2年はど前、林道で付いた擦り傷を隠すために始めたエイジング塗装。今回増殖作業です。エイジング塗装は刷毛やローラーは一切使用せず、茶とこげ茶の2色をスポンジ塗装で地道に施工します。
何しろ見本があるわけではなく、塗る範囲や2色の組み合わせ方など、塗る人のセンスが問われます。塗りが足りないと中途半端、塗り過ぎるとやり過ぎ感が出てしまいます。
ローラー塗装のように薄く塗り重ねるのではなく、原液を薄めずに塗っていきます。一発勝負です。原液を塗り重ねることで立体感が生まれ、本物のサビ感が表現できます。
フロント部分は一足先に完了していました。縞鋼板は全体をエイジングした後、黒で塗りつぶしています。
リアゲートはほぼ完了していましたが、他の増殖と合わせて拡張しました。スコップは以前からサビています。
リアバンパーは黒ベースにエイジングですがなかなか上手くいかず、何回も塗り重ねました。それがかえってゴツゴツ感が出てリアルになりました。
今回はボンネットに追加です。以前からの部分を拡張したり、ワイパーアームを取り外し、ワイパー本体とカウル部分にも追加しました。
パーティングラインには全て施し、ボンネットを開けたまま内側も塗りました。
塗り過ぎた部分はボディ色で塗りつぶしましたが、これが中からサビが浮いてきているようなリアル感が出ています。
フェンダー部は一度プレスラインまで平均してエイジングした後、ボディ色で塗りつぶして強弱(波打ち)をつけました。
ドアは面積が広いので施工範囲を決めるのに悩み、思い切ってダミーヒンジとつなげてみましたが正解でした。
フューエルリッド周りも全体的に塗ってみました。ガソリンが漏れてサビた感を表現してみました。
数日間にわたり何回も追加修正しながら仕上げました。全体的に満足のいく仕上がりになりましたが、まだ終わりではないと感じています。今後も経年と共にサビが増えていくことでしょう(笑)。

Posted at 2024/08/18 10:11:54 | |
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