
昨日最後に付け足した5番>7番8番の所、説明不足だったかなと反省。
「時間短く走りたいのに時間稼ぎって何?遅く走れって事??」
なんて穿った見方する人も居ないとは思うけど、それはどういう事かは説明しないとね(*´Д`)
んっと、5番は右のきついターンで、すぐに7番8番への左に曲がるアプローチが必要な場所。
NO2コースでその辺見てください。
この「荷重載せ替え」と私は呼んでますが、車体の左に掛かっている遠心力のGと前に進むトラクションが載っているのをハンドル一つで、全て車両のニュートラルセンターを超えて反対側にそのまま載せ替えるんです。
「純正足の売るほどあるストロークでこの作業するには時間が掛かる」
恐らく0.5秒くらいの時間。
純正ダンパーに超絶グリップなんてタイヤ履いていたら、超難しいことに。
でも時速10キロで0.5秒ってライン取りの外まで行ってしまう。
「車は距離と時間の両方の最も効率良い所を経験に従って物理法則内でなぞる」
のが競技なので、サイドブレーキターンは勢いはそがれるし、タイヤのグリップも失う。
引き換えに後輪側がコントロール範囲で路面からタイヤを滑らせて向きを変えて最短距離を走る方が
「ゴールまでの時間的に都合が良い」
からタイヤにも良くないし、タイヤ滑らせてでもゴールタイムを短くするのがジムカーナと言う競技。
サイドターンが一度も無いジムカーナを「ジムカーナと言わない」と私は信条を持ってます。
その中で、車体のセンターを荷重移動でGを移動し載せ替える作業って
「超難易度」
なんです、実は。
何でもない操作なんですけどね、意識下で荷重移動のセンター超えをコントロールするのは、かなり繊細な作業です。
普通だとピコンとか変な動きが出るけど、それを出さないで最後までコントロールやり切る練習はある気づきに繋がります(#^^#)
硬いレートのバネ使って、車高を落とした車は簡単ですよ、タイヤグリップ依存してハンドル切れば終わりですから。
純正足の車の場合は、この時間の間に起こるダンパーの動く時間と必要になる場所との距離感と時間を合わせてあげる調整コントロールが必要。
「んじゃそれは?わっかんね~~」
だから難しいって言っているんです。
今の足周りでサイドターンが間に合わない人も同じ話。
荷重載せ替えGの貯めが整わずサイド引いても失敗する。
(散々本番でやらかしたから言える、ソースは俺w)
これ理解できていない人に箱車で競技は超えられない壁に成っちゃいます。
純正ロールアウトの車を運転して綺麗に事故なく限界で走るには、実体験の理解の上で、Gの載せ替え時間を考慮した走行と言うのが存在し、それをマスターするには・・・・
ゲフンゴフン。。。(;^ω^)
まあいつもの話になるのでここで終了。
気になった人は個人的に聞いてきてください!
話を5番>7番8番に戻すと、7番8番でサイドターンするまでに必要な旋回Gの貯め、つまり横に曲がるために操舵輪は左にある程度切れている時間が有って遠心力が右側に寄っている状態にしておくために、5番は大回り侵入してでも図の5番下側を通過する頃にはハンドルが左に切れて居ないと
「間に合わない」
サイドブレーキで右左を回るなら7番8番で回るためにはどうしておくか?を考えるのが必要です。
いくつか解答例も今回載せておきます。
①最小ライン
6番>5番で最短距離入ってきてサイドターンの立ち上がりを一瞬6番側まで回して、7番8番をふりっ返しを使って間に合わせる
②大回りライン
6番>5番で大きく遠回りし、サイド無しでも図面で5番下側に回れる、最小小回り半径を最大限使う。
一瞬もアクセル踏み過ぎたり、6番をターンした勢いをしっかり殺して大きくアプローチして、7番8番に備える
③バランス良く同じくらいライン
かじゅうのせかえがちゃんとできる人なら、好きなラインで車に合った旋回を右>左で間に合わせる。
これができるなら路面に足をすくわれないように注意する余裕が出来ているので、すくわれないように注意を払う。
一番速いのは③のやつ。
出力のトラクションに無理を掛けないでタイヤへの攻撃を最小限に抑える事ができるので、経済的にも良い。
さらにどっちへの旋回もグリップもドリフトも舵角一定でまとめられるならなお良い。(全部の回答に共通)
なお、上記の3つの方法は、これ以外の悪手になるよりは全然マシな回答例。
遅い速度でも勢いが残っていればタイム的に速いですし、全開でよたよたでも勢いで推したら遅い。
勢いをアクセルでコントロールする。
なのがこのセクションの肝だと思います。
勢いの話は「自分が運転していて感じる」話なので説明できません。
けど車が上手く転がっている感じで把握できると思います。
速度は落としてもタイム良いのは勢いという何かが繋がっていると思います。
ただ、勢いだけに身を任せて、車の行きたい方へ全開で行くと、土手を登ったりしてしまう。
勢いだけで小さいセクションを力押しだと、遠回りに次ぐ遠回りで、自分では速いつもりでもタイムは遅い結果になります。
こういった小難しい話の上で成り立つのがジムカーナなので、今日の話読んで興味持ったら今週日曜に神奈川県の平塚で実際に走って自分で検証して体験してみてください!(#^.^#)
もちろんね、これだけ理詰めであっても、通過は一瞬w
けど「ここはジワッと回って、ススっと荷重載せ替えて、バンとサイド引いて良い感じにアクセルで仕上げろ」とか言われても困るっしょ?
