2014年05月28日
今だから言える私の写真撮影術
今回は私の写真撮影の仕方について書いてみたいと思います。
※以下は私(カメラの素人)の経験に基づく見解です。
もしかすると間違っている部分もあるかもしれませんし、クレームは一切受け付けません。
※私の写真撮影のジャンルとしては「風景」がメインですので、
それに関する事で書かせて頂きます。
以上をご了承頂ける方は以下をお読み下さい。
1.私の撮影術
①何を撮りたい(表現したい)のかはっきりさせよう!
綺麗な風景を見た時に「ああ、きれいだな~。」と思って
写真を撮影することは多いと思いますが、
漠然と撮影しただけでは後で見返した時「あれっ?」となることが多いです。
何が撮りたいのか?何を表現したいのか?
それをちょこっと考えつつ撮影してみるだけでも
写真の持つ雰囲気はがらっと変わることが多いです。
何を撮りたいのかと無理に一点に絞る必要はないかと思いますが、
後で見てこれを表現したいな、ということがはっきり分かる写真がよいと思います。
はっきりさせるとは、構図などもありますが1番表現しやすいのは、
対象物にピントを合わせてそれ以外はぼかしてみるのが1番早いと思います。
<私のボツ作品>


どちらもカメラを始めた頃の写真ですが、
自分の愛車の他にいろんな物が映り込んでしまい
結局何が撮影したかったのか分からなくなっています。
2枚目は車は大きく写っていますが、背景にもピントが合ってしまい
全体的にごちゃごちゃしてしまいました。
②いっぱい撮ろう!
「この一枚だっ!」と一枚一枚に気合いを入れて写真を撮ることはとても大事ですが、
私の場合はとりあえずいろんな構図、絞りでたくさん撮影することにしています。
いらない写真があればあとで削除すれば良いだけですが、
逆にもっと撮っておけばよかった・・・というのは後でどうしようもないからです。
③とりあえずしゃがんでみよう!
これは特に車を撮影する時に言えることですが、
立ったままで撮影するよりはより地面に近い目線で
撮影をすると迫力のある写真に仕上がることが多いです。
時に全高の低い車の場合は、上から撮ると見下ろしている様な感じになります。
<愛車の後ろからのアングルで、立った写真としゃがんだ写真>
立って撮影した写真

しゃがんで撮影した写真

立ったものよりしゃがんだものの方が迫力が出ている雰囲気になります。
ただ背景をいっぱいいれて撮影する場合などは立って撮影した方が、
いい場合もあります。
④食事を撮るときは店員さんに一声かけよう!
これは技術というよりマナーの話になりますが、
旅館の食事処や静かなカフェなどでは店員さんに一声かけましょう。
店員さんの許可を得たら、堂々と撮影できますので、
いい写真が撮影できることが多い気がします。
⑤現像してみよう!
撮影した写真はカメラにJPEGで保存される事が多いので、
そのままブログなどに貼り付けることが可能です。
(これを「撮って出し」と言います。)
ただJPEGの場合、後から編集すると画質が落ちてしまう場合が多いですので、
RAW形式で保存した上で、画像編集ソフトで編集するのが一番いいと思います。
RAWだと劣化なく編集できます。
JPEGでもカメラのピクチャーコントロール(Nikonの名称)のような機能で
加工した状態で記録できますが、画像編集ソフトだと
撮影後じっくりと編集できるという利点があります。
写真の編集はちょっと・・・、という意見もたまに聞きますが
私は現像も撮影技術のひとつだと思っています。
私自身、以前は実は現像なんて・・・と思っていました。
しかし、しっかり現像するようになると
自分の味付けをより写真に反映させることができるので
写真撮影がさらに楽しくなりました。
私が使用しているのはこのソフトです。

Nikon Capture NX2
こちらはNikon製のカメラに対応している現像ソフトです。
ニコン独自のさまざまな機能に対応しています。
このソフトの無料版にView NXというソフトがありますので最初はこちらを使用して、
もう少し機能が欲しくなったらNikon Capture NX2を購入してもいいかもしれません。

Adobe Photoshop Lightroom5
こちらは特にカメラのメーカーを選ぶことなくいろいろなメーカーに対応している
汎用的なソフトです。
メインはNikon、サブはPanasonicのように複数のメーカーのカメラをお持ちの方には
いいかもしれません。
<加工前、加工後の比較>
加工前

加工後

前回の高原ドライブの写真で比較してみました。
加工前だとかなり写真全体が暗いですが、加工後は暗い部分も
しっかり明るくすることができます。
ソフトを使えばこのようにアレンジすることができます。
2.カメラ&レンズの選び方
①カメラの選び方
私のカメラ遍歴は、メインはNIKON D3000→D5100→D7000→D800(現在の愛機)
とNikonが主流ですが
最初のとっかかりがNikonだったので操作性が共通しているNikonに、
またレンズがFマウント(Nikonのカメラのマウント)だったため
共通して使えるようにNikonをずっと愛用しているという訳です。
また、Nikonのカメラに対する考え方が好き、というのもあります。
だからといって必ずしもNikonをお勧めということはありません。
私の知り合いのカメラ好きもCanon派、Pentax派、SONY派など
皆違っており、完全に好み&画質や操作性の相性によると思います。
このあたりは実際にカメラ店に行って触ってみたり、試写したりして
試してみてお気に入りの機種を購入すればOK!だと思います。
後同じメーカーの中だと上級機から入門機の中でどれがいいのか
という問題があります。
ちなみに上記のカメラ遍歴の中で一番愛用した(よく使用した)機種はD7000です。

