
お疲れ様です、MDiエンドウです!
さて、2019年の東京モーターショーにおいて、
日本で一番売れている自動車雑誌「ベストカー」誌
と
「ホンダ」
がコラボレーション!!
「ベストカーナイト with ホンダ N」
という企画でした。
お邪魔したのは最終日。
そのため、これを見て参加したいと思っても、すでに終了となってます。
もっと早い段階で見に行ければ良かったのですけど。。
本当にモータージャーナリスト「国沢光宏」先生とベストカー誌の「本郷仁」局長が・・・・
お客さんの呼び込みしている(@。@)
貴重なシーンを見てしまいました。

(画面左は自動車評論家でラリードライバーの国沢光宏先生、右はベストカー誌編集局長になられた本郷先生と言うすごい人達が呼び込みする凄いコンテンツ)
それだけ会場ガラガラでその原因は・・・そもそもビックサイト会場は先日お邪魔した時に「ドライビングパーク会場にどう移動したらいいのか不明」という状態でした。
まあ判ったとしても結構歩きますが、そもそも行き方を表示すらしていない。
ザックリとここって書いてあるだけで実際にどのくらい距離があって何分くらいかかるかなどの詳細はパンフレットにすら書いていない有様。
せめて青海会場からのシャトルバスを目の前で不要でも停車か、停留所だけでも設置するくらいしてくれれば・・・と思いました。
お邪魔したこの日(10月30日)は、工事中の東館の東にある駐車場は「今回の駐車に適さない」事を知っていたので、TFTビルの地下駐車場に止めました。
ちなみに30分250円で最大設定無しです。
私の会場到着は18:30だったので、20:00まで1時間半、750円か1000円くらいなら定額1500円よりお得で良いかなと。
ちなみに、アフター4チケットをフルに楽しむなら青海会場にある駐車場も数が少ないながら最大値1500円なので有効と思います。
一応モーターショーイベントなのでチケットかリボンが必要なので、18:50分にチケット購入ww
わずか1時間10分でベストカーの試乗のためだけにチケット買いました!
「それだけ運転したかったんです、N-VANのMT」
理由は次期社用車としての状況確認と、S660へジムカーナ転用のファイナルローギヤードがどのくらいか知っておきたかったから。
ちなみにS660は「妻の」車なので私は改造しませんが、ジムカーナやっていた者としてはN-VANに積まれた「ローファイナルギア」の感触はどの程度か知っておきたい!!
しかし!!!!!
全国で見ても「N-VANのMTモデルは試乗車がほとんど無い」という状況。
さすが日本一売れている「ベストカー誌」はそれも持ってくる凄さ!
(試乗車にはN-VANのCVTも会場に有りました。)
この入場料1000円(アフター4チケット@16:00以降の入場は半額)は「レアモデルの試乗のチャンスを掴む」ために必要と思う値段。
1時間10分で勿体ないと思う人も多いでしょうけど、ワンチャンこの投資で得られる体験は1000円以上の価値を持っていると思い突っ込みました!
以下のN-VANのMTの感想はMDiエンドウの感想です。
気に入らないとか他の著名なモータージャーナリストさんと違っていても私は感知しません。
あくまで私個人が感じた感想を書いてます。
以上をご理解・ご了承の上お進み下さい!
【N-VAN MTモデル】
まず、「MT運転する人の減少でMTモデルの試乗車がほぼ無い!」という前提です。
つまり、試乗車そのものがほぼ存在しない・・・・しかしここにはあるという情報が
「ベストカーWeb」発信の情報で出ておりました!
よろしければリンク先をホーム画面に入れるのをお薦めします。
MTはその他普通の一般の人にはイマイチ受け入れられておらず、MT免許があってもMTのトラックに慣れていない人が試乗して、扱いに慣れず進行プログラムに遅れが出やすい状況が発生したため、この最終日は「試乗の予備車両」って感じで休眠状態だったMTモデル。
私は仕事で日産アトラスのMTを普段使うし、ビートにアクティファイナル組み込んで競技していた事もあり(現在私のビートは純正のギヤ比で純正ファイナルです)、特に問題無く運転出来ます。
むしろ小気味よいN-VANの走りに
ウットリでした!!
商用車のギヤ比低く発進トルクの過大減速は仕事上で重い荷物を満載(制限重量内でね!)しても、ちゃんと走り出せるためのトルクを確保する。
そのための方策です。

(アクティファイナルが入っていた当時の私のビートw)
「ビートよりアクティの方がキビキビ走る」
ってものこの影響が大きい。
当然それは最高速は伸び悩むのが引き替え。
それが!!!
