方面にお邪魔するつもりです~。
2012年11月22日 8:00
貴重な体験談ありがとうございます。

命の尊さ 装着品の大切さ
改めて知りました。

一人でも多くのこの記事を読んで貰いたい
気持ちでいっぱいです。
コメントへの返答
2012年11月22日 21:05
ありがとうございます。

最近、登山が流行ってきましたが、これから山を始める人にこの体験談を、20年前に私の読んだ「墜落」という本の様に記憶にとどめていただけたらいいなと思っています。。

2012年11月22日 8:27
そういう瞬間ってナゼかスローモーションに感じますよね…(--;)

色々な方々や物に救われたんだと思いますが…
何よりもラストさんは「運」をお持ちだったんだと思います(^^)d

仮にラストさんが先行していた5人組を追い越す事が無ければ、その5人の誰かが陥落されてたのかもしれませんね…(--;)

コメントへの返答
2012年11月22日 21:10
なんであんな短時間に色々な事が頭の中を過ぎったのか・・・

未だに謎です。。。

そういえば昔、滑落した先輩も同じ様な事を言っていました・・・。

それが・・・

私の追い越した5人組は5人みんながロープで身体を結び合ったグループでしたので、1人が落ちても残り4人が支えれると言う究極の安全登山を心掛けた方々でした。
2012年11月22日 8:30
おはようございます。

無神論者ではありますが、まだ生きて成すべき事がある。
これからも、成すべき事を行いなさい。
って、天からの指令が下っているんですね。

コメントへの返答
2012年11月22日 21:12
ありがとうございます。。

多分、天から「生きて懺悔せよ。」という指令が出されているのかと・・・・・。

今まで好き勝手してきた罰が当たったのかと・・・・・。
2012年11月22日 11:10
はじめまして。

ご無事で何よりでした。
山の経験は皆無ですが日頃の心がけのような
ものが冷静な判断と幸運を呼び込んだ・・・
そんな気がしながら読みました。

車も生死と隣り合わせ、“走る凶器”の側面を
改めて肝に銘じたいと思いました。
コメントへの返答
2012年11月22日 21:21
ありがとうございます。

はじめまして。

今回の事故は予期せぬ車の事故とよく似ていますね。

おもえば単独事故で良かったと・・・

下に人でも歩いていて、急に80kg以上の私の巨体が頭上から落ちてきたら・・・・・

と思うと背筋が凍りつきます。。。

今回の一件・・・

何が悪くて何が悪かったかは今後じっくり考えていく所存です。
2012年11月22日 12:24
感動しました。
ここでこんな事言うとKYかもしんないけど、
ラストさん、文章うまいね。w

登山って普通のスポーツ並みに安全にしたらつまんないのかな? ちょっとそんな気がしています。
物理的にビレイしっぱなしが可能かわかんないけど。。。
コメントへの返答
2012年11月22日 21:25
生々しい文章で失礼しました。

自分の体力と実力を計算して万全に取り組んだつもりですが、思わぬ落とし穴にはまりました。

予定通りならそんな危険な山行にならなくて済んだ筈だったのですが・・・。

往復の自動車運転時の事故と同等に、山でも事故が起きる事を再認識させられました。
2012年11月22日 16:23
生還されてなによりです!
命に別状がなくほんと安心しました。

山登りは富士山、トレッキングは大台ケ原しか経験無い私ですが、
やはり山は侮れませんね。
大人しく、オネーチャンの上に登るだけにしておきます。
人生墜落?いえいえ、私は既に底辺です♪(´ε` )
コメントへの返答
2012年11月22日 21:30
ありがとうございます。

やはり自然は厳しいです。。

入院先の看護婦さんがあまりにも美人揃いで、しかもみんな天使の様に優しいときたもんですから・・・・

山もいいけど、たまには入院も捨てたものではないな・・・・。

・・・なんて思っていたことは秘密です。
2012年11月22日 21:49
詳細な報告、そして臨場感ある描写、
読んでいると現実とは思えず小説の一シーンのようでした。

