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Ryo L.W.S.enthusiastのブログ一覧

2022年11月12日 イイね!

車検、ならず

指定工場によるホリデー車検に突入。

したんですが、なにやら不穏。というか来る前から不穏な予感はあったんですが、点検開始直後に帰ってきた答えがあまりに意外でやや面倒な事もわかった。
書類そのものは不備はないし、強度証明などの各パーツの書類も揃っちゃいるんだが(元々手放すつもりで全部確認しているので有ることが分かっている)そんな話ではない。
端的に、ミッドシップなのでエンジンルームを開けるにゃ工数がかかる。
そもこの工場では車検が出来ないので持ち込みになる。
諸々で金が予定以上にかけなきゃ無理だってんで、工場側ができませんとのことで……

んまあ、普通の車ちゃうしな。

てんで、そもそも整備入場したホンダディーラーに向かうことに。
こちらで車検のための入場日の設定と、直前だけれど無料点検を受けられるってんで確認してもらうことに。

うー。結局こうなるか。駐車場からわずか5分の距離にあったんで、安いし当日完了だしで良さげだったんだがなぁ。
流石にビートくらい古いと整備員も大変だろう。一時期ディーラーでは整備できないと言われたくらいの車両だしな。

で、ひと悶着を終えて帰宅すると子供が「宅急便来てたよ」というのでカメラ映像を確認する。
ローソンのような服装に、やたらでかい荷物。

……来た。
が、いわゆる不在票はなく首をひねっていたんですが、1時間程で再度来てくれた。なるほど、だから不在がなかったのね。
そういえば先日は郵便局が再度配達に来たな。頭が下がる思いだわ。

FUJITSUBOのでかい文字の入った段ボール箱。
ぱっと外観を確認してほっと一息。本来ならこれはもう少し早く到着して、装着出来てなきゃいけない。
ま、今日届いたからさっさと付けてしまおう。14日は休みを取ってるから作業するかな。
という訳でまず発送元を確認する。
藤壺技研工業、静岡県裾野市須山。おおう、裾野の工場直送かい。地元じゃ須山県道って言う名前で呼ばれる道を、平日仕事終わりにドライブしてよく見かけたもんですよ、赤いFUJITSUBOの社名を。
懐かしい。ひと悶着あったもんだけれど、注文を受けたショップが宮城で工場が裾野ってどっちもよく知る場所ってのも大笑いですがねぇ。

あの当時は結局使わなかったんで、パワーゲッターほしかったんですよね、本当は。
ともかく検品。

おおう、FGKの文字が誇らしげに踊る。メインファクトリーですよメインファクトリー。

こちらも思ってた以上には美しいビード。私は仕事柄、美しいビードを見慣れていまして、極厚の板に盛られた巨大なビードから薄板に刻まれる小波のような極めて美しいものまで見てきましたし、今使用しているエキゾーストの溶接はそれこそ芸術品でして。

って感じで

そのたびに溶接直ししてるので、もう美しさは見えないかな。
なんですがですね。

大量生産しているとはいえ、さすが技術集団だけあります。鈴鹿の職人程ではないにせよ、充分強度の出ているビードですね。速度も色を見ればわかります。かなり丁寧かつ手早い溶接作業であることが伺えます。

これに比較すると……いやはや、もう手放すものには未練もなにもないですが。ってんでこの箱が来たってことはツインカム管ともお別れ。この箱を加工して、スペーサーを再利用して梱包。パーフェクト。160越サイズに10kg越え、オークションで発送する最大サイズに収まる。
で、手続き……って思ったら、今度は個人認証のための書類送付?免許証と自分撮影しなきゃいけなくてひと手間かかった。面倒になっていくなぁ。色々中間マージン取られるしさぁ。
で、いくらで売れたんだろうと過去の履歴を探すと、直前の販売で12万?!嘘だろ、5万ってかなり強気に出してたけれどさぁ。

