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イイね!
2015年05月17日

歴史を変えたかも知れない名車「ASL ガライヤ」

はいこんにちは。
朝(0時以降)見てる方にはおはようございます。
私が唐突に書くいつもの怪しげなコラム、新たにコーナーを開設……ってたって、多分もう書かないと思います。
というのは、今日久々に聞いた名車から、色々思いだしたからです。

その名車とは……


トミーカイラ・ZZです。
ZZはオープンカーというスタイル、ミッドに搭載したSR20DEのキャブ仕様、更にフレームはツインチューブモノコック。
調べればすぐに判ることですが、「モノコックフレーム」の剛性を上げるために、左右対称に中空構造の巨大なパイプのような構造を骨に、モノコック構造を組んだもので80年代のフォーミュラマシンと同じ構造をしているとのことです。
市販車ですが、これ、当然のように車検を通すことが難しく(トミーカイラの生い立ちが原因なのか、所謂キットカーに近いようなクルマと思って下さい)、海外、それもイギリスで組み立てて車検を通し、海外から輸入するという体裁で200台前後が現存したようです。

さて、「ASLガライヤ」じゃなかったのか?!というとこなんですが、ZZは上記の通り存在し現在も元気に走っているのが目撃されていました。
それで思い出した「歴史を変えるかも知れない」名車がALSガライヤなんですね。
まー、言うまでもなくガライヤはGT300等に顔出しはしましたが市販車は存在しません。



歴史は変わらなかったのです。



まずはASLガライヤとは何か、からお話した方がいいかもしれません。
wikiさんによると2002年のオートサロンに出展され、年内にも販売を開始すると言うことでHPもあり、当時には珍しい高解像度の動画をHPで配信までしてて……
携帯でなくなく中程度の動画をダウンロードして繰り返し見ていた記憶があります。

残念ながらバックアップは紛失してしまったので、もう見ること叶わないのですけれども。
その動画の最後にはRP-01という、ミドシップ4WD、しかもエンジンはRB26等(V8を乗せられるような計画だったとか)が派手な音を立てて登場するという代物。
当時ですから……峠ではまだランエボがぶいぶい走り回っていて、新車は丸目印譜とかS2000が出たちょうどそのころ。

ぽっと出のASLが、前述したトミーカイラへの出資に近い形態で作られたZZの後継がガライヤでした。
トミーカイラでの名前はZZだったような気もしますが……そしてZZ2はRP-01という名前でラインナップしたのです。
GTのおかげでZZ=トミーカイラ、ガライヤ=ASLという認識になっているようですが実際はそこは曖昧なはず。まあ結果的に公式に出ているのはASLなんでしょうけどね。
ASLで販売がかなわなかった理由は分かりません。
2005年になっても何事もなく、気づいたらHP毎ガライヤはいなくなりました。
東雲にあるSABにCAR SHOWという大きな看板のある建物が併設されていると思います。
そこにあった蒼いガライヤを私は見たことがあります。わざわざ見に行ったのですよ。
カスタムパーツもラインナップ予定でした(確か現車で600万以上、パーツも2桁万円級だったと)
内張は最低限の2シーター、アルミの無垢材むき出しのやたらとスパルタンな内装、恐らく市販車で出ていれば異常とも言える存在だったでしょう。

余談ながら私の持っている同人誌でもガライヤが(市販されたということになっていて)出てきました。恐らく2001年頃の冊子なのでしょう。

バックオーダーも抱えた状態で、結局試作車両を除き、現在動くクルマはありません。

さて、なぜこのクルマが歴史を変えたかも知れないのか、と言う話ですが。
クルマとしてはかなり異質なクルマです。
MRであること、アルミを大量に使用していること。そして、大手メーカーの製品ではないこと(シャシーを除き基本的な部品は日産の車両と同等だったり、テールランプも既製品を使用していたりしますが)、何より、まだスポーツカーが市場に受け入れられていた時代です。
実際にどれだけ生産できたか、そこまで過激なモデルを求めるカスタマーがいたかは定かではありません。
エリーゼを受け入れられても、もう1ランク上の変態さ加減が求められるために金持ちですら一歩退いたはず。デジタルメーターも所謂ELメーターで……レーシーではなくレーシングカーライクと呼ぶべきものでしたから。


そんなガライヤ。
GTで乗り比べてみました。
ZZだとアンダー気味で、フロント荷重がかかりにくい印象があります。極めて普通のMR。
しかしガライヤは言うなれば「コーナリングモンスター」。
空力なのか、ブレーキを軽く掛けるだけでもぐいぐい頭が入ります。
実車がそうだったかは判らないのがもう残念なぐらい。

RP-01(ZZ2)になると、MRの悪い部分が顔を出してしまいます。
軽すぎること・4WDであることが唯一のネックで、タイヤがすぐ逃げるのです。
でも高速旋回中に操舵がきくことの方が問題か(笑)


出て欲しかったなぁ。
前例なきクルマは、結局オクラに入ってしまいました。
大手じゃぁ、無理だろうけど……HFR2000みたく、キットカーで再現されないかなぁ。
ブログ一覧 | クルマ
Posted at 2015/05/17 19:14:33

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この記事へのコメント

2015年5月18日 22:03
はじめまして。

ガライヤに憧れた1人です。

昔、尼崎のSABで見れた時は感動しました。
今でも所有したい車の一台です。
コメントへの返答
2015年5月18日 22:17
はじめまして~!
良かった、現車見た方がおられた!

ガライヤ良いですよね、なんというか普通の人お断りなスパルタンなルックスも、ドライブトレインも。
今あるなら、次期戦闘機筆頭でしょうか。

かなり速かったでしょうね。

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