
散々っぱらK-worksにご迷惑を掛けまくった・・・って言うか、今まで奇跡的なバランスで動いていた私の車を良く初期化して・・・それ以上にして帰してくれた
まるさんには超感謝!
そして、桶川に間に合わない危険を感じた際にWエントリーやマシン貸し出しを申し出て頂いた
yan@2605(元ya2605) さん
オデブさん
には感謝の気持ちと最大限のありがとうを贈りたいです!
さて、引き取る当日に出たトラブル。
「冷却水漏れ」
これはヘッドのメインパイプに亀裂が入ってしまった結果出た症状で、今日になって発見、たまたま新品の在庫を切らしていた為中古の程度の良い物を流用して頂きました。(次回整備時に要交換)
ここで、何故慣らし運転の必要が無くなったかご説明しないといけませんね。
基本的にビートの「普通のエンジン」は競技で使っても8万キロ程度はもつように出来てます。
それが今回4万キロで終わった・・・そもそもハズレエンジンと思っていた原因がまるさんの決死の努力と洞察力と細かい作業で判明致しました。
シリンダーブロックの芯がブレている状態で、シリンダーが真っすぐ掘られていなかった。
簡単にいうと、穴の芯が曲がっていてシリンダーの内部が上と下で穴径が違っていて俗に言う「テーパー」みたいな状態でした。
これに新品リングを組み込むと、下死点付近でテーパーにピストンリングが引っ掛かり動かなくなる・・・これが今回の・・・いやMDiハズレエンジンの原因だったようです。
初め通常の組み付けで車載するとこのテーパーの影響でエンジンが手で動かず、再びエンジン降ろしてテーパーを改善する加工をして組み上げ、エンジンを車に乗せるがまたも手で回らず、ピストンが引っ掛かる感じでエンジン不動。
また降ろして更に綿密な計測をした所、どうもシリンダー芯が曲がって穴が空いているらしく、今まで何で動いていたのか疑問は謎へ変わり迷宮入り。
しかし逃げるわけにも行かず、結局予備エンジンのシリンダーブロックをコンロッド・ピストン・クランクをそのまま移植して(この部分を時間の関係でO/H出来なかった)終了。
結果、慣らしは必要がない中古メタルをそのまま利用しているので慣らしが無くいきなり全開にできます。
追い討ちをかけるようにエンジンの始動が全く出来ず、一旦はデスビの芯角調整でタイミングは出た物の相変わらず不動。
時間も無いのであきらめて純正配線を最低限動く程度流用しようとすると、私のビートの電気配線はタコ足配線やエレクトロタップなどでボロボロ。
他に接合部がギボシ等ではなく、ただの結線にテープ巻きとか・・・もう酷い有り様。
結局予備のハーネスを引き直して、元のハーネスは撤去。
同時にトリプルコイルの配線も取れてしまいましたが、これはいずれK-worksで、裸結線やギボシなどではなくコネクターにて取付けし直す事になりましたが、それまでトリプルはお休みしてもらう事にしました。
シリンダー2ヶ所
配線
点火
水漏れ
油漏れ
ブッシュ破損
と・・・まるさんだから発見できたけど、普通の整備工場だと「廃車」宣告受けて終わりのパターンだったと思ってます。
そんなわけで何とか動いた私のビート。
はしってみると何故か0.5ミリオーバーサイズ(純正品)の今までより、メーカー純正ノーマルのピストンにまるさん気合い入った超絶ヘッドの組み合わせで
大きいピストンよりトルクフル
となって帰ってきました!
一応ジーズンオフを考えてますが、トリプルの搭載を本当は急ぎたいです。
っと。こんな経緯で現在ノーマルピストンに純正点火となってます。
しかしヘッドだけでパワー感やトルク感を0.5O/Hと同程度(ただしフリクションの多いMDiビート)以上に出しているまるさん、本当にすげぇ!!
ブログ一覧 |
ビート | 日記
Posted at
2007/06/17 01:55:47