中古でせいぜい4万出れば良い方だろ?私は今回購入したフジツボ代が帰ってくれば良いかな、っては思ってますけれどね。

夢膨らむ価格だな。こちらはもちろん車検代に為る予定ですが、もしそこそこ帰ってきたらnewSR買わなきゃねぇ。

という訳で、今度は11月26日、サーキット(カート)参加後に車両を直接持ち込んでの点検受けてきます。
なので……早々にマフラー替えよう。ビートのマフラーはジャッキいらないし、ボルト2本外せばひねって抜くだけだし、問題はむしろ取り付ける方のマフラーにつけるゴムだよなぁ。うまくはまってくれれば楽なんですが……正味1時間以内で全部片付けられるはず。まずは確認して、だめだったら再準備してやるか。
Posted at 2022/11/12 15:56:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | いつもの日記 | 日記
2022年10月30日 イイね!

純正足届く。

で、検品。
意外に外観がキレイ。えっと、使用感はあるし、古いんである意味仕方のない部分はある。
でも、欠品がなく適切なお手入れがなされていて保管状態も良好な物件だ。
しかもサスペンションラバーキャップが全部ついてきた。見てみたがかなり柔らかく、多分自分のものより良好な感じ。外そうにも柔らかく吸い付いていてなかなか外せなかった。

もうこれだけでもかなりラッキー。
こいつはアーマーオールでお手入れして、基本室内保管でいいかな。
で、とりあえずばらすかー、ってんでフロントのばねにタイラップかませて動かないようにした上で17ミリをあてがうと。

くるり。

おやあ?思ってるよりもゆるい力でベアリングが滑った。
というかこれは思わぬ行幸。
工具外してアッパーマウントを握り、スプリングをつかんで回すとこれまたくるり。

思っているより軽い力で回る。こいつはバラす必要なくそのまま使えそう。
それにバラすのにちょいと工具か車両搭載状態でないと無理あるんで……
いやいや、これだとショックの状態も悪くないんじゃないか?
元々オイルも何も入ってないって聞いてる純正ショックはへたり方も緩やかで、長い期間扱える訳だし。

ということでダウンサスを検討開始。
ダウンサス、ったってどうやら純正品より自由長が短いってことのようですね。
車高調が短くて純正品より交換しやすいように、ばねもダウンサスは交換容易なようです。
見た感じ、不等長ピッチに仕立てていて、自由長は短い。純レートはやや低いように見えるけれど、多分一部線間密着状態から指定されたレートが立ち上がるものと推測。

そもそもビートの純正足は直巻だよな。ストレートでピッチも一定。
リア足だけ使ったことが有るが、ストロークも有るし実は非常に好印象だったんで純正足には興味があった。

通常でプリロードがかかっているので、コンプレッサーで圧縮しないと交換は困難。
プリってるってことは下がらない=縮み側を確保して伸びを犠牲にしているはず。
車高も高い。
これに比して、不等長ピッチのダウンサスだと線間密着までレートが低く、つまり通常の状態でもぐっと下がる。
下がる分、伸びを確保したいのでヘルパー入れたいんだけれど……っておもってしまった。
いやいや、結局サスペンションストロークを犠牲に車高を下げたままにするのね。ふむ……あんまりやりたくないかなぁ。
まあショックは交換前提で扱うので、一度設計済みのダウンサス扱うのも面白いだろう、とは思います。

安いし。

そうなんだよね、ダウンサスキットって結構安い。お手軽に遊ぶ・試す・確認するにはこいつは美味しいと思う。

ん、よおし。あんまり下がらない、今も普通に売ってるRS★Rがやっぱりベストだろう。
安いものとかRGのは下げ重視のようで、ちょっと私の考えに合わない。
それでうまく行きそうなら、NewSRにSWIFTあたりで組み込んでセッティングだすのも面白いかも。こっちは遊ぶって感じじゃなくて、それなりにセッティング出すイメージになるから品番と詳細拾っておこう。
ちょいと楽しみだ。
Posted at 2022/10/30 18:36:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | いつもの日記 | 日記
2022年10月22日 イイね!

