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惰眠のブログ一覧

2008年01月31日 イイね!

きょうの朝飯は冷凍餃子

きょうの朝飯は冷凍餃子昨日の夕方から、中国の工場で製造された冷凍餃子に有機リン系農薬成分が「混入」していて(昨日時点で)10人が中毒症状を起こしていたことが明らかになったもんで大騒ぎになっているが、僕のけさの食事は冷凍餃子。

 実はこれ、元々冷凍じゃない宇都宮の業者(多分……)の商品なんだけれど、保存の必要に迫られて冷凍庫に放り込んだために、一夜明けた今日は「冷凍餃子」になってたわけだ。一々焼く手間が面倒だったので、冷凍チャーハンの上にトッピングして一緒に蒸し器で加熱して食べた。うーん、焼き餃子用に作られたものはやっぱり焼いて食べるべきなんだろうなあ。

 と言う、個人的な話はともかくとしてJTの子会社が輸入販売していた(もう過去形で書いていいんだろう)、中国の工場で製造された「農薬入り」餃子の件だけども、実はちょっと不思議に感じることがある。被害者に、深刻な急性症状が現れたことだ。子供一人が一時重態になった千葉の事例では、強い薬品臭までしたと言う。そんなもん食うなよと言う話は話として、通常「残留農薬」程度じゃ、ここまで凄いことにはならない筈だ。

 新聞でも「包装の内側から検出」なんて記事が一部にある。意図してやったのか事故でそうなっちゃったのか現時点じゃ分からないけども、どうもこう餃子そのものに農薬が混入してたんじゃなくて、まるで古典的な推理小説の毒殺トリック宜しく、パッケージ側に(高濃度の)農薬が付着してたんじゃないかって感じがする。
 で「意図してやったのか事故でそうなっちゃったのか」というのは、まず前者に関して言えば製造ラインの従業員が、職場に対する不満とかから信用毀損を企図してだとか、無差別大量殺人をやってみたくなっちゃったとかの悪意ある理由で包装パッケージの内のりに農薬を塗りつけたようなケースを考えている。
 後者に関して言えば、ラインに害虫がわいたりして不衛生なんで、これを退治しようとして殺虫剤を使い、そのまま洗浄もせずに運転を続けた結果、農薬を使った直後にラインを流れた製品パッケージに薬剤が付着しちゃってたケースなんかだ。

 どっちにしろどの段階でどんな風にして「農薬入り」の状態になったか確認できないことにゃなんとも言いようがないんだけども、関係各所も混乱してるな、と感じる。例えば千葉県警はこの事件を「殺人未遂容疑事件」として捜査に着手した(食品に人の生命に関わる分量の毒物を混入したような過去の国内同種事案に鑑みればごく自然な対応)というが、最初は業務上過失致傷容疑で……という報道もあった。
 報道も(知り合いにちょっと聞いたのだけど)最初は「千葉で一家五人が……」という孤発の「ちょっと珍し目の事件」だと思ってたら「実は兵庫でも」と分かって「全国で発生かよ!」と泡食った社があるようだ。

 しかしまぁナンですな。企業の生き残りとか国際競争力とかで「より安く合理的に」一辺倒でグローバリゼーションしてきた結果が、こういう局面でとってもネガティブに浮き彫りになりますな。
 これで「もう中国製は一切信用ならん」とバッサリ取引停止にしたところで、国内で製造しようと思えば「国際競争力」やらとは遠くかけ離れた高コスト(=売価の高騰)が必然だし――というより、もはや国内にはそんな生産インフラが残ってないかも――原材料を国内産限定で調達しようにも、食料自給率の数字が冷酷に示すように、供給は需要にはるか及ばない。

 マスコミさんあたりにも、ふた昔以上前の言葉「ルッソフォビア(ロシア恐怖症)」ならぬチノフォビアに罹ってるヒマがあるんなら、今の「繁栄」した日本の構造が、いつの間にやら足元を掘り崩された砂上の楼閣になってることを再認識して、その上で今後どうして行くのか「未来志向の」報道を心がけて欲しいな~なんて思ったりするのだった。もちろん、「いま・そこにある・危険」を迅速正確に報道してもらうのは当然だけど。さて、きょうは帰宅したら残りの冷凍餃子を食べちゃわないとな。




なかのひと

Posted at 2008/01/31 15:37:06 | コメント(2) | トラックバック(0) | 事件・事故 | 日記
2008年01月31日 イイね!

