
MDiエンドウです!
と、いうわけで日光サーキットで久々のドライ走行!
5月のTC1000でやりたかった
「NS-2Rのセットアップ引き出し拡大大作戦」
をやっと発動出来ました!
基礎データー
ナンカン社(オートウェイさんにて購入)
NS-2R
フロント 165-50-15
リア 165-55-15
空気圧 フロント 2.5キロ リア2.7キロ
ビートはNA660cc、エアコン・オーディオ搭載で、ドライバー体重100キロ。
雨で走ったTC1000と、ATR-Ksportsを参考にして、一般道移動で探っていたおおよその当たり数値を軸に、上げたり下げたりを状況に応じて。
走行後の空気圧変動も見ながら調整をするという感じ。
一度ATR-Ksportsで色々空気圧試して苦労したので、その変化量などが使えるかどうかが最大の関心事。
タイヤを銘柄で良い悪いではなく、用意出来たタイヤを最大限生かすための戦術的見地から引き出しを増やす。
ATR-Ksportsが最後の方で空気圧が決め打ちだったのは、こうした下積みの末に行き着いた答えだから。
最後耐久走行だからと空気圧下げたりしたけど、やっぱりタイム出るのは美味しい空気圧近辺に内圧上がった時。
この辺りのタイヤコントロールの引き出しは、雨やコンディションなどで活かせるので銘柄に関わらず必須の知識と思います。
実走!!!
朝一は元気ハツラツなので様子見ながら全開アタック!
タイムはこんな感じ。
感触(ステアリングインフォメーション的に)は最初から悪くない!
どうもタイム的には問題なさそう。
ほぼベストセッティング?
ただ、リアがフルバンプ近くまで使い切ってしまうのでルーズな感じ。
減衰をちょっとだけアジャストして2走目!
ほぼキッチリ揃いました。
1走目のタラレバを繋げたタイムを更新したので良いでしょう。
感触も問題無し、全てが良好で楽しくタイムが出せます!
完了!!!
・・・・・・でここから心苦しい良いセットアップを崩してでも知っておかないといけない低圧と高圧の変化量。
低圧は フロント2.2キロ リア2.4キロ
高圧側はフロント2.6キロ リア3キロ
全力で走り込んで分かった「なるほどね~~~」
で、これらの変化を公式タイム表に書き込んで、何やったのかを後から冷静に映像と合わせて傾向が導き出せれば、タイヤ空気圧の加減具合が出せます。
この日の日光ではこれで良くても、気温や湿気や埃などでコンディションは毎回違うので、同じ日光だからって同じセットが通用しない前提。
変化をアジャスト対応するために、ベストセットでどんな感触が出て、それを是正するために加圧か減圧か、どちらに振るか、その量は?を知るためにやってます。
ベストセットアップが変化しても対応できるための引き出しをタイヤ銘柄毎に知っておく。
私はそうしているので私的に「タイヤの銘柄変えるのは一大作業」なのです。
一度据えたら変えないし、その理由は把握するまでのテスト時間が大変。
逆に変えたらほぼやり直し。
ポン付けで入れ替えても、本来の力は発揮できないと思っています。
製造ロットで感触が変わるタイヤを嫌ったのはご理解いただけると思います。
さらに減衰力。
減衰力は車体のサスペンションとタイヤグリップを活かすために必要な調整項目で、最終的には路面とタイヤの関係性を一番に調整できます。
この1走目はタイヤグリップが勝ってしまい、2走目ではアジャストで問題解決。
減衰力調整とさじ加減を知るのは必要な話。
たとえ大量生産品のブリッツ製でも1段で全然違います。
減衰調整だけでも車内から調整できるなら走りながら良い所出せるので超楽ですよね~~(憧れます)
さて、これらを踏まえて、走ったわけですが、思った以上に良かったのがNS-2R!
タイヤを縦基準で使うのはMR乗りの常套手段と思ってますが、その使い方と相性が良い。
ちゃんと減速し、しっかり曲げ、脱出方向にクリップ前から踏んで抜ける走行!
今までATR-Ksportsだともたついた所がキリっと前に出ていく!
「あれっ? 良い感触!!」
突っ込み重視でアンダーをハンドルこじって運転する人だと向かないけど。
ビートで純正タコメーター5500回転以上を維持しているのに、ハンドルは180度以上切らない運転の人ならおそらくATR-Ksportsより評価高いのではないかなと推測します。
ビートでそれ以上ハンドル切る人は・・・ATR-Ksportsの方が良いかな?
サーキットでクロスハンドルはご法度・・・・なんてのが有りますが、そういうバキ切りしない人ならNS-2R、タイム出ると思います。
ビートで気温が高くなって、路温が高くなってくると、日光の8-9コーナーが4速で抜けられるくらい。(詳細は走行ブログで)
しかもショルダーがしっかりしているので、立ち上がりで外に行かないから凄くいいんですけど・・・・!!
顕著だったのは6コーナーの立ち上がりが、タイヤが感触残ったまま路面継ぎ接ぎの内側から立ち上がって行ける。(7コーナーの縁石付近を通れる)
全般的に横グリップも使えるし、縦グリップも良いので、縦グリップ基調の走り方をすると気持ち良く走ってくれる!
斜めを使わず縦重視!!
うんうん、良い感じ!!
ATR-Ksportsの歴史が終わって残念ではありますが、NS-2Rあれば良いかなって思い始めている自分が居ます。
テストのつもりでしたが、このまま合わせ込んで良いなって。
タイヤの摩耗もかなり良いし、気に入りました!
これは良いではないか!!
楽しく走れるタイヤのようです!
思わず微笑みのこぼれてしまう感触でした!
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ナンカン | 日記
Posted at
2021/09/30 13:01:46