
お疲れ様です、MDiエンドウです!
大前提で書いておきます、同じような形の車で競合と言う事になってますが、私の感触だと
「ターゲット層が違いすぎて比較にならない」
という感じでした。
どちらのメーカーも良い所がありますが、我が家にノートeーPowerがある以上、しかも1度目の車検を通す3年も乗っていると、後発で最新型のFitにはそれ以上の期待をしてしまうのはご勘弁下さい。
後で私の忌憚ない意見を書きますが、まず最初に気になる人は
「ご自分での試乗と体験を優先してください」
という話と、
「私のブログは私の意見なので、他に当てはまらない前提でおおらかな気持ちで読んでください」
というのを、大前提にお願いします。
この先を読むのは自由ですが、書いた通りターゲット層が違いすぎるという印象を受けたので、本来比較すべきではない2台と思っており、キャラクターが違いすぎます。
車両形状と乗車定員と積載性能が似ていて、パワートレーンが似た形式を持っているだけの別カテゴリーの車両という感想でした。
その理由よりさきにご自分での体感を優先でお願いします。
読むのは自己責任でお願いします。
一文でも読んだ以上は不愉快や嫌な気持ちになっても一切の責任はMDiエンドウは有りませんし、取りませんのでご注意下さい。
それでも読みたい方はお薦めしませんがどうぞ。
そう言うのは嫌な人はここでブラウザの戻るボタンなり、バツボタンで消し去ってください。
フォローの解除も大歓迎ですので遠慮無くどうぞ!(こちらも切りますのでご安心下さい。)
これより先は自己責任です。
さて、乗ってきました。
最初から「買う気無し、ただ乗りたいだけ」というのをお伝えした上で、本来の試乗コースを大幅に短くして対応していただきました。
まず見た目や内装などはさすが後発、良くできております!
ステアリングの位置合わせに上下に加えて手前と奥が調整でき、ドライバーは快適なポジションが取れます。
さらにAピラーが薄く、三角窓が大きく取られ、前方視界と死角の少なさはさすが良く研究されておりました。
操作する上での不満は一切無く、フラットなダッシュボードも好印象!
妻からすると鞄置きもあり、よく考えられたユーティリティーであるとの話。
エクステリアもインテリアも全く問題なしでした。
後部座席が2人掛け前提で、「緊急時に3人入れますよ」ってのが判る作り。
「軽自動車で用が足りるけど、もう少し大きくてもう少し頑丈な車だと良いな!」
ってのが狙いな感じでした。
若いお母さんなどが地方部でちょっとお買い物に・・・・そして、ほぼほぼモーター駆動のレンジエクステンダー型と言われるシリーズハイブリッドっぽいパワートレーンが、アクセルと連動のエンジン音を本当にエンジン回転数で出すというエコなのか非エコなのか判らない演出もされてました。
折角ほとんどの駆動がモーターとバッテリーだけなのに、給電とエンジン音のためだけにエンジンが発動する・・・・勿体ないな・・・ガソリン
「っぽい」とか書いているのは、本当にアクセル全開とか条件が揃うとエンジンの出力をそのままドライブシャフトに持っていく構造とのことで、JEVRA等のEVレースには使用できないプリウスタイプのパワートレーンでした。
最近の踏み間違いミサイル対策で加速がゆっくり目。
まあその心情は判るのですが、私としてはアクセルとエンジン音(偽装)と実際の車速と加速に凄い違和感を感じました。
ノートeーPowerだとすでに60キロに達する踏み込みで、新型は42キロくらい。
エンジンはうるさいくらいに唸りを上げて・・・本来なら抑えるべき助手席のセールスマンさんが「もっと踏み込んでみてください!」って注意されるくらい。
う~~~ん・・・・・・じゃあって思いっきり踏み込んでも加速はモタモタ、唸りを上げるエンジン音は更なる咆吼を上げるもやっとこ50キロ。
踏み間違っても確かに大事故にならないための方策としては一定の理解はあります。
でもこの車両に慣れた人がノートeーPowerに乗ったら
「ミサイル」
をやってしまうだろうなと。
例えると。
良く切れる包丁は、力を入れずスッと切れるから、刃先に気を使いつつ力まないので怪我が少ない。
対して切れない包丁は力で切ろうとするため、力みが不要な動きになって怪我をしてしまう。
そんな話を思い出してしまいました。
どうなんでしょうね、アクセル量と速度感覚が一致しないエンジン音の演出。
しかもスピーカーではなく本物のエンジンを燃料使って回すので、少し存在に懐疑的。
今時の人で、アクセルとブレーキを間違わない人にはノートeーPowerがモデル末期ながらもパワートレーンの気持ちよさからお薦めできます。
軽自動車の加速になれている若いママさんには、アクセル踏んだ量がエンジンの咆吼で判る、新型Fitがマッチするかなと。
なので、ターゲット層が違いすぎて比較にならないという判断に至りました。
見た目もパワートレーンもパッケージも一緒なんですけど、差別化はシッカリされている印象でした。
モーターパワーの加速に付いて行けない人にはFitは良いように思います!