きっとラストサンバーさんも、現実とは思えないと暫くは
苦しんだことと思います。

私の父親も、事故で入院したときは、優しい看護婦さんに囲まれ
とても元気になりました。
退院後、歩けない自分を受け入れられず精神バランスを崩し、
精神疾患になり、家族が辛い日々が続きました。

今はだいぶ良くなりましたが、是非とも前向きに考えて、
家族や仲間がいつもついているので、ゆっくり治してくださいね。

怪我の辛さや仕事が出来ない悔しさは本人しかわからないと
思いますが、是非辛いときもブログに書き込みしてください。

ネットは色々問題があると思っていますが、みんからは
素敵な掲示板だと思います。

ではではm(__)m。
コメントへの返答
2012年11月22日 22:24
励ましのお言葉ありがとうございます。

墜落のシーンは救助されてからも毎夜のように夢に出てきて悩まされました。

そんな夜は睡眠薬の助けを借りてようやく寝付けた事も・・・。

多重骨折で痛くて眠れない夜も、徹夜で看護婦さんに世話をしてもらいました。

回復の過程でもう一度手術と入院が必要ですが、あの病院のあの看護婦さん達なら気分が落ち込むことなく再入院出来そうです。

ここまで来たら、もう弱音を吐いている場合じゃありませんね。。

これから前を向いて歩きますので、くだらぬブログによろしくお付き合い願います。
2012年11月22日 23:51
ヤマケイに投稿しませんか?(笑)
あの日の空、気温、風…が思い出されます。
長野でも大阪でも酸素マスクつけて死にかけてたのはマル秘だね…(。-∀-)
奥さんに「長野で死ぬと思った」と言うてたんですヨ(笑)今なら言えるけど。

ラストさん、新たな人生の始まりですよ。
今までは健康な体を存分に自由奔放に使ってアッパレ~だったけど、これからはまた新たにその身体で、培った経験でまた新たなフィールドを開拓できますやん♪
羨ましいですよ。

私も誰よりも濃く強く人生を謳歌したいものです(≧∇≦)
Nちゃん達もとても心配してるし、またゆっくり話きかせてくださいよ~!

今できることを一つずつ。お互いギャハっと笑っていこうぜっ!
コメントへの返答
2012年11月23日 0:12
県警データを見て山渓の方から情報を嗅ぎつけて追尾されそうな予感。。。

生まれて初めて酸素マスク着けた様な気が・・・

あまりおいしい空気ではなかったわな。。。


もう死んでる思って和歌山から必死でRX-8飛ばして来た話は嫁が機嫌悪くなると直ぐに出てきます。。

多分、これから一生言われ続けるんやろかと・・・・・。

そんな嫁の前で大泣きしたのは・・・。

そんな重たい空気をよそ目に、今、新たにどんなフィールドへ足を踏み入れようか模索中。

そんなこと言ったらまた罰当たるかな???

今度会ったらその後の新興サンバー見せてくださいね~。
2012年11月26日 12:44
助かって良かったです。
150m落ちて生還って奇跡ですね。


勉強になりました。
ワタシには縁のない場所かもしれませんが。
コメントへの返答
2012年11月27日 0:30
ありがとうございます。。

山屋生活・・・・・

出来れば遭遇したくない事故ですよね。。。

早く復活してまた歩ける様になりたいです。。
2012年12月18日 18:19
コメント失礼しますm(_ _)m

生死が掛かった瞬間は意外なほど時間がゆっくり流れる気

がします^^;

しかも妙に冷めてて冷静沈着な自分がいたりして^_^;…

自分は車でなんですが居眠り運転のトラックが車線を越え

て来て急死に一生を得ました(゚∀゚;)

その時の自分は冷静そのものでトラックがスローモーショ

ンに見えました(*_*)

助手席の友人だけは死なせないとハンドルを切り、アタマ

の中では諸先輩方から教わった緊急時の運転の仕方を冷静

に実行してました^^;

助手席の友人曰く「急激なアクセルやブレーキの操作はせ

ず、常に車体と方向と相手の位置を把握してステアリング

を切れ」と薄ら笑いを浮べて呟いてたそうです…(^.^;実際

には冷静でしたが顔が引きつってたみたいです(--;)