経験値が考えることを加速させる。

好きなことばっかりやってきた自覚はある。
そんな中多分一番だったのが、知りたいって欲求だった。
無駄に頭が回る上関西人だったのもあって、ほんの僅か先の事を予測して身構える癖もあった。今はともかく。

関西人生まれなら必ずデフォルトで魂に刻まれている、まるで異世界転生で手に入るパッシブスキル「ボケとツッコミ」の効果は、結果として強力な連想能力が手に入る。
ロジカルに切り組み立てるプログラム的発想を持って法律を学べば、それが正規表現によるコードにしか見えなくなる。
さらに、法律の親子関係を組み立てると、政府を揶揄する「箱型行政」の実態も理解でき、それがオブジェクト指向プログラミングに見えてくる。

で、これが今の私の頭の中の基準になってる。
経験値はものさしになるって話がありますが、経験したもの全てが役に立つわけではないですね。
なにせ経験そのものを照らすべき「もの」と次元が合わないとそもそも使えないでしょう。
長さを測るのに秤じゃ無理なように。
結構そんな中でも他にないのが流体力学。非常に面倒。だのに気体の熱的特性、湿気まじりなどなどは他にない特性を示すので吸排気を考える上では必須。
なお私は今どきの油圧回路で学びました。結構実地で。コレが効いた。

共振とかも知っていてもなかなか応用できないものの、今度は音を考える上では絶対に必要になる。
ビートでは「3000rpm」付近で必ず排気パイプが震える現象があります。何かしらの共振帯何だと思います。パイプを変えようが個体が異なろうが皆大体このあたりでなにか音がする、違うと言います。
そりゃそうだ、そこで共振してるからだ。ただ、何がかは分からない。調べてないし。
計算すればすぐわかるとは思うんですが……計測と確認が面倒なので。
最近だと音を聞いてカタチが想像できたり構造が大体わかったり、逆に音質を形状で理解したりします。

大変な変態です。

マフラーは形状・構造・材質と全て音質に関わります。
厚さは反射音・吸収音に影響します。薄肉チタンでは通常は共振域が高音に入り、低音寄りになります。
分厚いステンレスや鉄を用いると低音が消えやすくなり、静かになります。
溶接端面から溶接端面までの長さが長いワンオフマフラーは共振域は長さ=波長なので低音での共振が発生しやすく、そもそもマフラー長さの短いビートが重低音を出すための構造がやったらめったらぐねぐね曲げる「長い」マフラーなのもわかりやすいでしょう。
見た目・長さは楽器でもそうですな。アルトリコーダーやコントラバスなんかの低音が出る楽器はでっかくなりますよね。
ところがエキマニはまた若干様相が異なり、そもそも集合管はエンジン出力を上げるための掃気効果を狙うためのものでもあるので、脈動と大きく関わってくる事もあり見た目でそのまま音質を語る事はできません。

なんで、実はツインはあんまり好きじゃないんですよ。今使用しているのは「完璧な」ツインなので文句のつけようなぞない、将に理想なんですが。
だので、パワーゲッターなら良かったなぁと。なら買えよって言われそうですが、んでも安いの選んじゃいましたよ。
HKSリーガルのが、ツインだったら良かったんだ。あっちは消音方法が違い、とりあえず初期はかなり静かで低音消音型なので回せば高音が聞こえるという。
フジツボの殆どはいわゆる隔壁型で消音性能と排気性能を両立した高性能品。
ただレガリスKの二本出しの中身は分からない、そう、ツイン型の一番の嫌なところは「カットしてみないと中身が分からない」不安。なので、車検に通すという最大の目的以外は期待していない。