試乗したN-VANはS660のMTケースを利用し、アクティと似たようなギヤ比とファイナルを持つ仕様です。
S660もビートとギヤ比とファイナルが近似値なので・・・この辺りの車両はこのギヤ比とファイナルが正解なのだなと。
ジムカーナ用にファイナルをアクティに変えていたことがある以上、当然考えるのはS660のN-VANファイナルのスワップ。
ロマン溢れる試乗ですね~~~ww
私はスタッフさんにお願いし何とか無理を聞いていただいて、この日は休眠していたN-VANのMTモデルを試乗させていただきました。
(こりゃあベストカー誌一杯買わないといかんな~)

(N-VANのMTギヤ比諸元)
さて!!ちょっと写真が撮る余裕がなく、日が落ちた後の試乗のため、全てホンダ社のHPをバックにPCの画像を撮影した写真でご了承を。
まず加速!
まさしくアクティを思わせる加速!
ただ、MTモデルは全車NAなのでターボの盛り上がりはありませんが、アクティより数値上は更にやや低めのファイナル。
アクティの6.23に対してN-VANの6.307
ギアもアクティHH3が4.083でN-VANが3.923と、ファイナルがローギアでギヤは高めで調整。
結局ほぼ同じ感じ!
そして商用車としてはほぼほぼあり得ない素敵な装備、
「6速MT!!」
なので、乗り味はほぼアクティ!
けど高速道路でも燃費落とさないのが見て取れる!
弱点を補うに十分、スポーツモデルしか存在しない6MTはN-VANの最大の魅力と思います!
ファイナル低めでトルク稼いで6速もしっかり使おうってのが判るギヤ配分。
全く違和感なく乗れます!
普通の乗用トラックも運転しているので何の問題もなく乗れてしまう・・・・
おそらくギヤとファイナルのスワップも、ビートでアクティファイナルやったことがある人ならそのままと思います。
さてロマンの方はどうか?
アクティもビートもNAモデル。
N-VANのMTはNAモデルでS660はターボモデル。
しかも実質の有効トルクピークが6400回転付近のS07エンジン、NAとターボの違いにローファイナルが果たしてどこまで通用(マッチング)するのか?
ロマンの検討にはこの大きい問題がはらんでます。

(見にくいけどS660のギヤ比と減速比)
ファイナルをローギアする理由は
「トルクアップの減速」(これも回転数をトルクに変える方の減速)
となるならば、そのトルク要求を押し切れる排気量かパワーが、ターボで得られるS660に
「使用用途的にマッチするか不明」
という感じを受けました。
これを踏まえて実際にN-VANのMTを運転した際に、加速や旋回からの立ちあがりに不満を感じなかった、普通に全体バランスがよいと思えました。
NAで不満を感じないならS660のターボへ流用だとターボの美味しいトルクピークの回転数の関係から乗りにくくて糞詰まりになるのでは無いかなと私は推測しました。
S660へのローファイナル換装は本当に必要か??
逆にN-VANのMTはNAで普通に運転しやすく乗りやすいし、手に馴染む感じ!
さらに商用車で泣き所の高速道路も6速でスイスイ~~となれば・・・・
「超アリアリ!!」
MDiエンドウはN-VANのMTは「これいいじゃん!」と感じました!!
キッチリ良くできてましたよ、N-VANのMT!
ビバ!!6速!!
最小小回り半径もベストカーイベントの用意されたテストコースのスラローム(ジムカーナ風)でもハンドルが間に合うし、最小小回りも凄く小さく回れるし!!
小さい路地もスイスイだしこれは良い!!
仕事のツールとしてのN-VANのMTに一切の不満も不安も感じませんでした!
さすがベストカーさんです!
ジムカーナのようなスラロームと、レアモデルの試乗機会を作ってくれる所、やっぱ車は
「実際に運転してみてナンボ!」
運転して改めて思った
「私が完成車体の展示に興味ないのは”運転できない”からで、完成して運転できるなら運転して体験して初めてその車を知る事が出来る」
だから展示して動かせない車に興味ないんだ・・・・だから動かなくても成立している部品萌えなんだな。。。
ある意味ベストカーさんが用意してくれたコンテンツこそ
「本当の意味で車を本当に理解できるモーターショー」
だったんだなと理解できました!
このコンテンツ、本当に素晴らしい企画だったと思います!!
改めてベストカーさん、企画ありがとございございました!!
体験の機会に感謝です!
