さてさて、長いですが、まだまだ長いですw
お約束通り、トヨタ関連。
今回発表のプリウス4WDに搭載されたリアモーター用低燃費インバーター。
インバーターの働きを良く理解しておりませんww
エアコンのモーター初動電量(圧?)を軽減するくらいしか。
けど、こういう試みは良いですよね~
しかし注目したいのは、同じメーカーが発表していたこちら、
ザン!
コンプレッサー電動ですよ!
普通のバッテリーで行けるなら、旧車の後付にも使えそうな感じがプンプンしませんか?
上のインバーター使って、急な負荷を減らしつつですけど。
壊れてリビルドするならば・・・・まあバッテリーを喰うので、このコンプレッサー前提の設計でないと難しいとは思いますが、中々グッとくる出展でしたので写真をぱちりとしてみました。
ACスイッチONでもエンジンの回転力を持って行かれない!!(もちろん電圧が下がりますがww)
同じトヨタ車に採用されている技術がこちら。(アイシン精機)
ミライのサイドドアビームに使われている鋼材。
普通サイドインパクトビームは丸い鉄棒なんですけどね、その強度に勝てるそうです!
これね、見た目はただの鋼板だけど複雑な形状でプレス構造、パッと見てプレス行程でやるには違和感を感じるくらい複雑だったので説明員さんに聞いてみたんです、そうしたら製造技術が凄かったんだ!
普通こういう部材は、鉄の材料を○tという型出しプレス機で一発成型するんだけど、コレはそのプレス機だけじゃ対応できないほど厚い鋼板で出来てます。
このプレスが凄い!
鋼板を熱して柔らかくしておいてプレス!
そのプレスの中に冷媒を入れておいて、プレスした瞬間に冷却して鋼板の厚みと形成と強度を一気に上げている技術で出来てます!
日本の技術ってすげぇなぁ~~
って体感できる技術で出来たモノでした。
展示も地味だし、「何でこんなのが展示されているの?」って感じですが、いえいえどうして凄い知恵の塊で作成されていて、万が一に備えてドアの中の見えない所で安全を担保しております!
ショーの華やかさの陰でこういったひたむきなことが結集しているんですよ!
その人目に付きにくい、普段は見向きもされない技術が表で見られるのが東京モーターショー!
部品コーナーは最新の技術と工夫が出てますので是非部品コーナーも覗いてみてください!
そんな中、唯一「是非紹介してください」と、私程度の人間にもお願いしてきたメーカーさんです。
技術はこれ、トヨタクラウンのピストン回転振動を打ち消すカウンターギアをより静かに、より抵抗を少なく、より軽く!
大豊工業株式会社さんの樹脂製高強度ギア!
実際のクラウン搭載はこんな感じ
その感触を手で体感できるモデルです。
ちょいと対応してくれた広報の人に突っ込み入れたのですが、最後の体感器は動き出しが慣性マスが少ない樹脂製が良いのですが、回り出すとフライホイール効果で金属製の方が軽く動きます。
ただ、金属ギアはゴロゴロ音がするのに、樹脂製は出ない。
その部分をもっとアピールしないと、単に「回すと軽い」ということを推すと、「大して変わらない」とスルーされてしまう危険があると。
この部品は何しているのかと言うと、クランクシャフトから直接動力を取って、変心ウェイトを回してクランクシャフトとピストンの回転運動にカウンターウェイトで音と振動と打ち消すがそこに新たな抵抗を作らないのが目的。
この樹脂ギアの耐熱性は200度前後で、エンジンはおおよそ150度くらいしか上がらない(最大値)ので十分に大丈夫という。
エンジンとはいえ、熱負荷の少ない部分ゆえに樹脂で行ける部分ですね!
それよりも、エンジン振動を緩和するためにこういった工夫をしているトヨタ社には驚かされます。
そういや思い出したけど、昔マーク2(100系)を買った叔父さんが、「エンジンはGT-Rと同じ280ps」とか言っていたけど、数字と実際はこういうラグジュアリーな工夫による損失など「違いすぎる」ってのを説明出来なかったな・・・
次に言われたら「論破」できるなww
次はお待ちかね、八千代工業登場w
つづく
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2015/11/04 07:42:32