試乗記2連発!
今回は「ポルシェ・マカン ターボ」!
おそらく知っている人は知っているでしょうが、この前の試乗記「アウディーQ5」と車体の1/3の部品やコンポーネントが共用されてます。
カイエンあるのに何故マカンか?
しかもあまりダウンサイジングされていないww
カイエンは本庄でビートの
邪魔宿敵になりましたが運転したことがないので何故かは他のレビューをあたってください。
ここではQ5との違いなどを中心にレビューしようと思います。
まず最初に乗った時の印象。
”凄く良い!!”
乗り味がスポーツカーそのまんま!!
まるでポルシェ911カレラSの視線位置が高いだけの感じ!
足回りの動きが凄く良い!
特に上下方向の荒れた路面での4輪接地性とその能力の懐の深さ、そして浮いた後に元の姿勢に戻るまでの過渡特性は
「特筆に値するすばらしさ!」
ポルシェってスゲェ!!
カレラSの時も路面接地性の良さは感じましたが、こっちはもっと判りやすく良さを感じます!!
キビキビ走るしステアインフォも怖さを感じない。
ハンドルが一切の制御を切って運転すると少し重い感じ。(減衰ボタンやオフロードボタンを押すと軽くなる)
でも切った量と動きはシャシ剛性と相まって
「どこまで踏めるか限界が見えない感触」
踏みちぎったら楽しいかも!!!
って思っちゃうくらい感触が良いです。
凄い良いな!
カイエンも同じ傾向だと本庄で走らせてみようってなるかも!
マカンは運転手のために最高に痛快なドライビングを提供してくれるSUV!
Q5の時に感じた物足りない感じは一切無く、ドライバーが車と走れることに楽しさを感じる事の出来る手応えを感じました。
Q5と1/3が共用という事を聞いていたのと、物足りなさを感じていた事から味付けとかがちょっと違うかなと思って試乗していたので
「完璧に別車」
しかも
「SUV型のスポーツカー」
という感じで
「ポルシェ」
でした。
「マカンはポルシェの車です。」
と前面に押し出していて、その通りの動きと反応。
素晴らしすぎる!!
1/3と言うのが外見以外では判らないくらい別物でした。
ハンドリングも良いし、車高が変えられたりウィンカーつければその方向をライトが照らしたり、ブレーキも赤塗りキャリパーがブレーキ馬力の高さを誇張していて、その通りガッチリコントローラブルに止める。
ポルシェの作る車ってスゲェ!!
ドライバー視点からだと悪いところが見つかりません。
ただ、素人さん向きに出来ているせいか、車を曲げる動作をすると曲がりすぎます。
何も考えないでハンドル切った方が丁度良い曲がり方をしますので、その点だけ残念。
あと、ルームミラーに助手席側ドア下の映像が映るのですが、出現法則もキャンセルも方法判らず、しかもルームミラーの結構大きい面積を占有されて見えにくい。
左前の見切りが推測しにくい。
ちょいと辛めの親和性97点くらいかな。
アクセルの加速フィールも丁度良い、ブレーキ完璧、室内の取り回しなども大きな問題なし、質感とか最上級な感じを乗った瞬間に感じられます。
同じシャシの関係か、左前の把握は慣れが必要ですが、タイヤの接地感が良く、タイヤの位置がドライバーに感覚で伝わってくるのでQ5よりは把握するのが早いと思います。
さすがポルシェ!
同じ具材でここまで別料理にしてしまう腕はレジェンドシェフと言っても過言ではない仕上がり!
ドライバー的には大満足でした!!
あくまでドライバー的にはの話で。
ここからは後部座席チェッカーの妻の意見です。
主にQ5との差になります。
足元狭い(Q5の方が広かった)
椅子が直角すぎる(Q5はもう少し寝た配置で丁度良かった)
マップライトが顔にまともで眩しい(Q5は膝を照らして丁度良かった)
足回りがスポーツ寄りで突き上げがあって不快(Q5は快適性を考慮した足回り)
後部座席は荷室な感じ(上記をまとめた印象)
とのこと。
中々手厳しい意見ですが、この辺りの快適性はアウディーQ5の方が良い印象だったようです。
同乗者的にQ5は同乗者主体、マカンはドライバー主体、そう言った住み分けがちゃんと出来ているような差があったようです。
どう思うかはあなた次第!w
値段的にマカンターボは最上級グレードでオプション無しでも1000万円越え。
対してQ5は630万円くらい。
(いずれも本体価格で別途諸経費や税が別途、オプションは含んでません)
お値段もかなり良いですよね。
明確にどこに主眼を置いているのかが乗り比べでハッキリしました。
マカンはポルシェのスポーツカーです、間違いなく。
Q5は普通使いの高級外車SUVでお金を出すのは運転手以外の人w
やはり試乗は大切だなと。
特に家族を乗せて比較しないと後々のトラブルを招くと思います。
SUVだから家族も満足、走りが楽しい・・・なんて勘違いしてマカンに行くと、強制買い換え命令とか出されてしまう危険も・・・・
お金に余裕があるならドライバーのためにポルシェ911、家族のためにGLA・・・なんて夢のような環境もターゲットに。
一台しか持てないなら十分な家族ぐるみの試乗と家族会議で検討してからがよろしいかと思います。
とはいえ、ポルシェ・マカンターボの足回りやハンドリングは本当に痛快で911カレラSを瞬時に思い出すほど良い動きでした。
PDK7速搭載で、アクセル踏んだ車体の反応もダイレクト!
視線位置の高い911カレラSのような手応えでした。(厳密には違いますが、パッと乗った感じの印象)
表現しにくい足の動きとか走りの感触はスポーツカーそのものでした!
ちなみに、私が911カレラSをどこで乗ったのかは”突っ込まないのが大人のたしなみ”と確信します。
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試乗体験 | 日記
Posted at
2015/06/10 08:58:36