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2004年03月14日

CG DAY見聞記その3・ユーノスの話

CG DAY見聞記その3・ユーノスの話 早くも後悔し始めてしまったトークショーだが、ここはまだ導入部。このあと福田成徳氏とエンリコ・フミア氏が登壇して話を始めるのだから…と気を取り直して見物しつづけることにする。

 満を持して…と言いたいところだが、冒頭の松任谷・大川両氏のダラダラとした雑談めいた「トーク」から、なし崩しに指名を受けた福田氏が舞台に登場する。うーん、雑誌編集が本業の人たちにそこまで求めるのは酷なのかも知れないけども、もうちょっとイベントが盛り上がるような演出を考えたほうが良くはないか?
 CGTVのスタイリッシュな手際を知っているだけに、そんなギャップが随分気になってしまう。もっとも、番組のほうは映像演出のプロが手がけているわけだし、恐らくこのイベントは二玄社のCGやNAVIのスタッフが手弁当でやっているのだろうから、落差があるのは仕方ないのだろうけれど…あれ?フミア氏はまだ出て来ない。うう~ん、どういう構成にしたいんだ?

 閑話休題。福田氏のお話だ。
まずは氏の職歴から。入社1年目でコスモスポーツのレンダリングに応募して落選、ファミリアバンを手がけ、ロータリーを積んだサバンナをやり―サバンナは当初社内では「レオニード(ちょっと記憶が曖昧)」つまりライオンと呼ばれていたそうだ。
Cピラーの派手派手しいルーバー状の飾りは獅子のたてがみを模った意匠だとか、リアのホイールアーチ周辺の造型は大地を蹴ろうとする獅子の後ろ足をイメージしたとか、やはり実務をやってきた人の話は面白い。
 70年代の3ローターコンセプトカー「RX500」も実は福田氏の手によるもので、最初はスポーツワゴンにしたくて(!)屋根を後ろまで引っ張って車体後部のエンジンルーム上に棚を作り、ラゲッジ・スペースを確保していたのだと言う。実現しなかったのは棚があると放熱ができず熱害が出るからで、当時の上司の命で止めさせられたのだそうだ。
ロータリーの排熱を処理できずに企画が没になる―福田氏が最近手がけたコスモ21と同じではないか。

 1980年代に入る。日本カーオブザイヤーを受賞した初代FFカペラはジウジアーロ案と福田氏以下のマツダ案の折衷だった話が出る。なるほど、あの端正な佇まいはジウジアーロだったと聞かされ、納得する。そしてこのカペラで受賞したご褒美に、福田氏は北米への研修旅行を提示されるが「それなら北米現法に出向させてくれ」と願い出て渡米、あっちでロードスターのプロジェクトをスタートさせたと言う。

 ロードスターの話は、実に興味深かった。プロジェクトの発祥が広島ではなく北米だったと言うのが初耳だったこともある。
しかしそれ以上に驚いたのは、途中頓挫しかけたこの企画を実現にこぎつける際に広島にうんと言わせる大きな力となったのが、北米販社の「アメリカ市場にはオープンのシンプルなスポーツカーが必要なんだ!」と言う後押しだったと言うことだ。
 なるほど、そう言う経緯があったのなら2代目へのモデルチェンジの際に殆んどごり押しとも聞こえるような「全幅180センチ以上」「3リッターV6搭載」「マッチョでムキムキなボディー」と言う要求を一蹴できなかったのも判る。
 しかも、この非公式プロジェクトを進めるにあたっての原資は「広島には、プラスチック車体の研究に使う予算が必要だと言った」「北米マーケットではエアコンで稼ぎが上がっていたので、その稼ぎを使わせてもらった。現法の社長が理解のある人で、それができた」と言うのだから、北米法人の言うことを聞かないわけには行かないだろう。
―3代目ロードスターがどんなものになるのか、非常に心配である。

