
お疲れ様です、MDiエンドウです!
今回はひょんな事から親戚の車を運転しました。
「MAZDA CX-3 MT」
そう!ディーゼルのMT!
「マニュアルトランスミッション」
です!
走行は一般道で、峠の上りと下り。
場所は那須湯本の近辺。
爆走ではなく、フル乗車で人を乗せての移動。(当然速度は法規遵守)
峠道だと運転手自信が酔うほど運転に自信が無いと言うことで代理運転。
私?当然ですが!!
誰一人酔わせません。(えっへん!)
本当にポン乗りだったので最初ギアの守備範囲が不明でしたし、クラッチミート位置も不明で最初だけギクシャクはありますけど、3分でギクシャク終わり、ギヤの適性変速も5分くらいで対応。
なお、CX-3は以前のベスモ同窓会・岡山総会の際に運転しており、その時はATだったのですが、この時も普通に良い感想でした。
ストロークたっぷりで、バネレートが低めでロールがやや大きい。
乗り心地重視なのか、確かに峠道じゃ酔う動きになるかなって思う感触。
車両的な見た目と動き方はほぼ同じ感じでした!
つまり乗ったことがある車両の「マニュアルトランスミッション」なので、その部分を中心に話の焦点を絞ります。
毎回ですが、私が車のことを語るのに拒絶反応な人が居るようなので、精神衛生上見に来ない方が良いと思いますから、レビューに関しての健康被害・精神ダメージ・血圧上昇などの身体的影響は全て免責とさせて頂いてます。
それでも見たいなら自己責任でご自由にどうぞ!
さて、それではCX-3MTについて。
以前乗ったCX-3はATながらもメーカー広報車。(以下AT)
今回のは一般市販されたモノながら、おそらくかなりレアなMT車。(以下MT)
そもそもCX-3って、小形のSUV系な感じなので「MT」ってのが今の日本だと凄く珍しいなと。
そう、珍しいと思います!
市販されているので全く無い訳ではないと思いますが。
ATに関しては、ちょっとSUV故のダンパーストロークが多くあってバネがソフトよりだったので、フル乗車だと結構気を使う荷重移動を強いられました。
MTもこの動きはほぼ一緒ながら、シフトダウンでエンジンブレーキが使えるので荷重移動を小さく納めるのに利用できるので、ダンパーストロークが有効に使い切れる手段がドライバー側に増えるので助かります。
だから、速く走るためではなく、同乗者を酔わせない運転のために荷重移動を使うとATより乗り心地良く移動させられる。
ま、運転者のクラッチ操作次第の部分もありますが、腕が有れば結構な勾配の下りでもブレーキ少なめで荷重移動も小さく、それなりの感じで走ることが出来る訳です。
運転していてこの荷重移動最小限でタイヤに仕事させるコントロール操作が超勉強になるので結構楽しいです!
正直ね、息子にMT車の運転勉強させるには、ディーゼルで加速も急に出ないし、エンストしにくい回転の粘りもあるし、慣れない人のトレーニング用に結構良い感じの作りでした。
知る中では2代目オーリスのMTモデル様な感じ。
CX-3はオーリスよりロールセンターが低く感じる(とはいえ普通の範囲、オーリスが腰高い感じがある)ので扱いやすいし、インパネもまとも。
シートやその他はATと同じなので省略。
ギヤの刻みも違和感なく普通。
那須湯本の上り坂は3速基本で2か4か。
スタートは乗用車のMTの場合1からがメカニカルな負担の面からも良いと思いますし、特にディーゼルだと1からの方が良い印象でした。
トラックなどもっとトルクに振っている車両の場合はかなりの重さでも2からスタートできます。
当然乗用車でも2からスタートできますが、上り坂だとその後もたつくのと半クラを長くするとクラッチ板が痛むし、けどやらざるを得ないし。
あ、半クラってのは半クラッチの略で、半クラッチってのは、マニュアルトランスミッション車を発進させる場合に、タイヤが動き出すまでにギアの減速があってもクラッチを全部いきなり繋げると、エンジンのアクセル開度に対する出力が全部伝わってしまい、エンジンにトルクやパワーがあるとそれだけでホイルスピンしながら急加速します。
もしくはタイヤと路面の抵抗でエンジン側が止まってしまう。(適正なエンジン回転を与えるのはこのため、けど回転を上げすぎるとダッシュになる)
スタートでダッシュの時はアクセル多目でクラッチでも良いのですが、街中で急加速はNGなので、クラッチペダルでエンジン出力に対する駆動力の伝わりを調整して徐々に丁度良い駆動力を伝えるようにしてあげる状態が、クラッチペダルをストロ-クの半分くらいの位置でクラッチ装置が出力をタイヤに半分伝えたり、残りのエネルギーを空転させたりする状態で、タイヤの走行抵抗によるエンジンストップを回避しながら、エンジン出力を少しずつ伝えてタイヤを転がすように発進させる操作のこと。
今の教習所でAT限定だと教えない事なので、この先「半クラ」って言葉が死語になる危険もありますね。
今更の話だけど、説明必要な時代になりました。
どうしてクラッチ板が痛むのかは「独学勉強してください」w
なお、ハンドリングクラブの話ではありません。
ギヤのチェンジは普通。
S660やビートのギヤチェンジのダイレクト感はおかしいレベルなので置くとしても、アトラストラック等普通の車両からすると、結構良い感触でした。
けど特筆するレベルではありません。
ギヤの入れ間違いとかそう言うのは起こらない感じだったので普通に良い感じでした。
ディーゼルでしたけど、ギヤに刻みは問題無い感じでした。
CX-3は全てディーゼルなのでガソリンが存在しないはずなのと、そもそも専用ミッションとかではなく、何かの流用と思います。(デミオとか)
その時ファイナル変える(イコールカウンターシャフト変わる)とかも有ると思うので、その辺りが不明。
ただ運転してみた感じだとディーゼルの感じと合わないとか、そう言うのは感じませんでした。
普通に使える、ポン乗りで違和感ないってのは良いことだと思います!
あと、ペダルの位置も変に右に寄っていたりしておらず普通。
右足を身体の正面に踏み出すとクラッチペダルがあるような違和感は有りませんでした。
以前ディーラーで某車試乗時に言われた
「これがMTのペダル配置に関するマツダの回答です!」
って言い切られて、某マツダの車両の購入検討が
消えたことがあったっけw
まあ慣れると問題有りませんが、慣れが必要な運転操作は人間との
親和性がアウトなので評価は低めになります。
その! マツダの回答のはずなのに
CX-3ではペダル配置が普通なのが
「解せぬ」
ともあれ、マツダのCX-3はATもMTも車両は良くできていると感じました。
全て普通に操作できるし違和感ないのが優秀。
特化していないけど、全体での完成度が高いと感じました。
また、あの形状(小形SUV)でMTが有るというのもなかなかマニアック!
アレより上のクラスだと購入時は値段が跳ね上がるようで、CX-3しか選択肢がなかったとオーナーさんが言ってました。
それにしても女性(<親戚)でMT選ぶとかそれがそもそもマニアックだな~~
当然無改造なので、経年劣化が多少有ったとしても納車状態のまま運行されていて乗りやすかったです!
荷物も人も程良く積める。
坂道多い所だともたつかない適切な加速操作がダイレクトにできるので、使い勝手は良さそうでした。
うん、運転して普段使いには楽しい車でした!