話を戻してN-VANの話し!
N-VANのMTは思いの外足回りも良い感触でした!!
一点だけ、乗り始めだけ少し気になった所があります。
それは、今風のコラムシフト・・・つまりEPシビックのようなダッシュボードから生えたMTシフトノブでしたが、普通より若干手を伸ばす必要がある部分で最初だけポジションだけ違和感を感じました。
変速そのものはスコスコ入るのでシフトフィールは気持ちよくMTとしては全く違和感なし。
加速して3>2のシフトダウンもしてみたけど全く問題なし。
ノブの位置は最初だけ違和感感じたけど、150mで気にならなくなりましたが、後50ミリ手前にあるか、位置が変わらないならもう少し角度が垂直になると嬉しかったかな・・・理由は手の届く範囲の話し。
試乗時に今日も苦しむお尻痛の関連で、手を前に出すのが痛みを伴ったので余計にきつく感じましたが、それを差し引いてもコラム式で足が長い人だと椅子から肩が離れてしまいそうな感じでした。
かといって椅子を前に出すと足の動きが窮屈になるので、シートが直角になるのは良いのですが、その直角から更に変速のために椅子から肩が離れる感じだったので私の体格だと少し難が出ました。
あ、「コラムシフト」という部分で少しだけ補足。
私のように昭和の人のコラムシフトってのは
「ハンドル付け根のウィンカーやワイパー位置にH型4速+後退の細長いシフトノブ」
の事で、ダッシュボードに生えたH型6速のフロアに付いているのと同じ型のは「コラム」と言っていいのか微妙な感じです。
一番最後に見たのは3年前に行った熱海のタクシーで、超絶ドラテクの運ちゃんが「左足の運動ww」とか言いながら運転していました。
N-VANのは「フロアシフトが超前に移動した」と言う方がしっくり来るのですが、それだけに足が長い人だと遠いなと感じました。(0.1tあるけど足の方が長い人なので)
サイドブレーキだけ本当に大昔のコラム式サイドブレーキで「懐かしさ」は感じましたが、その車を以前使っていた世代なので違和感なしww
人によって新しい世代だと馴染めないかも知れませんが、私は懐かしくて嬉しくなりました!(軽く引いて捻ってサイド落とす奴でした!)
どれだけ6MTにウットリしたかと言うと、
「ビートに欲しいわっ!!この6MT」
って思いました。
コンバートできないのかな・・・・N-VANのMTは本当に良いなぁ~
私の個人規格である「親和性」はMTシフトの位置の最初の違和感だけマイナス1点の99点。
MTの乗用トラックを運転できる人なら全く違和感無く走れます!
また、チェンジレバーの位置の違和感以外は全くの極上車両!
気に入りました!
ABCペダルの位置も変にズレてないので極々普通に使えます!
・・・・ABCペダルと人間の操作位置がずれているのって、あえて書くぐらい「おかしい」と私は思ってます。
N-VANのMTはいわゆる「トラック」というスタンダード的な部分で普通です。
だから普通のトラックからでも何の抵抗もなくスルッとコンバートできる感じ。
私のまとめとしては車としての完成度は高いと思います、N-VANのMT!
足の動きも良く、電子制御切らなくても運転に違和感や不具合を感じさせない完成度に驚くほどでした!
輸送力なども考えると、トラックモデルの開発が待ち遠しいですね!
先日ホンダ社がトラックモデルの生産を撤退と言ってますが・・・このユニットが有るならば、特殊架装としてオプション販売とかもアリなのかなと思いました。
まあシャシとモノコックの問題でフレーム作り直しになるでしょうし共用も効かないから、販売的に金型のペイが出来ないトラックが廃盤なのだろうと推測しますが・・・ワンオフに近いなら対応しても良いのではないかなと、折角パッケージとしての4WDのMTモデルも有る訳ですから・・・折角の優秀で秀逸なパッケージが勿体ないな・・・という感想でした。
駆動に関してはNAとしても良くできてますよ!
これ良いな!N-VANのMT!!
私の体(身長182cm、0.1t)でも運転席に普通に座って普通に運転できた居住性、これは何気に凄い!!
軽だからと身長180㎝が想定最大にされると運転に支障をきたすので、ホンダ社のN-VANはこの運転席サイズも大満足です!
(会社書かないけど、この人間サイズを書いていることは察してください、仕事に体のサイズは関係ないので、マッチするツールとしての車両で体入らないのは論外です、もしかしたら180㎝超える身長の私のサイズだとこれ一択かもw)