Ryo L.W.S.enthusiastのブログ一覧

FF乗ってた頃ってそんな気にしてなかったんですけどねー。
ビートは特に足回りが気になる車両じゃないですか。というか、フロントが軽すぎるんで色々考える事は多くて。

でー。

考えた結論ってのは別段ないんですけどね。
サーキット重視だと実は足って別段考えなくてもそんな問題ない場合もあるんですよ。
うちら旧車乗りの中では。
今では常識の事が、過去にはさほど考えられなかった世界だったりするんで、ひたすら車高を下げきる！なんて今考えたらばかげたセッティングが生きることもありました。

重心の低下の方が、足の動きよりも重視される場合というのが有るわけですね。
こういうクルマってアレです。ストリートではとても乗りにくい車両になってるので、ドライバーを選ぶクルマになりますね。

ただ我々ストリートで走る人間にとっては足の動きってのは重要で。
んなもんで車高ってのは出来る限り純正車高に近い位置に持っていきたい訳で。
でも、まあスタイルってのも重要なのですよ。


ただ、アームを適正位置にすると、どうやっても純正車高程度にしかならないのが事実で、それはどうしようもない。
じゃあってんでKYBのニューSR辺りにバネ組ってのもアレだし。
無限足とりあえず購入してバネレート見てくのもおもしろそうだけど、価格的に今の足をO/Hする際に上乗せした方がおもしろそうな気もするし。

事実結構良い金かかりますからな。
ただ使い慣れた身からすると、アラゴスタのしっとりしたショックは好きなのです。
であれば……ってんで所謂ツインスプリングという考え方。

最近アルトワークスのリア用ってんで某ショップも開発をしているとか。
で、検索しても出てこない。
そう、ノウハウの塊なのでそんなに簡単にあげられるもんでもないわけでしょ。
開発してた場合はバネそのものはどこのバネか判らないようになってるわけだし、或る意味行き過ぎた先の世界に住んでいる人間が選択できるような状況ですよ。
そりゃそうだ、バネメーカーは各社あり、特徴もあり、自由長からレートそのものも決まってるくせに様々。
アラゴスタだけで言うなら、初代のメルヴェ、現在のラーナで全くレートの立ち上がりが別物ですし、スイフトだって競技で使ってたからその動きを知ってるだけだし。
星の数ある設定を全部組み合わせるなんてあり得ない。

けど、多分最終解はそこにある気がする。
ビートのフロントはS660よりマシなだけで、ショートで動きが極めて厳しい。
そんな足を設定するには堅くするのが難しい。
動きを抑制するショックばかり堅くて、バネを柔らかく振りたいんだけど、腰がないバネでは伸びがなく路面追随に問題が発生する。
動かない足を嫌ってアラゴスタを選んでいる限り、バネレートをあんまり低くすることに解がない。
けど下げたい。となると、或る程度バネレートを上に稼ぎながら動きを妨げない……スイフトや純正に近い、初期のアタリが欲しいってんならもうツインしか考えられない訳です。


が。


そうそう旨くいかんでしょ。というか、そもそもそう言う考え方で作られていないサスペンションを、とか思ってたらリセッティングしてくれるお店が千葉に。

あ、これ良いかも。とか思ったんですが、別段乗り心地よりも走破性能を上げたい訳だから、セッティングの妙より先にストリート向けの足とはいかなるものか、非舗装路で走る場合にどんなセッティングを考えるのかをラリー屋に聞きたいなぁと言うとこでとりあえず落ち着くわけです。

そもそも金をかけてものを弄るよりは、やっぱ走り込みからの自分の意志が欲しいのですね。

現在判ってることは

・ビートの前足は色々厳しい。狭い空間に押し込めてるので伸びも縮みも。アーム角度も怪しい。
・容量が小さい。でもこれもどうしようもない。多分うちのも正立型だから、空力でどうにか熱を逃がせないか。今のところは問題ない。
・車高調の調整だけでフロントの動きを好みに仕立てるのは不可能。ここまで軽いクルマの場合は必ず重量バランスを調整しなければならない（具体的にはウェイト増。ここにたどり着ける人間は少ない事も判っている）。

とはいえ、純正状態の車高＋強化ショックにやや堅めのバネレートというのを未経験なので比較したい。
無限のショート純正形状は必須かもしれない。

しかしFFん時は変な話、ヨーコントロール＝トラクションってのもあって、やや柔らかめでロールさせて挙動が読めればアクセルでコントロールできるってのがあって。
無理矢理回ることも、ヨーを止めることも容易なんでセッティングを必要としないのですよ。
リアは犬ションさせるんで短くて良いし。この辺り、古いクルマだと当たり前なんですけどね。

でもビートでそれやられるとやばい。出来る限りリアもフロントも接地を稼いで、トラクションもグリップも抜けないようにしたい。
その状態で如何に旋回するか、という方向に持っていきたい。まあ今風のアンダーなリア粘りの状態というか。
とすると当然フロントも抜けるような構造じゃ駄目だし、地に足つけるにはウェイトは外せないとなる訳ですな。

とはいえ物理限界があるんで、考えるだけ無駄かも知れない。
ショップの考え方で、古い古典的な状態でも行けなくはない。実際今ほぼ問題は出ていない。

ということでやるかやらざるかではぐるぐる回る。ぐるぐる。
どういうのが、不整地で細かい旋回をする足なのか。ラリーではどういう考えをするのか。
多分それが、今目指す方向性に近いとは思っている。