悪いって意味じゃないですよ。普通の人と同じ不安です。分からないって不安。

で、今日は売るFEEL'S管バラしました。変なところにフランジあるな、って思っていましたが売ろうと思って納得。
箱に納めるために切ってるんだわ。考えたら当たり前か。
で、緩衝材で隙間埋めて160サイズジャスト。うーん、考えて作ってるのがよく分かる。実際、規格内ボックスなので汎用で買える。多少金のあるショップでも無駄に金は使いたくないしね。
フランジも汎用50パイ。だのでjuranあたりで汎用ガスケットを使えば良い。これも読みどおり。
熱が加わるのか入っていたガスケットはメタルだったね。あ、ネジもフランジもサビサビなので想像の通りだとは思う。
キレイにしたし心配なくなって、撮影しながら思う。
……これで静かだったなら問題一つもなかったのに。FEEL'Sはギリギリ規格なのでもうちょっと煩いから車検心配だし。

しかたないね。
Posted at 2022/10/22 12:31:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | いつもの日記 | クルマ
2022年09月23日 イイね!

ディスプレイについて

以前のディスプレイは、イーヤマの17インチCRTが死んだ際に買った、三菱ディスプレイ「Diamondcrysta」シリーズ。

今のはやりは知らないが、そもそもMATROXのミレニアムから始めた自分としては色合いにうるさい。
アレ以来、現行nVidiaの流れを汲むボードは、ソレがオンボードされていない限り使ったことはない。
PC98シリーズを一時期使っていたので、Savegeなるカードの記憶がまだあるが。

さて、おそらくCRTにこだわってた(それもイーヤマを使ってた)自分が、CRT死を迎えた直後に選んだ理由はおそらく画質だと思う。
なんだかんだ言ってグレア液晶は写りが良い。なおかつ、黒がくっきり見える、ある意味現行TN液晶とほぼ同等スペックを持つ液晶パネルなので残像も少なく、視野角もかなり広い。違和感なく使い続けて使い倒して12年(価格コム調べ(爆)、ロットに製造年がないんでさ)、とうとう突然の暗転。

はい、完全死です。びっくりした。
もう一台サブパネルも同社ノングレアタイプなんですけれどね、こちらはPC電源に合わせて落ちない、色飛び(再起動の必要あり、でも電源スイッチが完全死)など問題を抱えていたので既にチェックしてたところに来てメイン死なんで。

ただここで自分も長年使い続けた結果として、RADEONシリーズとの相性を全く気にしてなかった。

色合い。
ディスプレイの調整は一切していなかったけれど気にならなかった。今にして思えばアレは謎技術だなぁ(現行サブディスプレイのお陰で調整できるのもありがたい)。
更に助かったのが、RX570という超コスパグラボ。東北に流されていた頃、年末に死んだサファイアの4770HD(白くなった。出力する色合いが死ぬってことはもう駄目)の代わりに、行ったらむっちゃ安かったんで買ったんだが。
今このレベルが6万近くするんだよな。買っておいてよかった(しかも弟も同じの使ってたから、やろうと思えばクロスファイアできるんだぜ……電力と熱とを引き換えに現行RX6600程度にまでは性能が出る)。

実はCatalystってドライバより更に高度に弄れるAdrenalin(某社タイヤと似た名前だけれど、こっちは「中毒者」の意味があるそうだ)の精細に変えられる色の濃さ、色温度、明るさにコントラストが「肝」だったんです。

つか、自動設定で自然な色合いを表現できるディスプレイに、超出力幅のあるグラボです。
ずれた途端、気持ちが悪い。
色が濃い、白飛び、逆にスモークしたみたいに白けたり、エッジが立ちすぎて気になったり。
ディスプレイ設定いじってグラボにOSをって無茶苦茶したから、一時期壊れたテレビみたいな出力になっててどうしようか焦った。

