構造変更で3ナンバーになったことでサイドの張り出しが問題なくなり、それまでのダミーシュノーケルからリアルシュノーケルに変更しました。ですが、それだけでは防水対策は不十分で、各部のブリーザーホースが必要です。
ランクルやサファリは海外で砂漠やジャングルから生きて帰還するために純正で装備されていますが、ジムニーはコストの関係で未装備です(M/Tのミッションのみ装備)。3つのブリーザーで一番低い位置にあるのはデフです。リフトアップしてもタイヤの外径を変えない限りデフの位置は変わりません。我がジムニーはタイヤで8センチアップ、3インチリフトで7.5センチアップしているので、デフで8センチ、A/Tとトランスファーで15.5センチ、ノーマルよりも渡河能力が高い計算になります。ですが、生きて帰還するためにはまだまだ物足りません(笑)。
前後デフ&A/T&トランスファーにブリーザーホースを取り付けます。
デフ用とトランスファー用はバルブをネットで購入し、ホースとバンドはホームセンターで購入。A/T用はワイルドグースでセット購入しました。
まずは最初に届いたA/T用の取り付け。
バルブの場所がトランスミッションの真上にあるため、目視では確認できません。手探りで探し、内張りはがしでこじってキャップを外し、手探りでホースを繋ぎました。結束バンドがうまく締まったか微妙な感じでしたが、カメラで撮影して確認するとなんとかOKのようです。あとはエンジンルームに立ち上げて固定して完了です。
次はデフです。
FRともに目視できて手の入る場所にあるため、比較的簡単な作業です。プライヤーと内張はがしでこじってバルブキャップを外し、ホースをつないで可動パーツに触れないように配管して完了です。
フロントはエンジンルーム内に立ち上げて固定、リアはフェンダーカバーを外して燃料ホースに固定して完了です。
問題はトランスファーです。デフ&A/Tのパーツと施工事例は多くありますが、トランスファーの施工はYouTubeでたまたま見つけたものだけでした。A/Tバルブと違い、キャップ自体は目視できる位置にありますが、キャップを外すとツバの高さが4ミリしかありません!バンドで固定しようにも締めている途中で簡単に外れてしまい、何度もチャレンジしましたが上手くいきません。結束バンドでも試みましたが、もっとダメでした(笑)。なんちゅう動画を上げてくれたんだと、諦めの胸中で最後のトライをしたところ、何とか締め付けることができました。パーツとして出回っていない理由は、取り付けの難易度がかなり高いためと理解しました。
こちらもエンジンルームまで配管し、立ち上げました。3連バルブの完成です。
外したバルブキャップです。ゴムパッキンとちゃちいスプリングが入っていました。再使用はしません。A/Tのバルブのみ何故か樹脂パーツでした。
実際の数値は、デフが50センチからF110センチR90センチ、A/T、トランスファーが70センチから110となりました。これで床下が水に浸かっても生きて帰還できそうです!

Posted at 2025/06/05 16:48:30 | |
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