たま電車

さて、本日は先日の「うめぼし電車」の続きです。。

和歌山電鐵さんといえば、やはり何と言っても貴志駅に居た「たま駅長」をあしらった「たま電車」でしょ。。。

この日は「うめぼし電車が」朝だけの運用で入庫してしまったので、その後は定番の「たま電車」に乗ってみました。。

日曜日の午前９時代の下り列車には、既にこの電車を目的に乗りに来た観光客が多く乗っていました。

和歌山電鐵さんのHPを見ると、その日の「たま電車」やうめぼし電車が何時発の電車に充当されるかが一目にしてわかりますので、観光客もみんなあらかじめ検索したうえで乗りに来ます。。

客室には「ネコ」繋がりなのか、なぜかドラえもんのフィギュアが展示されています。。

ドア部分にも可愛い「たま」の可愛い顔が。。。

TAMA1、TAMA2、TAMA3の番号が振られたシート。。。

こちらはわざと曲線を描くようにデザインされた楽しいロングシートです。

背面にさりげなく黒猫のプレートが。。。

窓には大きな「たま」・・・・

そして柱にはネコ型の行灯が。。。

ソファーとの間には「たま」のシッポが。。

いちいち可愛いです。。。

この電車。。

車内にはこんな子供サークルも有りますし、その横の檻は「たま」が乗車するときの「駅長室」です。。

通勤型電車にこんな奇想天外な可愛い設備が有るなんて・・・・

初代「たま」はもう天国に召されていますので、代わりに「たま」のプレートが設置されています。。

その横にはネコをあしらったこんなロングシートも。。

その向こう側では「たま」がこちらを覗いています。。

これ、特別な料金が要る電車ではなく、和歌山電鐵さんの普通の通勤型電車だってところが凄いですね～。

連結部分にはこんな感じでソファーと本棚が。。。。

まるで、寛ぎのリビングルームですね。。

ソファーの柄や形状といい、この場所にこれが有るだけで、きわめて可愛い空間を醸し出しています。。。。

台湾人観光客の子供さんが、本を珍しそうに触っています。。。

外国人の目には、こ電車のアコモはどのように映っているのでしょうか？？？

置いてある本も、漫画から。。。

なんと和歌山県出身のドキュメンタリー作家、中上健次の本まで置いてあるという徹底ぶり！

「中上健次」・・・・

検索してみてください。。

なかなか凄いことを書く人ですから。。

あまりにも刺激的過ぎて、闇に葬られた作品もあります。。

本棚の隣の車両（反対側）の妻部はこんな感じです。。 

こちらのソファも十分可愛いデザインです。。

こんな電車で通勤・通学できる人がちょっぴり羨まし過ぎます。。。。

様々な形状のシートが用意されていますので、自分の好みのものに座れます。。

日除けブラインダーも、Good　です。。

車内つり広告のところにも「たま」がいっぱい！

ドア周りにもこれでもかというほど「たま」が居ます。。

外装もとても可愛くまとまっていますので、台湾人観光客にも大人気です。。

本当に内装も外装も「たま」だらけですね～。

ネコふぁんにはたまらない電車だと思います。。

エントランスもこんな感じ。。。

JR九州さんの豪華列車しか設計しないと思っていた水戸岡鋭治さんですが、こんな可愛い電車も設計されていたなんて意外です。。。

男の子はやっぱ、この位置から前を見るのが大好きです。。

日曜日の「たま」電車は地元民と観光客が入り混じって賑わっています。。

貴志駅には、貴志川線を廃線の危機から救った「たま」を祭った神社もあります。

ネコの形をした駅舎の中には。。

２代目駅長の「にたま」が居て。。。。

たまグッズ各種が販売されています。。

一方、こちらはJRさんと共用の和歌山駅。。。

こちらも可愛い「たま」が描かれていまして。。

階段の足跡を辿れば、和歌山電鐵の乗り場に到達することが出来ます。。

こちらは、今回の和歌山電鐵さん訪問で乗車した「うめぼし電車」と「たま電車」の２列車の並びです。。

この路線は、南海電鉄時代に一時は廃線の危機に見舞われた僅か１４．３ｋｍのローカル線を岡山で岡山電気軌道やバスなどを経営する両備グループが買収した私鉄ですが、「たま電車」や「おもちゃ電車」、「うめぼし電車」など、楽しい鉄道車両で国内外から旅客を呼び込み、危機を脱したまさに地方私鉄のお手本のような鉄道です。。