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惰眠のブログ一覧

2007年01月31日 イイね!

日本『地上の楽園』化計画

日本『地上の楽園』化計画安倍政権は今国会で、通称「ゲートキーパー(門番)法」と言うもの(仮称「犯罪収益流通防止法」)を成立させようとしているのだそうだ。当初予定ではあさって閣議決定して本会議に日切れ法案として上程、さっさと成立させる手はずだったとか。

 聞いたことがない名前なので、ちょっと調べてみた。全国紙のオンライン版でサイト内検索をかけると朝日で一件の本記原稿、産経で一件の社説記事がヒットするのみだ。グーグルで検索しても約4万1200件と、決して検出件数は多くない。要するに、世間一般にはほとんど知られていない法律(案)なのだといっていいだろう。

 内容は、簡単に言うと「金融機関や税理士、弁護士など約50の指定職種にある者は、依頼者の行う金融・不動産売買等の取引に違法の疑いのある時には、依頼者にはその事実を知らせずに警察庁に通報しなければならないとする」もので、通報を受けた警察庁は取引のある銀行口座を凍結できる、というもの……らしい。一見、いいこと尽くめのように見える。産経新聞の社説記事も、その「いいとこ」だけをピックアップして日弁連が強硬に反対する姿勢を理解不能と切り捨てている。

 なんで日弁連が反対するか。宮台真司(社会学者)のブログの抜粋に判りやすく解説されているが、「弁護士が依頼者の違法行為を警察 に報告する義務を課されてしまっては、守秘義務も何もあったものではない」つまり弁護士と言う仕組みの根幹を破壊しかねないこと、「市民社会はもはや弁護士を全面的に味方と考えることができなくなる一方で、法案の提出者である警察庁は、全ての業界を自らの監督下に置くことが可能となる」密告義務化法だということだ。

 なるほどね、例の「自殺予告手紙」騒動で見せた教育再生会議の議論だとか、教育基本法改正だとか、憲法も改正したい安倍政権の描く「美しい日本」と言うのは、警察が社会をくまなく見張って密告を奨励し、意に染まぬ者は片端から処断する某「地上の楽園」同様の姿をしているのだろう。

 一応、法案の趣旨としてはマネーロンダリングの疑いがある場合云々とされているようだが、実態としては犯罪収益全般、それも『疑い』の時点で執行が可能となっている。これ、どう考えても憲法違反なんだけど――ああ、そうか。だから憲法も改正したいのか。現憲法下では許されない治安維持法的な法制度を、経済側面など搦め手から作り上げようとしてるわけね。例の「共謀罪」も依然継続審議になってるし。

 つくづく思うのだが、自国の国民が生産財にしか見えない柳沢伯夫とか統制監視の対象としたくて仕方のないシンゾーくんとかは、日本海を渡って「既にそういう社会体制の出来上がってる国」に行っちゃってくれた方がEverybody Happyなのに。
Posted at 2007/01/31 12:55:20 | コメント(3) | トラックバック(0) | ふと思ったこと | 日記
2007年01月29日 イイね!

私作る人、僕食べる人

私作る人、僕食べる人今ちょっと調べてみたら、表題のCMが放送されて騒動になったのは、1975年のことだそうだ。子供の頃のことだったなぁとしか覚えていなかったのだが、当時僕はまだ小学2年生だったのか。

 念のために記しておくと、この「私作る人、僕食べる人」というのはハウス食品がインスタント麺のTVコマーシャルに使ったキャッチ・フレーズで、台所(と言っても、たしか何もない平場に流しとコンロだけが建て込まれたような抽象性の高いセットだったと思う)に立った若いおねえちゃんが前半の台詞を言い、それを受けて居間のちゃぶ台前(といっても、確か何もない平場に、ちゃぶ台だけが置かれたような抽象性の高いセットだったと思う)にデンと座った若い兄ちゃんが後半の台詞を口にする。

 これが「性別が男ってだけのことで女が家事労働で奉仕するのが当然と言わんばかりで怪しからん」となったわけだ。『それが女の仕事だ』と決め付けるとは何事だ、と。んでまあ、何でこんなことを今更思い出したかと言うと、前の週末の柳沢伯夫厚生労働大臣の問題発言のニュースを見たから。

 報道で見る限り、総理や大臣自身は女性を「子供を生む機械、装置」に喩えたことをマズッたとしていて、だから即座に謝罪したんだしいいじゃねーかガタガタ騒ぐなよと考えている節がある。

 判ってねーなあ、と思う。失敗したと思ってすぐに言い方を換えた、とか弁明しているが、女性を『子供を産む役目の人』と規定した時点で、つまりスタートラインからしてもうアウトなのだ。大体、一体どこの誰が『お国のため、社会のため、労働力のため』に子供を作らなきゃならんなど思って暮らしておるものか。

 そもそも、こういう比喩を思いつくこと自体が、この男の人間性(に問題があること)を饒舌に物語っているのだと僕は感じている。
 柳沢伯夫は、『人間』を、生産財としか見なしていない。経済効率の観点、労働力としての視点だけでしか思考していない。そういう意識を強烈に感じる。彼がホワイトカラー・エグゼンプションの導入を熱烈に求めていることとも通底する発想だ。

 いまの所、女性の反発と言うことだけで語られがちだけれども、そんな表層のことだけで済ませていいことだとは、僕は思っていない。こういう考え方をする人物が、経済産業大臣であるならまだしも、よりにもよって厚生労働大臣を務めているとのヤバさは、もう少し深刻に受け止めていいんじゃないだろうか。
Posted at 2007/01/30 11:37:04 | コメント(2) | トラックバック(1) | 事件・事故 | 日記
2007年01月25日 イイね!