継続も撤廃もリクツがねじけてないかなあ

継続も撤廃もリクツがねじけてないかなあ租税特別措置法のお陰様で、ガソリン車のユーザーは税法の本則より割高な税金を払わされているのだが、クルマに関して言えば新規購入するときの自動車取得税や車検ごとに納める自動車重量税もまた、長期間「暫定」のまま本則よりも高い税額に設定されている。
 消費税が当初税率3%で導入されたときも自動車だけは6%の税率だったわけで、自動車製造はこの国の基幹産業の一つでありながら、いざその「地元特産品」を地場で消費しようとすると、税制面で色々と「嫌がらせ」を受けるという、笑っちゃう側面がある。

 ま、それはそれとして。
けさもラジオで揮発油税+地方道路税(いわゆるガソリン税)の暫定税率を巡る国会論戦を聞いていたのだけれど、複数の論点がきちんと整理されてないのをひしひしと感じる。大雑把に言って軸は二つで、その第一は「暫定税率をこのまま維持するのか、しないのか」もう一つは「ガソリン税を道路特定財源のままにしておくのか一般財源化するのか」。これがもう、見事にごちゃ混ぜ。
 いわば尊皇攘夷の人もいれば佐幕攘夷の人もあり、勤皇開国派も佐幕開国論者もいるというのに、属することのできる陣営は基本的に二つと言うような「なんだよ、どっちも呉越同舟、同床異夢じゃん」てな按配になっている。

 有り体に言って、野党民主党が攻め手に使っている「租税特措法は更新せず」は、政府与党を追い詰めるための議会戦術に過ぎないので、あまりこれを正面から支持することは僕にはできないが、少なくともそのリクツは間違いじゃない。(というか、リクツとして成り立つから攻め手に使えるんだけど)
 「暫定」なのだから、本来的にはその場しのぎの臨時収入と考えなくちゃいけないはずのお金なのに、最初から当然入ってくるものと見做して予算編成したりするから、こういう攻められ方をしたときに政府与党は慌てふためくことになる。
 中には官房長官と言う職にありながら「たかが税額の25円ごとき」だの「税金で単価をかさ上げしてることが消費の抑制につながり地球温暖化を防止することになる」みたいなバカ発言をする、政治家としても(元職の)行政官僚としても不適格な発言をする奴まで出てくる。みっともないことこの上ない。

 税金の額を幾らに設定するのがいいのか、どういう理屈でその税金が正当化されるのかっていうのは、政治の上でとても大事なことだ。「ちょっとお小遣い足んねーんだよ、頼むよ」みたいなせびり方が認められるはずもないのだから。
 んじゃどーすりゃスジが通るのよ、と言うことになるわけだけども、僕の考え方はこうだ。

 まず、道路特定財源の枠組みを維持するかどうかについては、道路利用者の受益者負担を根拠に道路整備名目で徴収されている以上、また政府説明の通り特に地方部において道路整備が必ずしもできていないことから、この枠組みは守られるべき。
 また租税特措法の暫定税率については、予算に占める道路整備費の上限があるため事実上使い切れないほどの税収がある、つまり「取りすぎ」の状態になっているのだから、税額は本則に戻すのが筋合いだということになる。

 ここまでは「筋を通すため」の話。
現実問題として歳入不足を抱えていて現状の税収額を縮小できない「現実」があるならば、暫定税額相当分の新規の租税立法(一般財源)を行うべきだ。
例えば「環境税」名目でもいい。ガソリン内燃機関が酸素を消費して二酸化炭素を放出するものである以上、ガソリン・エンジン車が環境に負荷をかけた分をどこかで何がしか対策して帳消しにすることが今の時代の「正義」になる以上、これは徴税根拠として成り立ちうると僕は思う。

