さてさて、前回からのブログの「乗り鉄」の続きです。。
名古屋での朝は早く、6時43分発・東海道本線5300F新快速豊橋行に乗車します。
実はこの次に豊橋駅で乗り継ぐ920M浜松行が、かつて「大垣夜行」の「ムーンライトながら」号に使われた373系特急型車両が使用されていることを突き止めました。
こちらが私の愛用している「普通列車編成両数表」です。
2,860円と高価ですが、実はこの冊子はかなりの優れもので、全国のJRの普通列車に使用されている車種が判り、私達「乗り鉄」には無くてはならないバイブルとなっています。。
この冊子を見ると数多く走っている豊橋~浜松間の普通列車のうち、1日に3往復だけにこの「特急型車両」が充当されているのが判ります。。
・・・・ということで夜明け後直ぐに5300Fに乗車。。
きちんと窓側にも肘置きが取り付けられていて、この313系だけでも十分に特急型らしい車両なのですが・・
そして、豊橋駅でお目当ての373系920M普通浜松行に乗車します。
この373系は大垣夜行と一部の東海道本線東京口に発着する普通列車として使用すること、それに特急「ふじがわ」号と「伊那路」号に使用する目的で製造されました。
大垣夜行はそれまで全車自由席で運転されていましたが、この車両に変更されてからは「ムーンライトながら」号と命名され、座席指定列車となり運転されていました。
御覧の様に、扉が両開きなのとデッキが簡易デッキな点を除けば内容はほぼ特急型車両ですので、料金不要の普通列車で乗車に充当されているとなるとかなりのお得感が有ります。(^^♪
室内は「ふじがわ」号で起用される身延線、山梨・甲府盆地のぶどうをイメージした配色の格調の高いシートを有する申し分のない特急型ですが・・・
なぜかシートは進行方向の逆向きに設定されていて、料金無しで特急型に乗れるから、ちょっとした意地悪なのかなと思えてしまうところが難点で、普段利用し慣れていない人は、座席を回転させるすべも知らずに、そのまま着席していました。(/ω\)
車端部のこの座席は回転させることは出来ませんが、大垣夜行に使用時はこの席がシートピッチも広く、よく愛用させていただきました。(^^♪
因みにこの列車は3両基本編成×2組の6両編成でした。。
初めての在来線特急型車両で昼間時の浜名湖越えです(^^♪
新幹線開業前はみんなこの風景を見ながら東海道を往来したのかと思うと、感慨無量です。。(^^)
そしてさらに浜松からは同様に373系を使用した「ホームライナー静岡」36号に乗車します。
先ほどの920Mの前3両が分割されてこれに充当されるのかと思っていたら、以外にも別編成で、別ホームからの発車となりました。
こちらは有料ライナー列車で330円の乗車整理券を購入する必要があり、さすがに座席は進行方向に向けて固定されていました。 (´・_・`)
因みに920Mからの乗り換えの場合は、接続時間が僅少で、この乗車整理券は車内で車掌から購入する仕組みとなっています。。
そして、なぜか購入後は前席の枕カバーのこの部分に差し込むよう、指示されました。(´・_・`)
往年の特急列車に乗っているようで、この車両での大井川越えも良いものですね~(^^♪
終点の静岡からは5742M普通・三島行に乗車しますが、先ほどの編成両数表通り、211系3両編成です。。
この車両も旧国鉄型の残党で、ここ1~2年での全廃が予定されています。。
車内はロングシートなのですが、この車両に当たると「乗り鉄」の特等席は。。
必然的にこの前面展望席となります。。
この席から前面を展望していると、貨物機EF66型や・・・
同じく廃車が予定されている211系・・・・
そして何よりも富士山も展望でき、目が離せません。。
かくして1時間20分ばかりのロングシート車の旅も、快適に終えました。。
そして三島駅からは伊豆箱根鉄道の普通列車に大急ぎで乗り換えました。。
この鉄道は初めての乗車ですが、こんなクロスシート車が走っていたんですね~。
終点の修善寺駅に着いて、ようよく乗ってきた列車を撮影出来ました。。
左側の車両です。。
そしてついにお目当ての185系電車に会うことが出来ました。。(≧▽≦)
この車両は3月13日のダイヤ改正から「踊り子」号の運用から外れ、順次廃車となります。。
「伊豆の踊子」をモチーフにした絵入りヘッドマークは昭和時代の当時としてはかなり斬新でしたが、様々な物議を醸したのもつい先日の記憶のごとく蘇りました。。
伊豆箱根鉄道にはJR東日本さん、JR東海さんと走ってきた列車が三島から乗り入れます。