つーかOS上でHDR使ってたのが一番悪かった。

で、ほぼデフォルトに戻して、ディスプレイも気になる部分以外は出荷時に戻して、Adrenalinで色合いを調整。
ペンキを塗ったくったような色合いからどうにか見れるようになった。Radeonありがとう!もう少しいじるとは思うけれど。

元々3D屋じゃないうちら兄弟は2Dの発色をメインで考えて選択してきたんで、今じゃ立派なAMD使い(しかも一時期からAsrockで相性問題に苦しめられてきた)です。

で、買い直したのはGigacrystaって名前似てんなぁ。I-O dataさんが扱ってる液晶。どこが実態だろう?
いや安いのよコレが。間違いなく以前3万程度で買ったものと同等サイズが1万5千円から買える。
今回はアームに調整機構が乗った2万程度のを購入。今すごいんだねぇ。エアダンパーなのか固定機構なしに上下調整、更に上下左右になめらかに首振りできる。
前はその辺かなりいい加減でさ……プラの接触面はねばるんで硬いし角度限界あるしとか調整できないのが当たり前だったのにね。

e-sportsバンザイ。君たちのお陰で高性能なアイテムが安価に手に入るようになった。
最大の恩恵はニッチもニッチだった機械式キーボードが価格低下したことだけれど。
赤軸なんかもう高くて絶対買えなかったのに、今じゃ1万そこそこから有る。
古い価格を知りたい場合、HHKBシリーズの本家本元の価格を見てくれればわかる。
昔の価格帯で言うならCPUに次いで高いのがキーボードってことになる。そりゃグラボにコストかけるわ、ってなる。

まあそんなんでも20年近く使えるんだから買っておけば良かったよ。HHKB Lite2使ってるけれど。

というわけで、とうとう、このHHKB以外はほぼ現代戦に耐えうる新品になった。そろそろPC周りはリサイクルかけるかな。
Posted at 2022/09/23 05:46:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | いつもの日記 | 日記
2022年08月24日 イイね!

ビートとの今後について

とりあえず維持と今は考えていますが。まずは足を無限にしようかと思っています。

実はある程度行き着いて、如何に満足すべきかに現在焦点を合わせています。
色んな意味でビートというのは理想を詰め込んだ最小限のパッケージです。
例えば比較で上げれば、S660やアルトワークスがあると思います。
両方とも、入手という意味合いでコスト的に悪いです。
同コストでロードスターが手に入るので。

しかし新型については「そのままでは私の趣味の範疇に収まらない」可能性がある。

これは1990年代の車しか私は知らないからだ。

90年代、それは私にとって全てと言える意味を持っているんです。
ロックも、本来であれば80年代、70年代が主とされる中、私が聞いていたのは90年代がほとんど。
まあ、有名どこでは80年初頭結成されたものもあったりしましたが。今でもMANOWARは私にとって最高のバンドですしね。

ともかく。
90年代と言えば、排気ガス規制で消える最後のスポーツカーがいた、そして2004年の共同危険行為の禁止が施行され峠から走り屋が消えるその直前のこと。
頭文字Dの神奈川編のリアルなタイミングと言えばわかりやすいか。

そう、私は峠の走り屋が現役だった時代に車を覚えた人間です。
90年代スポーツカーは、基本的な設計や技術はすでに枯れきったところ、まさに純正で行き着いたマシンが販売されていた時代なのです。
400Rなんかもギリギリここかなぁ。何にしても幸せな時代ですよ。バブルも終わった辺りで、その後2000年に入るとエコカー減税に応る税制導入など、車に取っては悪夢の時代が始まるのです。
分厚くなり、無理やり燃料を吹かないように設定されたり、其のために搭載される純正コンピュータは性能がバカみたく上昇したわけですが。
その間に衝突安全性なども付与されて重量がばかかさむことにも。