 また、それを一般財源として取り扱うことについても、環境対策がひとり道路行政や産業など特定分野に限ったものではなく、それこそ個人の日常生活の時限にまで下がって関わりが出てくるものなので、ガソリンから得た税収を広汎な使途の財源にすることはおかしくないと言いうる。

 いま現在のツギハギの法律をダラダラ無批判に使い続けることに汲々とするんじゃなくて、ここらで論点をガサッと総ざらえして(提案は政府与党でも野党でもいいから)一発新規の立法をするくらいの胆力を見せてもらいたいなぁと思うんだが……期待するべきじゃないかもしれないなぁ。






なかのひと

Posted at 2008/01/31 14:00:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | ふと思ったこと | 日記
2008年01月28日 イイね!

先代フィアット500

先代フィアット500どーうも先代フィアット500というと、あの丸っこいモデルを思い浮かべちゃう向きが多いようなんだけど……。本当の先代はこの添付画像の角ばった、なんだか日本の軽自動車みたいなスタイルをしたモデルだ。
 以前雑誌記事で読んだ話では、実際に有料道路の料金所で集金係のおじさんに軽自動車と間違われて、軽自動車分の料金しか請求されなかったなんて話もあるらしい。

 デビューは確か1991年。日本には正規輸入されなかったはずだ。こういう安価なベーシック・カーじゃ商売にならないと当時のインポーターは考えたのだろうし、それは間違っていないと思う。ただ、添付写真のように実際に日本で乗っていた人もいるわけだから、正規代理店を通さない小口の並行輸入で好事家向けに販売されてはいたんだろう。

 ちなみに、当時の年鑑(というほど立派なもんじゃないが)を紐解いてみると、このモデルには通常のガソリン・エンジンのみならず今を時めく電気自動車バージョンも用意されていたらしい。

 そりゃあ、1957年から75年まで改良を加えられながら足掛け19年もの間、延々生産され続けたフィアット500が印象深いのは当然だし、日本には結局正規輸入されなかった(と思われる)90年代の500が、余程の好きモノでもない限り知らないのも仕方はない。仕方ないと言うか、こんなの明らかに無駄な知識だし。


 けど、やっぱりメディアで記事書いてる人にゃ間違って欲しくないのよね。この丸っこいのは先代じゃないんだよって事は、それでメシ食ってるライターが間違っていい話じゃあないと思うなあ。
Posted at 2008/01/28 20:50:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2008年01月25日 イイね!

先代「500」を無かったことにしないで

先代「500」を無かったことにしないでここで言う「500」は、ユーノス500のことじゃなくてフィアット500(チンクエチェント)のこと。パイクカーみたいな(と言うよりはVWのニュービートルか)商品企画の新型デビューで、自動車専門媒体のみならず一般紙/誌でも取り上げられるようなんだけど……もうちょっと事実関係を調べたってんか~と、関西弁でぼやきたくなる。

 添付写真の俗称「トポリーノ(ハツカネズミ)」の500と「ルパンのフィアット」ことヌオーヴァ(新)チンクエチェントがごっちゃになっているのは、まぁ昔からあった間違いなんだけども、そのヌオーヴァ500を「先代」と言うのはちょっと勘弁しておくれ、だ。
 先代のフィアット500ってーのは、1980年代後半~90年代のスズキ・アルトとかダイハツ・ミラみたいなボンバンを髣髴とさせる角ばった小型車で、そりゃ日本国内で殆んど知られてないのは仕方ないけども、幾らなんでも「なかったこと」にしちゃうのはヒドい。まあ、本場ヨーロッパでも先代は商業的に失敗だったという話ではあるのだけれど。