線内の特急料金は不要で、かなりお得な存在です。。
(但し3月13日のダイヤ改正以降は必要となります。)
因みに熱海までは下田編成と併結で在来線特急最大の15連で運転され、熱海から後部5両が修善寺行としてやってきます。
因みにその5両のうち1両はこの修善寺編成にしか無い珍しいサハ185型です。。
この185系特急型車両は関東に有りながら、関西人にもかなりのファンが居る特殊な車両です。。
それは。。。
この車両がデビューする2年前に関西では兄貴分として、117系近郊型電車が配備され、京阪神間の新快速として走り出したからで、当時の国鉄としては大変珍しく、特急型の座席に近い転換クロスシートのオールクロスシート車として登場し、阪急さんやや京阪さんの特急型車両と互角に勝負に出ました。。
・・・とはいえ、駆動方式は旧態依然としていて、モーターは爆音のMT54型を搭載したために、かなり騒々しい下品なモーター音を立てて走行していました (≧▽≦)
この車両を関東では有料の急行型車両として将来は特急型として使用するのを目的としてデビューしましたので、関西鉄道ファンとしては目が離せなくなりました。
そして予定通り、185系は急行「伊豆」号の置換用としてデビュー。。
117系の車内にデッキを設け、扉を片開式にマイナーチェンジした車両でした。。
手持ちの資料によると、シートはデビュー当時は117系と殆ど同形状の転換クロスシートで、急行列車には適任でしたが、これを特急に使用するにあたり、なぜ関西では料金不要で乗車できるのに、関東では高額な特急料金が必要なのかと批判の声が高くなり、これを収拾させるために、シートがリクライニング機構付きのものに変更されると言う経緯を持っています。
鉄道専門誌でもこの2形式はよく比較され、絶壁な185系の顔ではなく、流線型で丸みを帯びた117系の顔の方が特急型らしいなどなど、 デビューから1年後に急行列車から特急列車に変更されてから、実質上の値上げ&サービス低下であると評判は芳しくなくなってしまった悲運な車両でもありました。。
しかし、関東では関西の様な「新快速」ではなくこのリクライニングシート車が「普通」運用にも充当されるなど、特異な運用にも就いているのも特徴です。
どうであれ、関西ファンには遠くに有りながらも117系の弟分として大変親しみの有る車輛なのは相違ありません。
それでは早速、車内に入ってみました。。
車内は少々のくたびれ感が有るものの、何の遜色も無く特急型そのものの様相を呈しています。。
当時、車内アコモ上のご自慢だった「フラット天井」も117系から引き継がれ、採用されています。。
エアコンの吹き出しスリットの無い、スッキリとした天井です。。
しかしながら、車端部では造りの荒いところがあり、御覧の様な戸袋窓に面した部分の座席が存在します。。
車体の基本構造が「急行型」であったがためのハズレ席ですね。。(/ω\)
そしてこの車両の一大特徴がこれ!
特急型車両であってなんと窓が開けられると言う点です。。
しかもカーテンはロール式と横引き式の2つが用意されています ( ゚Д゚)
これは当時の国鉄内部の縦割り行政で、185系は特急型設計班と通勤型設計班の合作だったことから、特急班は防音面から窓が開かず横引きカーテンを主張したのに対し、通勤班は窓が開いてロールカーテンを主張し、双方譲らなかったため、設計を急いだ当局が双方の折衷案でこの様な形にしてしまったという特異な経緯もあり、面白さが倍増します。
因みに乗客のなぜか100%がロールカーテンを使用していました。
洗面台の蛇口は、国鉄標準の非常に使いにくい「出す」位置で固定されないレバー式の蛇口で、左側からは熱湯が、右側からは水がでるのですが、この二つを手洗いをしながら同時に出すにはかなりの技が必要です。
ゴミ箱も昭和チック・・・。
電車の中でタバコを吸うのが当たり前だったころの名残が・・(*´▽`*)
この伊豆箱根鉄道車両との並びも3月13日限りで見納めです。。
伊豆箱根鉄道さんもこの手のキャラクター、頑張ってはりますね~(*´▽`*)
駅前では簡易バザーを開催していました。。
残念ながら駅弁は有りませんでしたので、コンビニでお弁当とラーメンを購入。。
ほぼ乗客ゼロのガラガラ状態で発車しました。。
モーター音は期待通りの懐かしいMT54型の爆音です。。
車内には3月13日からの新しい車両のPRが・・・
この後も、まだまだ乗り鉄は続きます。。。
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