私の場合、ノートeーPowerは走りの質感から「競技場で走らせたい!」って思って、実際に耐久レースやジムカーナやオートテストで使いましたし、十分以上の成績も残せました。
今回のFitで「競技は考えない」って感触でした。
ただ、「競技で使う」ってのがそもそも線引きで間違っているのでw、「私の口には合わなかった」、とだけ感想を書いておきます。
私の話は兎も角、試乗して自分の感触を優先し、この車にお金と命と楽しみを一任できるなら買いと思います!
色々いるユーザーの要望にに満足できる車を提供する・・・っていうより、車の本質を上手く作って表現したノートeと、客層絞って特化させた新型Fitは
「同じカテゴリーとして比較してはいけない車両」
という結論に至りました。
差別化で、ターゲット層が違いすぎる。
走り重視には物足りないし、そういう人はシビックRやS660でも買えと。
まあ、私はそう感じたって話ですけどね。
メディアでは走りの良さとか室内の優劣とかFitにノートにヤリスにと、いっしょくたに評価しますし、私も大好きですがw、それでもこの2台は比較ではなく、各々別車なので用途に合った物を選ぶという話で良いかなと思います。
ある意味Fitは正面勝負を避けて、特化ユーザーを狙った、その結果は売れ行きに出るだろうなと。
一つの物差しで測るには、ちょっと難しい感じでした。
内装や外装も点数化して、走りの気持ちよさやトルクやトラクション性能の気持ちよさと追従性も評価に点数化すれば比較も出来ますが、各々のパッケージングが狙う所が違う以上、別のカテゴリー車として見る方が良いように感じました。
走りの良さに特化した話をするなら、Fitは4年前に出たノートeーPowerの加速性能や加速フィーリング、全てが劣っていると思います。
旋回性能は試乗距離が短すぎて何とも言えません。(それほど悪い印象はありません)
数字ではなく体感上で。
なので、走りも重視の人だとちょっと無いと思いますし、コンパクトファミリーカーに走りは不要というならかなりの完成度。
今回走りが評価基準の私としてはすこし期待を裏切られた感がありますが、そもそもターゲット層が違うと言うなら、今回Fitが狙ったターゲットにノートがどの程度適合するのか判らないため、新型Fitとして後発なのに走りの面白さで3年前の車両を「凌駕しなかった」(<出来なかったのではなく”しなかった”です)思惑を辻褄が合う理由を探るなら
「ターゲット層が違う」
と言うキーワードで纏まるかなと思います。
逆説的にノートeーPowerを好む人に、新型Fitへ乗り換える魅力はほぼ無いと考えます。
ただ、ノートeーPowerの出力や動力性能を使い切らない人にとっては見た目と乗った人の使い勝手が良くなる新型Fitは十分アリと思います。
まあそんな感じで許してください。
路線バスと高速観光バスで動力性能を競っている感じな感想で・・・・「使う場所が違いすぎるだろ」って印象でした。
同じ路線バス同士、高速観光バス同士で比較するのが正しいと思うので、今回は異種格闘技過ぎてドローって感じです。
今回のFit、ちょっと私には魅力が足りない感じに思いました。
新型Fitの親和性は85点、不要で偽装なのに私のビートより唸りを上げるエンジン音は違和感とマイナス評価、それと伴わない加速のもっさり感がちょっと酷い。
低速・時速60キロ未満のフィーリングが圧倒的にダメに感じました。
それ以外の操作性、特にハンドルのテレスコって言うのかな、ドライビングポジションがちゃんと取れるのが良かったです!
そんな訳なので「ホンダの新型Fitが4年前の車に負けているとかあり得ない!」って人は是非是非試乗して見てください。
そのご自分の感覚が全てと思います。
もっとアクセルをスイッチのようにガンと全開にすれば・・・そう言う運転の人向けに出来ているとしたら、私の口に合わないのも頷けます。