で。私がメインで乗っていた車ってのは、そういうものに全く影響を受けない時代、より幸せだった時代の車なのです。
そんな時代の、かなりのコストをつぎ込んだとされる理想形、それがビートなわけでね。
ただビートってやっぱり軽自動車なのですよ。しかも超高回転型エンジンで、扱い方が極めて独特で、知っていなければ非常に扱いづらいものです。
ソレを知っていても、経験的にわかっていても忘れているものです。
思い出すと、今度は新しい発見もあったりするものです。

つまりそれが、エコ運転に対する考え方ですね。

2010年までに、車は足かせをつけることになります。電制スロットルによる強制的なアクセル制御です。
コレを利用したものが「エコモード」と呼ばれる、アクセルをいくら踏んでもプログラム通りにエンジンを制御するという、アクセルの踏み方を無駄にするプログラム。
キャブからインジェクションに変わった直後、バカコンと揶揄されたように、踏んでも加速しない言うことを聞かない、NAなのにレスポンスが悪い等……。

踏んでも加速しないから、結局ドライバーは踏むことになります。だので意識と車の挙動が若干異なる上、そこにトルコンの挙動が重なることで普通の乗用車は過去の車とは切れ味に差が出ることに。
マルチスロットルを選んだり、あえてキャブに換装するのと同様に、バタフライにワイヤーを引くということまでチューニングは進むことに。それは時代に逆行することであり、それこそが結果、理想に近づくための手段になりえた。

90年代車両は其の意味でギリギリ、キャブでもなく、エコ化された車でもない。
純正状態でも理想に近い。
あえて今から新型を買うよりも理想形を求め易い。

そんな車両でも現在のエコ車両より燃費が良い状態で走らせられる。
GE8での経験で言えば、そのスイートスポットは広く扱いやすい。ただしビートの場合、その領域に至るまでが燃費が悪い。
チューンドNAは高出力を目指す為に低回転でのトルクが非常に薄く、基本的に高回転を回しやすく作っている。

なので、ビートも同様、基本は「1速全開レブまで」という走り方が正しい。

それじゃエコ運転できないじゃん、と言われればその通り。
実際殆どの慣れたビート乗りは燃費を気にしない。
悪い人はかなり悪い燃費を叩くらしいし。私が買った直後では燃費は全く安定せず、なかなかスイートスポットを探す事もできなかった。まあ、整備が必要だった面も否めないが。

最近わかったのは、4000回転ぐらいが扱いやすい回転数であり、燃費もそこを境にする、というところですかね。
しかも大体2500~3000を安定させることが一番燃費に効く、という、分かる人には非常にイラッとする内容だということが分かると思います。
トルクの立ち上がり部分であり、時速にすると45~50位と非常に微妙なラインになるからですね。

しかも回転数を維持するのが大変だったり、加速がもっさりしてたり、失速から立て直す事で燃料を浪費するんです。
エコ運転のためには回転をドロップさせないようブレーキを踏まない、再加速を丁寧且つ踏み込みを浅くで制限。
結果平坦より起伏に飛んだ峠道のが燃費に効くという。
あ、あと出来れば後ろに車がいないのが良い。こっちはトルクが薄すぎて加速しないってのに、どっからでもトルクもりもりで邪魔と言わんばかりに張り付いて来るから……

燃費よし、フィーリングよし(๑•̀ㅂ•́)و✧コストよしで加速しないのと引き換えに運動性能が非常に高い。
普通車についてくと燃費はガタガタだけれど、それはそういうモンだと割り切れば高回転での軽快さが非常に小気味よい。

後はイカニ車検を楽にするか、だなあ。
Posted at 2022/08/24 20:19:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | いつもの日記 | クルマ

プロフィール

「帰ってきたセルボ、なんか元気に加速するし音がいい。もしやアタリエンジンかも。」
何シテル?   08/21 23:11
憧れのCR-Xを手放し、そして今、初めて憧れたビートを手にすることが出来ました。 今でも最高はZCエンジンだと信じて疑いません。残念ながら乗っていたのはB16...
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