
サイドターン3本巻w
需要あれば・・・(;^ω^)
いきなり本題から。
2本巻はクリアする時の侵入と立ち上がりだけ楽が出来るようにイメージして、車両が曲がる「曲がり方の動きを把握しておけば何とかなる」というのが有ります。
ドライバー側の技量が問われるわけです。
「その車両の動き方をどこまで把握できていて入力操作できるか?」
が問われるわけで、上手くなると初動操作後の動き方で経験からその後を押っ付ける事も可能になります。
平たく言えば「とりあえずサイド引いて、動き方なりで合わせる」という。
代行運転でポン乗りとかの場合はこういう手段です。
いきなりそれをやろうとすると、経験無いと取っ散らかるので、安全の為にも
「自分の車両で出来るようになってから」
が基本です。
で、今日のお題「3本巻」というおむすび型に配置されたパイロン(工事用コーン)を回るのは2本巻に追加で、
おむすびの頂点の一つを「自車で回れるハンドル舵角を知っている」という要素が加わります。
サイドターン利用の場合はドリフトを維持できる速度とタイヤと車体の動き方で初動が決まります。
2本巻までは1本の360度までの技術と大きな違いは無いと私は思ってます。
しかし3本巻からは明確に「ドリフト」の技術が無いと厳しいと思います。
なおFFの場合はどのターンも大きな変化は無く、速度・舵角・ロックの維持が出来れば適切なアクセル開度で行けると思うので、ここでは後輪駆動(FR/MR)で話を進めます。
1点補足で、「2本巻」では常識と思って触れてませんでしたが、
「FFはサイドロック中にクラッチ切って繋げると大きな負荷がドラシャに掛かってドラシャ・駆動系の故障(走行不能クラス)が発生するので、絶対に切っちゃダメ」
ですからね!
万が一クラッチ切っちゃったら、車体が落ち着くまでクラッチ切ったままにして、サイドターンモーションが落ち着いて終わってからゆっくりクラッチ繋いで加速再開します。
後輪駆動車からFF車にコンバートした直後とか、操作に慣れてきた頃にうっかりクラッチ切って繋げる行為が出ますので、スタート前に「これはFF・クラッチ切らない」とかって自分に言い聞かせて分からせてからのスタートが良いと思います。
さて、速度の加減・舵角・アクセル開度について違うだけなら3本巻の解説だけ別にはしません。
後輪駆動で3本巻が難しくなるのは、「カウンター当てない走行」、つまり
ややアンダーなオーバーステア状態
というのを作ってあげるのが「ドライバーの仕事」。
これはMRよりFRの方がリアのタイヤ荷重とトラクション性能が必要になるので車体の前後バランスが整っていないと難しいと思います。
FRの人は歩数10歩の正三角形の3本巻をドリフトを維持したまま
「定常円を回せるセットアップが出来ているのが出来ている車両」
の前提で正しい操作ができる事。
そうでないと「カウンター(オーバー傾向)」「イン巻き(酷いオーバーステア)」「アンダー(侵入速度高すぎ&ブレーキロック)」なんてのが起こってしまいます。
某頭文字dの「車はアンダーセッティングの方が踏める」てのは正しい話で、後輪駆動車をオーバーステアにセットアップして、後輪流れて楽しむには良いですが、タイムは出ません。(きっぱり)
アンダー傾向の車を正しくコントロールして、車に曲がって貰うのではなく
「自分のコントロールで曲げる」
事ができないと、タイムは一定の所で頭打ちになります。(経験則)
って事を踏まえて、3本巻の攻略に。
なお、ドリフトとジムカーナで有用なドリフトの違いは
「カウンター」
で、前軸のカウンター最大角度で当てた領域でカーブを曲がるのがドリフト。
カウンター当てないのがジムカーナのドリフト。
表装的にタイム差が著しい。
カウンター当てて走るの楽しいですけどね(#^^#)
それはそれで否定しませんが、タイム出すにはカウンターを当てちゃダメ。
むずかしいのですよ、ジムカーナの後輪駆動サイドターンは、後輪はドリフトはするけど前輪は進行方向にタイヤが向いている必要が有ります。