私はこういう擬音語の方が得意なのですが、やむ得ない、初心者の人に伝わるように書いたつもり。
本当かどうか気になったあなたは、下の申込先から申し込んでくれると信じてます('ω')ノ
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まあね、これ書いて当日5番が図面では分からないくらいとんでもない場所になったらこの話はおじゃんですから、それは含んでおいてください( ゚Д゚)
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そうそう、サイドターンは「曲芸」というのは、タイヤを競技で扱うという流れの中で、タイヤを活かすための方策として最善は「タイヤをどこまでグリップさせられるか?」というのが命題。
ドリフトと呼ばれる走法は多かれ少なかれ、タイヤをグリップさせるという部分からは逸脱します。
その中でジムカーナは「タイム」を競うので、タイヤのグリップを失うという行為は、正道からは外れていると思ってます。
昔はドリフトかグリップかと言う論争が有りましたが、サイドターンだけはタイムに繋がる唯一のドリフトと思ってます。
理由は距離と時間の話。
私もタイム狙うなら極力サイドターンは使いたくないですが、サイドターン使って速度も勢いも犠牲にして距離を稼ぐと、たまたまタイムが良くなるから使います。
けどサイドターンはどうしても「タイヤのグリップを失う」という部分でタイヤのグリップ力を如何に路面に伝えるかの部分で競技利用としての矛盾が発生しますし、タイヤを活かす意味では邪道の分類と考えます。
けど、結果的にタイムは出る。
Wフリーターンをグリップで回る人がサイドターン使う人にタイムで勝てるか?
サイド引かない方が速いならそちらを選択しますし、サイド引いて最短ルートを選ぶからタイムが付いてくる、だからサイドターンを使う話。
さらにこの邪道であるサイドターンも舵角小さくして、グリップ走行の常識を取り入れると「もっと速い」。
では邪道では無く「曲芸」と言う分類かなと思ってます。
あくまで私の認識ですよ!!
曲芸なら何ができるのか?
クルクルターンもそうですし、極小間隔の8の字ターンとか、サイドターン前提の走行も有ります。
クルクルターンをグリップで走らせたら倍以上の時間と走行距離が必要です。
それに・・・・・見ていて笑えるでしょ?
だから曲芸の分類と思ってます。
一般的なドリフトと曲芸の違いは、ドリフトは勢いとパワー、サイドターンはカウンター当たらない部分。
これがドリフトとサイドターンの違いで、滑らせてもタイム出るのか出ないのかは、フロントタイヤがカウンター当たるか当たらないか、その部分で明確に違っていると思ってます。
ただ、タイヤの王道の使い方からは外れてます、タイヤをドリフトさせる部分で。
十分エンターテイメントだと思いますけどね、カウンター当たらないドリフトは計時競技で有効なわけですから。
サイドターンの上手い下手もカウンター当たっているか当たらないで「イン巻き」状態になっているか、これ見るだけで侵入速度の正しさ、車体のバランスが合っているかどうか、旋回の発生がアクセルでコントロールされているかどうかが一発でバレてしまうという(;^ω^)
サイドターンはカウンター当たるとタイム出ませんから、サイドターン中級の人はカウンターを当てないサイドターン、から舵角一定でイン巻きして回り続けるサイドターンこそ最速です。
そしてそれをどんな路面でも一発で出せると高い所が見えてくると思います。
何か言いたい事あるなら自分のブログやYouTubeで発表して下さい。
けどカウンター当たらないサイドターン、カウンター当たるドリフトの話を取り上げる時は、このブログをちゃんとリンクして下さいね(#^^#)
逆に条件はこれだけですので守ってください!