湾岸ミッドナイト３１巻で

もし山下はビートしか速くできない男だったら（笑）



まずE07Aと言う３気筒エンジンありき。そこからビートの開発が始まったんですよね？
でももし、ターボを載せる事になってたら、ソレもスズキのF6が載ってたらどうなのかナって。

載る訳ないが、当時も言われてたよ。E07はターボ付きもあるじゃないかって。
確かにPP1にE07Zが載ってれば評価は違ったよナ。
ターボ付でMR、そりゃ酷い有り様で迷車になってるよ。
でもE07Aって言う３発だからPP1なわけよ。
実はE07Aはビート専用設計のミッションを含んだユニットだった。トゥデイやライフに載ったのとは別物だ。

550時代のE05Aを改修して使う……ビートのクルマ造りはそこから始まっている。
性能を追求し吸気系を各気筒完全独立のマルチスロットル。
スロットルが３つならインマニも各別々（笑）
この狭いエンジンルームに良くぞ３リッター級のエアクリボックス……

クルマの事を知れば知るほどそれには驚く。
でも人は案外努力を評価してくれない。
評価されるのは判りやすい結果だけだ……


直３ってのはさ、ある意味究極のエンジンレイアウトな訳ヨ…
ある程度効率を求めて行くと４気筒じゃ小さいし２気筒はツラい。
で３気筒になる。これならバランスもあるしトルクも出せる。
勿論本来なら直列６気筒がイイ。
理論上は６気筒の半分だから１次振動もなさそうだが抑えきれないし音も軽っぽい。
思ったより振動するし音も独特。
バランサーシャフトを入れたって大きく重くなるばかりで意味がない。

ならショートストロークだ。
回転数が挙げられるし、何よりも軽快だ。

連槓比は当然大きく……コンロッドを強化し高回転を目指す。
パワーとサイズ、かけたコストと非効率。
直３が一番だ。