パワーあってブレーキがブレーキ馬力あって、「ホイールベースが異常に長い」車はパイロン間隔が小さいターンを要求された場合にカウンター当てざるを得ない車両も有りますが、ある程度までは足のセットアップとかでリカバリーできますけど、みんながみんなパイロンの周りを貼り付くように走れるわけではありません。
車体の形状により最小の部分が変わってきます。
こういう車の場合は銘柄同じでタイヤサイズとかホイールオフセットとかまで良い所見つけられればかなりの所まで行けそうな気がします。
またもブレた(;´Д`)
3本巻の運転は
「定常円の舵角を車両なりの操作でパイロンの周りを回る」
のが基本。
円錐形のように一本だけ飛び出しても、3本巻はそのパイロンを踏まないような円を走行ラインで作成してなぞる。
2本巻では無かった
「もう一本を回るドリフトの軌跡を一定のドリフトで回るイメージ」
が攻略概要です。
逆に3本巻はコース上どこから侵入するかで回り方・・・・
「定常円の全体を回る丸の最小をパイロンタッチしないで回るように車両が弧を描けるか+カウンター当てない」
3本巻はこういう攻略になります。
2本巻のようにサイドターンの話では無くイメージの話になってくるので「慣熟歩行って重要」で、現地で
「自分の車がどう動くのか?」
が把握できていないとどのタイミングでどれくらいタイヤロックさせて、どのくらいの速度で、タイヤがどの程度路面とグリップさせるのか?を把握できていないと難しい訳です。
4本以上は舵角が緩くなる方向なので難易度も下がっていきますが、3本巻は後輪を振り出す角度までシビアになるのと、3本巻で360度以上をパイロンそばで走り抜けるには自分の車を普段からサイドターンして良く把握しておく事が重要になってきます。
8年前の映像ですw
(ウチでは納車して間もない感じで、年式がABS基準の新型車両、サイドターンするのに旧車の操作して最初失敗してますが、この時に新型車のサイドターンのやり方のヒントが見つかり、走行最後の3本巻を純正デフでドリフト維持して回しきった映像です。ゴール直前車内でガッツポーズしてますが、それだけ難しい「LSD無しでのドリフト走行」となってます。)
慣熟歩行では歩く時に「自分の車体がどう動くのかを常に意識して歩く」と操作とかで走行中に焦りを出さないのが良い走行になると思います。
もっと上級者は「路面の勾配やウネリも計算して侵入や立ち上がり方向をずらす」なんて事もやるようになりますし、もっともっと上級者は「路面とタイヤの関係に意識する」なんてのもあります。
で、これら上記はサーキット走る上では「基本」なので、サーキットトレーニングの意味でもジムカーナで知っておくべき事と思います。
逆にこういったお題がジムカーナでは普通なので、「ジムカーナ上がりはサーキットで上手い」って評価に繋がるのかなと思います。
そんな訳でジムカーナは一定期間本気で取り組むと車の曲がるメカニズム・曲げるメカニズムを区別できるようになったり、レースでも当てられることは有っても当てなくて走りきれる(トラブルや2次災害・オイルなどコンディション急変は別)コントロールには必須と思います。
ジムカーナで普通にサイドターンになるのは1本回る事、最初は180度でサイド引きっぱなしで勢いだけの方向転換から始まって、180度もドリフトで、ドリフトできれば360度も。
2本巻も同時にドリフトで回る訓練、ドリフトのコントロール。
3本巻は車両のセットアップ含んだ走り方、ドリフトの「精密な」コントロール。
ジムカーナ走行は車両の「振り回し方」を覚えるには最高の教材になります。
また、最終的には「トライアル競技で全日本もある」ので、気に入ったら最高峰を目指すというのも男女問わずカッコイイと思います!(#^^#)
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