今まで所有した中では性能はD800が断トツでトップなのですが、
重い&高価な機種という点がネックで気軽に持ち運べるかという意味において
D7000より稼働率が低いような気がします。
私自身かなり小心者なため、D800を落としてしまったら・・・(汗)
などと考えてしまい、良くも悪くも丁寧に扱ってしまいすぎます。
D7000の場合、性能&大きさ&気をあまり遣わないという点では、
ベストバランスだったので、すり切れるほど使いまくりました。
このD7000、値段の割に性能が良く、また防塵防滴なので
汗かきの私でも安心して使用でき、
また大きさも大きすぎず小さすぎずベストバランスな名機だと思います。
また画質という点でも「上級機の方が画質がいいのでは?」と思われがちですが、
一概にそうとも言い切れません。
実際、D5100とD7000は画質に関して殆ど一緒でした。
カメラの世代が同一だったというのもあり、
センサーなどもよく似た性能の物を使用していた、
というのあると思います。(お値段は倍近くD7000が高価でした。)
またD800も弟分にD610という機種がありますが、
私も実際借りてみて試写してみた感じでは
画質についてはD800と大差はありませんでした。
D610は約2400万画素、D800は約3600万画素とセンサーの性能が
かなり違いますが、パソコンのディスプレイで見ている限りでは
違いはあまり違いを感じませんでした。
私の経験上はカメラの世代が同じであれば、
必ずしも値段に画質が比例するということではない、と思います。
結局何が言いたいかと言えば、カメラは撮ってナンボ!という物なので
使いやすさ、持ち出しやすさを一番に選ぶのが
長く愛用する秘訣なのかもしれません。
またサブカメラも一台あれば便利だと思います。
私の場合、D800では大きすぎるような場所ではサブカメラが大活躍していますし、
D800がメンテナンスなどで不在の時にも助かります。
今はPanasonic LUMIX GX1を愛用していますが、
最近ちょこっと使いたいカメラがありまして、近いうちにリプレース予定です(笑)

ちなみにサブカメラはPanasonicを筆頭にOLYMPUS、Canon、
Pentax、SONYと節操なく選んでいます(笑)
これはなぜかと言えば、メーカーに拘らず欲しい機種をそのまま選んでいるからです。
私がサブ機に求めるものは、お値段と大きさの2つ。
やはり気軽に使いたいというのと、あまりサブ機に予算を割いてしまうと
メイン機の予算が削減してします(されてしまう)という事情があります(笑)
あと大きさも大事です。
もしサブ機がD800ぐらい大きいのであればサブ機を持つ意味がありませんし、
建物内に持ち込むのであればコンパクトな方が使い勝手が良いと思います。
上述のとおりサブ機はいろんなメーカーを選んでいますが、
その中でも一番遍歴が長いのはPanasonicです。
Panasonicの特徴として、とても頑丈と言うのがあります。
以前鈴鹿サーキットに行った時にドライビングレッスンを受けたことがあるのですが、
実はその車の中にPanasonicのミラーレスを積んでおり、
急旋回、急ブレーキでシートから落ちるわ、
衝撃でカメラがジャンプして天井にあたるわ、と
エライ目に遭わしてしまったことがあるのですが、
動作に支障がなかったのはもちろん、本体に傷一つ入りませんでした。
ちなみに画質が一番良かったのはSONYだったと思います。
条件がうまく合えばメイン機をも超えるぐらいきれいな色を出してくれました。
上記のとおりメイン機の所で書きましたがメーカーそれぞれ特色がありますので、
このあたりも手にとってぜひ試写してみて選んでみて下さい。
②レンズの選び方
最後にレンズについて書いてみたいと思います。
私自身、ブログで載せている写真の9割は
いわゆる便利ズームというものを使用しています。
レンズは他にも単焦点や望遠も持っていますがあまり使っていないです。
これはなぜかというと撮影場所に行くととにかく撮りたい!という欲求が先に出て
レンズを変える前にシャッターを押してしまうからです(笑)
私の経験上、必ずしも高価なレンズではなくいわゆるキットレンズでも
十分に写真撮影を楽しめると思います。
最初からアレ、コレと言うよりは一本のレンズをすり切れるほど愛用した方が
写真の腕も上がっていくのではと思っています。
最後に・・・私が以前写真の雑誌か何かで見たプロのカメラマン方の言葉ですが、
「写真の良し悪しは腕が90%、レンズが8%、カメラボディが2%。」
名言だと思います。
以上、長々と書いてしまいましたが最後までありがとうございました。
偉そうな文章になってしまい気分を害された方がいれば、申し訳ないです。
素人ながらの思いを書いてみましたが、何かのお役に立てれば幸いです。
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Posted at
2014/05/28 21:26:48
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