 しかし、グーグルのイメージ検索をかけても(念のために製造期間に当たる西暦まで追記して範囲を絞っているにも拘らず)出てくるのは新たなる500と、ダンテ・ジアコーザの旧い「新」500の画像ばっかりと言う有様なのが、そのホントの先代が商業的に失敗だったことを裏付けるかのようで憐憫を誘う。

 個人的には特に思い入れのあるわけでもないフィアット「先代」500だけども、以前同じマンションの斜め上の部屋の住人がそれに乗っていた関係で朝な夕なにその姿を見ていた身としては、ひとことくらい「先代500はそれとちゃうでー」と言っておきたいのだった。
Posted at 2008/01/28 13:34:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2008年01月20日 イイね!

『宇宙の地平線』と『未来への手紙』 ~COSMOS第10夜と第11夜~

『宇宙の地平線』と『未来への手紙』 ~COSMOS第10夜と第11夜~昨年の10月中に見終わるかと思っていたDVDの『コスモス』だったが、気がつきゃ年をまたいでも未だに道半ばだ。意を決して残り2枚のディスクの消化にかかる。「意を決して」と言うと多少大げさかもしれないけれど、内容の詰まった長尺の番組なので、見るにはそれなりに体力が必要だ。主として脳みそ方面の体力が。

 さて、まずは第10夜『宇宙の地平線』。SF者には馴染みの深い「因果の地平」だとか、宇宙の始まりや終わり、宇宙の「形状」にまつわるお話だ。今回改めて見て、漠然と「どこで知ったか覚えてないが、確かどこかで見たはず」の情報が、実は子供の頃にこの番組で得たものだったと分かってちょっとした感慨を覚えたりした。
 番組冒頭のCGは、流石に古い。いまの目で見ると古過ぎてちょっと痛々しいくらいだけれど、テレビ・ゲームが「インベーダー」とか「与作」とか「平安京エイリアン」だった時代のこと、まぁ仕方がない。

 それにしても、宇宙を論ずるサイエンス(科学)も、このレベルの事柄になってくるとえらく哲学めいてくる。セーガン博士も中央アジアあたりの古い神話や宗教を持ち出してくるのだが、そうしたものの中には最新の物理学が観測や理論の集積で辿りついた「結論」を、ある種の直観とでも言うのか、洞察してしまっているようなものもある。サイエンティストの指揮で制作されたサイエンス番組を見て言うことじゃないかも知れないけれど、人間の悟性の神秘を感じずにはいられない。

 続く第11夜『未来への手紙』は、生命賛歌とでも言うべき内容。生物が生存し、子孫を残すために必要な基礎的データは遺伝子の中にメモリーされている。ところが環境が複雑化し、それに対応する必要性が生じると、もはや遺伝情報のメモリー容量じゃあ追いつかなくなる。そこで生命は、脳と言うキャッシュメモリー装置を生み出したと。さらに人類に至っては内蔵メモリーですら容量が足りなくなり、文字などに託して外部メモリーに情報を保管するようになった……。

 そして、この番組が制作された当時、土星に最接近を果たしいずれ外宇宙へと飛び去っていくボイジャー探査機には、そうした「生命のデータ」の切れ端を記録したレコード(!)が搭載されている。浜辺から流した瓶詰めの手紙さながらに、遠い未来にもしかしたら他の知的生命体に発見されるかもしれないという迂遠なロマンだ。

 この番組を見るたびに思うのだけれども、サイエンス(科学)はロマンと切り離しちゃいけない。いけないと言うよりも、切り離すことなんてできないのだろう。未知なる物への憧憬、新たなる知識を得たときの感激、そういう喜び抜きに『知』は成り立たない気がするし、やや牽強付会に言えばいまの学童教育のカリキュラムではこの点が致命的に欠けているのではないかと思う。知ることや考えることから「楽しさ」を除去した、脱脂粉乳みたいな『知識』だけ摂取させようとしても、そりゃやっぱり難しいんじゃないかなあ。
Posted at 2008/01/22 12:15:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 芸能・文化 | 日記

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