 話は進む。ユーノス・プレッソ、スズキから基幹部品のOEMを受けたキャロル、ランティス…あれ?ランティスの前にユーノス500をやってる筈だが。
と、そこで松任谷氏が勿体をつけてユーノス500の話を切り出す(写真)。破顔する福田氏。大川氏の言いて曰く「ああ、あの傑作のひとつの」。
―おい。ちょっと待てよ大川さんよ。ユーノス500のデビュー当時、自分ら二玄社がどんな評価してたのかには頬被りしてその台詞かよ。まったく調子いいと言うか何と言うか…と、福田氏が「ええ、ユーノス500は最近になって若い方々に評価されるようになって、オーナーズクラブの会長のヤマモトさんという方が、本(リンク先参照)まで出してくださいまして…」。
はっはっは。最前列あたりで見物しているヤマモトさん、どんな顔してるだろう。照れまくっているんじゃないだろうか。
いやしかし「若い」って…ああ、まあ確かに福田氏から見れば僕ら30代40代は若い人なんだろう。

 さらに話は進み、ようやくエンリコ・フミア氏の出番が回ってきた。そしてフミア氏は、まったく予想もしていなかったトンデモナイ隠しネタを(恐らく世界で始めて)披露するのだった。
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Posted at 2004/03/15 00:43:08

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この記事へのコメント

2004年3月15日 13:22
ごぶさたしてますスピードマスターです。

>ちょっと待てよ大川さんよ。ユーノス500のデビュー当時、自分ら二玄社がどんな評価してたのかには頬被りしてその台詞かよ

どんな評価だったのでしょう??

気になりますね^^;

カーグラをご覧になっているのなら,これを見てみてください。笑えると思いますよ。たぶん^^;(「カーグラ風 ガンタンク」)

http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Labo/6907/index.html
コメントへの返答
2004年3月15日 13:57
あー、あの当時の評価ですか…。
概してアンフェアなものばかりだったと記憶してるんですよ。
最もフェアな記事が、広報資料をほぼそのまま引用して論評抜きに新車登場を伝えた1ページの記事、それ以外はまぁ、ほとんど子のクルマの存在をムシしていたようなものですが、例えばランチァ・デドラのサルーンと比較して「ユーノス500は姑息だ。本質的にプレミアムなのはデドラだ」みたいな特集記事を書いたり…。もちろん、プレミアムの本質が何であるか、なんてことは一切書かない訳ですね。そう言う記事の書き方こそ姑息でセコいんじゃないですかね。

 また、特大の爺様が「チョチョイのチョイ車」って表現を使ったのは確か、クロノスシリーズが最初だった(カローラ/スプリンター系統やコロナ/カリーナ、セリカ/ED/EXiV、あるいはマーク2兄弟、スカイライン/セフィーロ/ローレルに対しては使わなかった筈)と思いますが「ユーノス500はクロノス系のチョチョイのチョイ車の一つのバリエーション」なんて感じのことを書いておったわけです。
 このじーさんはどうも余程マツダが憎いらしく、評価の方向を転換したあとの記事(Dセグメントの4ドア車比較)でも「ま、カッコイイ車だとは思う。車内は狭いが、その狭さを我慢する人がいてもおかしくないと思うほどのカッコよさだ。これでアルファやBMWのエンブレムがついていれば…と思わずにいられない」ですからね。
 こういう人が、日本車はダメだとか欧州車は凄いとか言ってる
んですから。世迷い事も大概にしろ!ってなもんです。
その記事で、捻くり返って屈折し倒した、不承不承の誉め言葉を読んだときには「ザマぁ見さらせ。おのれの不見識を骨身にしみて恥じるがよい!」などと歪んだ溜飲の下げ方をしたものです。

 ちなみに当時の「アルファやBMW」は確か、155やE36だった筈で、ドイツの何とか言う雑誌ではXedos6が「我々の待ち望んだ、BMW3シリーズの強力なライバルの登場だ」なんてアオリとともに巻頭特集で取り上げられた(ユーノス店販促宣材「Club d’EUNOS」による)頃の話です。

プロフィール

「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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