• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Ryo L.W.S.enthusiastのブログ一覧

2011年05月10日 イイね!

所謂ドリフト

ドリフトってなんじゃらほい。

スキッドとどう違うのか?
ドリフトって意味を調べてみると、漂うとか『?』な意味が出てくるでしょう。
漂うって言うとなかなか日本語の語感として伝わって来ないものがあります。
そこで『流される』と意訳した方が良いかと。
ドリフトは自動詞ではなく他動詞に近い、そう印象しておく事で理解が進むと思います。


つまり、自ら漂ってるのではなく、何か外の影響で流されている……のだと。

まあ言葉の意味はそんなもので、ではドリフト状態にあるクルマは?と話を戻しまして。

簡単に言えば半グリップ状態、コントロールアウト直前のスリップ状態であると定義すべきでしょう。
スキッドと言うのはそりに乗った状態、つまり完全にグリップを失って横滑りしている状態でしょう。

全部スリップには違いないんじゃないか?
全くその通り、だからスリップと言う幅広い意味のある言葉で表現しきれないのです。

調べてみると最近はピストの登場で言葉だけは有名なスキッド(SKID)ですが……タイヤの横滑り状態を指しているので、これも幅広いと言うと広いですが、縦滑りはスリップになるようです。

話がそれました。


スリップ、スピンは通常コントロール不能であるとして、ではコントロール出来るスリップ状態とはなにか?と言うとこを話すべきでしょう。
通常のクルマは必ずどこかが滑ってコーナリングします。

必ず。タイヤとは限りませんよ?
滑らかなコーナリングと言っても機械的には必ず何処かに差動を発生させて無理を逃がさないと曲がらないのです。
勿論タイヤでも構わないので、広い意味では完全なグリップ走行と言うのは、結局どこかは滑ってる訳なので、あり得ないともとれます(タイヤは滑ってないけどダイレクトではないと言う意味で)。
さて、グリップ走行中、ブレーキからコーナリングを開始しましょう。
ノーズダイブからブレーキを抜き、サスペンションは車体を起こし始めフロントのトラクションがかけられる状態で切り込みます。
ステアを切った瞬間から抵抗が発生して車体にヨーが掛かりロールを始めます。
この状態では強くフロントを押し付ける状態がフロントからアウト側へと移り(荷重が移動し)、姿勢は外に倒れます。
この場合フロントのアウト側のタイヤは最大グリップでトラクションを発生させコーナリングの力を支持します。
コーナリング中、4つの車両のうちアウトの2輪に荷重がかかる事で『ニュートラルステア』状態となりますが、現状フロントにかかる事でオーバーステアになる虞がある状態です。
これがコーナリング初期状態と言えます。
アクセルはパーシャルから抜き状態、軽いエンジンブレーキ状態を想像して下さい。
荷重はフロントからリアへ、ゆっくり移動しながらコーナリング中期へ。
現在アウト側の2輪に荷重が均等なニュートラルステア。
コーナー出口に頭が向いたらコーナリング終期へ状態が移行します。
アクセルを全開、荷重は一気にリアへかかりアンダー気味に立ち上がります。
通常アクセルをあけると荷重はリアへ移動し、フロント荷重は抜け、結果リアの接地圧が上がります。

さて、コーナリング前期の荷重がかかっていないリアタイヤ、グリップはどう言う状態でしょうか?
勿論重量を支えているので接地してますが、簡単にこのグリップを抜いたり、逆に加速態勢をとってグリップを復帰させたりとある程度コントロール出来る状態になっています。
こう言う状態に意図して操作するのをドリフト走行と言うんだと思います。
まあ最近はグリップが強くなかなかドリフト状態には持ち込めないとは思いますが。

大事なのは姿勢と荷重のコントロール、そしてどれだけ意図して持ち込めるか、かと。
呼吸でもするかのように四輪の荷重をコントロールしてドリフトさせていく事が出来れば、きっとダートでも大活躍間違いなしです。

まあ、滑る事を前提にした走りは、それを経験しなければ身に付きません。
北海道・東北のドライバーの強みはそこかな、と思います。


長くなりましたが、姿勢コントロールによる荷重とグリップ、トラクションのバランスこそがドリフトなのでしょう。
ただ滑らせ、機械的に復帰するのはドリフト『走行』ではないのかな、と。
Posted at 2011/05/10 20:37:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | モブログ

プロフィール

「制御下にない状態のドリフトはただの制御不能状態。意図的に制御不能にした場合は罰則対象だとは思う。でもその意図がないなら罰さないが適正じゃないのかなあと。
まあ意図的か否かを事後で判断は難しい(過程やドラレコ等が不可欠)」
何シテル?   12/03 10:53
憧れのCR-Xを手放し、そして今、初めて憧れたビートを手にすることが出来ました。 今でも最高はZCエンジンだと信じて疑いません。残念ながら乗っていたのはB16...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2011/5 >>

1234 567
8 9 101112 13 14
151617 1819 20 21
2223 24 25262728
293031    

リンク・クリップ

燃費記録 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/03/28 22:17:46
 
やっぱりDOHCだね! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/02/19 12:46:36
秋。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/11/26 22:40:49

愛車一覧

アメリカその他 その他 アメリカその他 その他
助手席に括りつける予定。まずは輪行に慣れないとそれも意味はない。 とりあえず走り慣れして ...
ホンダ ビート REBEL (ホンダ ビート)
初の白、初のオープン、初の2シーター、そして初の憧れの車。初めて見て以来、ずーっと憧れて ...
その他 ZERO9 その他 ZERO9
車載可能な、搬送可能なモビリティとして購入。最もパワフルでギリギリ原付の電動キックボード ...
ホンダ フィット RS (ホンダ フィット)
―ようこそ!失速のない世界へ― Rord Sailers 黒いクルマを乗り継いできて、 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation