
今は無い車両の足回り写真を流用w(しかも他人のw)
なんか聞かれた気がしたので書いてみますが、概念的な話なので、ベテランさんや上級者には「知っているよ、今更書くな」って言われそうなので読む必要はありません。
若い方や知らない人に向けた話ですので、対象じゃない方からのコメントなどはノーサンキューです、あしからず。
車の「私が考える車競技の車の3要素」
〇運転
〇車両と部品
〇セットアップ
どれも密接に絡み合ってますが、車両という一つの物体の質を良くするためには
「この3つの要素をバランス良く高く維持させる」
のが「良い競技車両の基礎」だと私は信じております。
信じない人は以降を読む必要はありません、ここでお疲れさまでした。
ただ、この3要素はお互いに超える事が出来ない壁があって、同時に親和させる必要が有ると考えます。
全部が親和すると「辻褄が合う状態」となると思います。
今回はこの「セットアップ」の「走り」の面からに焦点を当てた話です。
例えば「走り」ではなく「車両を見てもらう(オフ会など)」に重きを置けば、目立つ仕様にして車高を落とす、もっと車高を落とす、着陸寸前まで落とすという「セットアップ」を追求し目指すことになります。
「快適」なら快適方向に追求する。
「荒れ地を走る」ならその方向に。
しかしながら、スーパーカーで「荒れ地を走る」てのはそもそも車両的に向いていないわけで、ジープとかタンドラのような車両形状を厳密に選ぶのが普通。
目立つという意味ではフェラーリにオフロードの岩山ごつごつを走れる仕様にすれば目立つのは理解できると思いますが、それで競技に勝てるかどうかは別問題。
これは部品とか車両の話。
また、オフロードを走るにはそれに適した運転もあるし、難しい操作を要求されるわけで、車両もセットアップも整っても「運転が対応できていない」なら何やっても致命的に限界が低くなり思ったほど受賞できる楽しさまで先に行き難い。
目立ちたいからあえてやるってのも有りますが、「一発屋」で終わるのが関の山。
特に競技なら車体が不適合、必要な部品も揃っていない、セットアップが条件を満たしていない上に思うようにコントロールできない、車両のコントロール、操舵を含めた運転操作一式が条件を満たせないならやっぱり競争では不利に。
「車両」という一つのコンポーネントを目指す目的を正しく捉えて、不足している条件を満たしていく。
その基本を私は3大要素で切り分けて考えると都合が良いと考えているので、切り分けて使ってます。
初心者とか中級者くらいまでは、競技で走る上で「タイム」というのが一定以上伸び悩む時期が出ます。
その時に何が問題で解決できていないのか?
指導者は「3大要素の何が問題で伸び悩んでいるのか?」これを教えてあげないと
「指導対象者が無間地獄で同じところから抜け出せない」
で、苦しくて辞めちゃいます。
昭和の世代ならまだしも、平成生まれ以降の人は、探して答えが無いと別の楽しみに移動してしまうので、車趣味に留めたいなら、問題点を素早く察知して、エビデンス(証拠)を添えて伝えてあげる。
気合と根性で答えを探さないと自分の身にならない・・・それはある意味正しいのですが、その入り口を正しく説明できて、もう少し踏み込んで指導してあげないと答えが情報的に多すぎてどれが自分と適合するのかを判断する手前で心が折れてしまう。
もちろんねここまで教えるのは関係者とか知り合いとかそういう関わりのある人だけですけど、旧石器時代の指導者のように
「腕が悪い、○○を何とかしろ」
なんてのは指導でも何でもない。
漠然と問題点を指摘して後は頑張れと言うのは簡単ですが、「正しくお手本を示す」事をして、なんでダメなのかをきちんと説明できないと指導者側がダメだと思います。
それも出来ないクズ指導者は
「指導脳力不足と伝達能力の不勉強」
だと思ってます。
過去に実績あっても「指導者として正しいかどうかは別」なので、ご注意くださいね!
ドライバーとして凄かったとしても指導者として正しいかどうか別問題という話。
私から見てもゴミセットアップで運転者が悩んでいるのに、指導者が神様みたいな扱いで、その信者はそのダメ指導者のゴミセットアップをなんのエビデンスも無く
「正しい」
と定義して、運転しにくい車で永遠練習している人とか普通にゴロゴロ居ますので。
「指導者の指導者としての技量の程度が知れる」
と思ってます。
信者側も本当に「指導者として正しいのかどうか?」を常に計らないと、遠回りさせられますので注意ですが、自動車世界は自己責任なので「貴方そうなってますよ」とは教えてくれません。
道を外れて見える世界もある!
だから良い指導者に導かれた人はただただ幸運だと思います(#^^#)
さて、ここから今日の本題。
セットアップの重要性について概念を。
まず、車両が有る程度使う用途に則している。
で、必要と思われる部品も正しく装着されてそこそこ走っている。
運転手も車両を良くコントロールできている。
なのに思うようなタイムが出せていない。
あるあるだと思います。
プロが使う技量とアマの使う技量の引き出し量が違う・・・・これは運転の「経験の違い・引き出し違い」というのがあるので、3大要素の「運転」の話。
同じ車両に乗るライバルにどうしても追いつけない、ライバルの車両には○○部品が付いているとか、タイヤを用意出来ないとか、そういうのは車両の問題。
同じ車両同じ部品で違う個体、何が違うのかと言えば
「セットアップ」
です。
タイヤの空気圧、アライメント、ダンパーのバネレートやプレロードの掛かり具合、バネの構成、減衰力、空力の調整、軽量化具合、車体の重量バランス等々。
エンジン出力そのものは部品や車体の方の話。
でもエンジン出力の出方や、燃調などの調整はセットアップ。
ギアやクラッチも部品や車体。
ギア比はセットアップの問題。(いずれも購入金額に関しては部品と車両です)
これくらいの例題で大体の切り分けができると思います。
このセットアップ、かなり多岐にわたるし、部品交換したら変えた部品の数だけ複雑になっていきます、だって車体は1つなので構成要素全部まとまって1台に集約されますから、調整できる部分を全体で調和させるわけで、そこがセットアップとなります。
軽量化を後からやればダンパーのセットアップがほぼやり直しに。
経験上1キロを超える重量変化はセットアップに変化が出てきます。
やるのは一番最初!
エアロを組む、ウィング含めて。
これも最初が良いと思う。
タイヤのグリップ力に変化が出るような部品はセットアップ側で何とかしてあげないと車両に反映する効率が変わる。
だからエアロで「重量化」するのも車を作る最初の方が良い。
部品が有って、調整箇所があるから「セットアップができる」訳で、セットアップする余地のない車両として純正は調整箇所が割と少ない。
純正でも「アライメント調整」「空気圧調整」という面倒な部分が存在します。
これは運転手に想像通り車両が動くかどうかと、実際に走るに際して部品の性能をどこまで有効活用できているか?が問われます。
ただ車検通すだけ、街中を移動するだけで質も精度も必要ないなら「格安部品」の交換部品で経年劣化のみ注意すれば良いと思うし、もっと車両の性能を引き出すなら質の高い高価なものを摩耗で交換とかに。
「速く走るためにセットアップの肝」
というのも存在します。
このセットアップも運転手が有る程度の技量と「経験」が無いと良い方向に行かなかったり、それを知っていても部品が無ければ調整も出来ない。
だから3大要素として「密接に絡んでいるが超えられない壁もある」と私が思う所以です。
一見「セットアップはすでに車両についている部品をいじくり回すだけ」に見えるけど、そのいじくり回すにはどうしてもエビデンスとして
「正しい車の動き方を経験で知って居ないと目指す目標と目的が見つからない」
というのが有ると思ってます。
「運転操作のフィーリングが良い」
それも重要ですが個人の意見、それが
「その車両と部品構成上、正しくタイムが出せるセットアップですか?」
という問いには運転手の「操作フィールだけじゃない」要素があります。
だからある条件下では運転手の操作フィーリングが悪くなっても、引き換えでタイムを削る手段も有ったりします。
なお、タイヤの空気圧でたったの0.5キロくらいの違いしかありませんが、その0.5キロの違いを合わせ込むには、タイヤの空気圧のノウハウが無いとセットアップが出来ません。
適当に1キロ上げた、下げた・・・・そのエビデンス(<根拠)は?
セットアップを知るのはこういう部分です。
じゃあそのタイヤの空気圧の出すグリップに対応したダンパーのバネレートは?プレロードは?減衰力は?
それは何周走るの?
どの程度耐久させるの?
走る要素と条件も含めて対応させるのがセットアップ。
走る場所の路面や気象状況も加味した対応が必要なので、「現地での微調整(アジャスト)まで考える」のが必要になるから、タイヤの空気圧一つでも上げたり下げたり、大きく変えたりして、タイヤ銘柄を知るよりも
「そのタイヤ商品の調整幅と感触を知るのが重要」
と思ってます。
AUTOWAYさんのタイヤのいくつかはベストの空気圧を表記してますが、それを中心に特定環境下では違うセットアップも存在するので、走りながらテストする必要が有ったりします。
タイヤにとってのベストセットと「現場での最適セットは違う」と、自分のコンテンツを否定したりしますが、矛盾はしていないと思ってます。
これはタイヤに限った部分で、同じ事がダンパーやその他の調整部分でもあり得ます。
今日は何が言いたいか?
「部品が良く、運転もある程度成績出せるのに成績が伸びない場合、セットアップに問題が有るかもしれないのを疑う」
という話です。
セットアップは部品を入れて、効率良く活かすための地道な調整作業。
優秀なメカニックを雇うのも重要だけど、自分でどう車をコントロール下に置きたいのかを知るためには
「どこをどう動かすとどういう反応になる」
というのを知っていないと出来ません。
ドライバーとして知っておいて損は無いと思います!
セットアップで部品を調整する能力は、地道な作業と記録を付けて、どう動いたかを体感しておいて、
「現場の状況に合わせて最適化する」
のがセットアップ能力、ネジ1/8周違ってもかなりの変化出てしまうのを合わせられる。
決まったダンパーを同じにセットアップしても、経年劣化でいつも同じとは限らない。
車両がこういう反応の時はこうする、調整量はこのくらいというアジャストの方向と量を把握する。
「さじ加減」
胡椒少々は何グラム?
こたえ、「少々は少々しか言いようがないww」
それを把握し、正しく動かせるようにするのがセットアップです(#^^#)
ブリッツのZZ-Rで32段の減衰1段を正しく変えると筑波2000で1秒違ってきます。
その一段を合わせられるかどうか、端から見たら減衰1段変えただけですが、その一段を確信持って変えられるのか、たまたま動かしたら当たったのか、大きな差が有ります。
メカニックの人はこの1段も含めて、確信をもって調整出来てドライバーを送り出せる。
ドライバーは感触からこの1段に気が付けて指摘できて調整できる。
これができるかどうかは「私は大きいと思ってます」のでセットアップは「運転」に「車体と部品」と肩を並べるくらい重要な要素「セットアップ」だと思います。
以上、セットアップの重要性の話でした!
文字だけなので読むのつらかったと思うけど、根性出してくださいねw。
なお、私の見解なので、違う見解もあり得ますので参考にしても鵜呑みはダメよ!
このブログ読んで心を痛めた指導者さんは、分かり易く伝わる表現を駆使して信者さんをもう少し踏み込んでヒントで理解できるように導いてあげてください!
あまりにも目に余る事をされている方が過去に数名居たので、被害者がこれ以上出ないように頑張って是非勉強して下さい、「今のZ世代に伝わる表現方法を!」