あのラゴンダに街中で出会う

あのラゴンダに街中で出会う出勤途中の道すがら、ほぼ毎朝のように停まっている姿を眺めるのが楽しみなアストン・マーティンのラゴンダが走っているところに出くわした。夜闇に浮かぶシルエットでも見間違えようがない。まるで外洋航海する豪華客船が港内をゆっくり移動しているような風格がある。
 同じ英国ブランドでもロールズ・ロイスだと、どことなく肩で風を切ると言うか、周囲を睥睨するかのような――まあ、実際に上背もあるんだけど――雰囲気を漂わせているのに対して、こちらはもう少しスマートに回りに溶け込むようなところがある。喩えてみれば、エリザベス女王とダイアナ皇太子妃の違いみたいなものだろうか。

 ところでこのラゴンダ、同じ信号に引っかかったりしたので暫らく付かず離れずで走っていたのだが、5.3リッターのV8エンジン搭載車にしては随分静々と走る。音が、ではなく動作が、だ。優雅で上品と言えなくもないのだけれども、僕の目にはちょっと、機関をいたわりながら恐る恐る、と言う風に見えた。そんな印象を抱いていたせいか、隣に並んだときに聞こえてきたエンジン音も、なんだかちょっと具合が悪そうに聞こえたものだ。

 1月26日の報道では、アストン・マーティンの持ち主であるフォードが創業以来最大の通年赤字を計上したことが朝からニュースになっている。昨年9月の段階で、既にフォードはアストン・マーティンを売却する方針を固めていたようだが、こういう状況になってくると計画の足もきっと速まるのだろう。買い叩かれる可能性もあるな、なんてちょっと哀しい想像も浮かぶ。
Posted at 2007/01/26 12:31:36 | コメント(2) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記
2007年01月23日 イイね!

増えてきたレクサスLS

増えてきたレクサスLS最近ようやく、街中でもレクサスLSの姿をボチボチ見かけるようになってきた。あまり自己主張をしていなさそうなクリーンな造型ながら、車体のサイズが大きいからと言うだけではなくて、存在感は確かにある。

 なぜだか自分でもわからないが、先代までのモデルを見ると『セルシオ』だと思うのに、現行車はなぜだか自然と『レクサス』だと認識する。なにか、スタイリングの方向性に一貫したレクサス・テイストみたいなものが織り込まれているからかもしれない。

 先日の夜、LSの後ろについて走る機会があったのだけれど、リアのコンビネーション・ランプの点灯部分がちょっと面白かった。昼光で見るとほぼ水平に紅白が上下に区切られているのだけれど、発光部分はその形とは少し違っていて、赤帯の下辺からボディ外側の側辺にかけてが光る。
 ぱっと見たときに直感的に思ったのだが、ちょうど歌舞伎役者の筋隈(紅隈)のような按配である。もしかすると、本当にその辺に「日本車のアイデンティティ」を表現するためのモチーフを求めたのかも知れないなぁなどと想像たくましくした。

 しかし――やっぱり何度見ても、目に飛び込んできて最初に抱く印象は「BMWの7シリーズの雰囲気を相当意識してるよなぁ」だ。まあ、あちらドイツ製のほうはもっとクドい形をしているのだけれども。
Posted at 2007/01/23 11:24:34 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2007年01月22日 イイね!

ダウンサイジングするVW

ダウンサイジングするVWむかし雑誌で読んだ記事だが、大柄な車体を小さな排気量のエンジンで走らせるのはクレバーなのだそうで、バブル期に日産がサンタナの代わりに2リッター級スポーツ・セダンとの触れ込みで導入したパサートも、本国あたりでの主力は1600ccエンジン車だったという。

 尤も昨今は、小さな車にもでっかいエンジンという贅沢な商品を作って、より高級なブランドへシフトする足がかりの一助にしてきたようだけれども、今度ラインナップに追加されたゴルフのGT TSIは、もしかしたら潮目が変わったのかも知れないと思わせる。ポロ(添付写真)よりも排気量が小さく、しかし高出力のゴルフか……。

 記事などに拠ると低回転域の補助にスーパーチャージャーを使い、回転が上がってきたらターボチャージャーにバトンタッチすることで、排気量1400ccながら出力は2400cc級というのが、この新しいガソリン直噴エンジンの売りだという。
 一般紙や自動車専門メディアの記事をざっと眺めた限りではVWがこのエンジンを投入してきた意図がわかりづらかったのだけれど、日刊自動車新聞(オンライン版)の短い記事が、その部分を端的に説明していた。

 要するにVWは、ガソリン・エンジン車の排気量を全面的にダウンサイズする方針で、その先駈けがゴルフの追加モデルと言うわけだ。まずゴルフのクラスでこのコンセプトを世間に浸透させ、次いで大型・多気筒のエンジンを搭載する上級クラスの車でも展開する――そういうストーリーのようだ。環境負荷の点で、排気量の縮小が有効なのは間違いないけれども、極端から極端へと走りやすい(と評する人もいる)ドイツ人気質が垣間見えるような気がする。

 このダウンサイジングが自動車製造業界全体の潮流になっていくのか、それともVW社ローカルの一過性の出来事で終わるのかはマーケット(消費者)次第なんだけれども、排気量の大きさが一種のヒエラルキーを形成する自動車と言う商品の世界で、これはどうなんだろう。
 まあ、最近はプリウスのように、排気量なんかを云々しても意味のない車が、自動車の一大消費地でも高く評価されているくらいだから、そう悲観したものでもないかも知れないが。
Posted at 2007/01/22 14:37:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | 海外の車 | 日記

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「そろそろ寝ないとなー。あした、絶対仕事が面倒くさいことになるの確定だから。」
何シテル?   09/17 23:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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