人間ホントに怖い時は笑うといいますし…^^;

ラストサンバーさんのようにしっかりと考え抜かれた本物

のを装備していて、尚かつ冷静な行動で助かったように、

私も自分の思うように加速できて、操れるスバルの車では

なかったら助かってなかったと思います(=_=;)

それから暫くは怖くて車に乗れなくなりました(--;)そして

夢を見る様になり、夢では何度も事故りました(*_*;

今でこそ何ともないようになりましたが当時はとても辛か

ったのを思いだします(^.^;ラストサンバーさんはこのブロ

グを見る限り乗り越えられておられるようですね(^^)良か

ったです。頑張ってリハビリされて、また以前の様に山へ

戻ってくださいね(^^)応援してます(^^)/

長文失礼しましたm(_ _)m
コメントへの返答
2012年12月19日 19:47
コメントありがとうございます。。

ホント、スローモーションのコマ送り状態の時に様々な重いが頭の中を駆けめぐりましたよ。。。

日頃からあれくらい頭を使えば簡単に東大ぐらいは合格できたのではないかと思うくらいです(爆)

実は山や沢登り等で滑落した事は以前にもありますが、いずれも擦り傷程度の軽傷で単独復帰出来ましたが、今回の1件は規模が違いすぎました。。

私も事故以来、2週間程は墜落の瞬間の事や、岩場で進退窮まるシーンの夢を何度も見てしまい、眠れなくなり一時は睡眠薬を処方してもらいましたよ。。

それに登山であれ、車であれ、使用目的に合った装備をしなければならないものだと痛感しましたよ。。

ノーヘルメットにローカット靴、簡易ザックでは確実に死亡していた場面でした。。

墜落後は幸運が重なり、どうにか命があり、手足も失うに至らなかった事は山の神様に感謝しなければならないことだと思いました。。

また遊びレポートな愉快なブログが書ける日まで、リハビリに勤しむ所存です。。
2013年2月6日 21:52
装備品というのは本当に大事ですね!
ぼくもシーカヤックで海へ出てるので装備品は完全な状態で
出ます。
同じ自然相手のアウトドア活動ですが
特に山はちょっとしたことが大きな事故に
なる確率が高いと思いました。

生きててよかったです。
ぼくも25歳の時にNSR250でガードレールに激突しなければ
山は登っていたと思います。
家族にも迷惑かけました!
事故の原因もちょっとした判断ミスが原因ですから
注意1秒怪我一生ですが
バイクに乗ったことを後悔はしていません。
まだ乗りたいと思うのだから困りモンですが
そこは自分への戒めもこめてバイクに乗らずサンバーに
思いをぶつけています(^0^)

なんかサンバーにのってるとバイクで旅をしている気分に
なるんです。

サンバー運転できるよう
リハビリがんばってくださいね(^0^)



コメントへの返答
2013年2月7日 19:52
今回の山行で装備の重要さを再確認しました。。

150m墜落しても無事だったので、長野県警のヘルメット着用推奨キャンペーンに私の写真と墜落現場がアップされています。(要請が有ったので協力させて頂きました。)

お互いに生きていて良かったですね。。

命が助かった後は人生観が変わりますよね~。

生死の境を彷徨った者にしか解らない何かが有るのは確かですね。。

私も今はいつかまた山に登ってやるぞと思っています。

でも家族の事を考えると、もうあまり無茶は出来ないですね。。

当面はサンバーでのんびり温泉でも行ける様に頑張りたいと思います。。

残された人生を楽しみましょう。。

プロフィール

「阪急電車で京都の観光大混雑を体感しつつ、霊峰・牛松山に登る【今まで登った事の無い山を歩く旅 第58話】 http://cvw.jp/b/860472/47767752/
何シテル?   06/07 22:58
ラスト サンバーです。よろしくお願いします。 サイドに大きな六連星を施し、ヒサシ(国鉄・上越型EF58の氷柱切りとも言う)を取り付けたデザインのサンバーは、主...
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