
もう一回、最後としてHE12ノートeーpowerの高温下でのコンプレッサー高温による保護回路による停止に伴う車内に高温の送風が出る問題。
私なりのまとめです。
まず、これは我が家のHE12型ノートeーpowerに発生した問題で、今回の冷却ファンモーターとファンコントローラーという制御基板を交換して、今の所問題が出なくなったこと(完治したと思われる)、冷却ファンと電動エアコンコンプレッサーの因果関係について書きます。
なお、最終的にはみんカラから今回の完治と思われる原因箇所に関するアドバイスを
shizunobu1020さんよりコメントで頂いた事。
他のみんカラの方の実証例をレポートされた記事を私が読んで、その記事を参考に自己責任で交換を決意しました。
その際に記事の内容から仮説を立てて辻褄が合ったので、アドバイスを鵜呑みにしたのでは無く、しっかりと辻褄の合う方向性が見えたので自己責任で交換を決意した事を明記しておきます。
これでまた壊れたとしても、アドバイスを頂いた方、体験談を公開されている方に一切の責任は無いことを明言しておきます。
また、私の今回のブログを見て「大いなる参考」にして頂くには問題ありませんが、作業による失敗など含めて「一切の責任はありません」ので、読んで以降の対応については「自己責任」ですから、そこが理解できる方のみよろしくお願いいたしますm(__)m
さて、HE12型ノートeーpowerにはエアコンが走行中や停車中にエアコンの冷風が止まり外気温と同じ温度の「送風がエアコン吹き出し口から出る」という問題が有ります。
新車から4年経過後くらいに発生しました。
またこの問題はエアコンコンプレッサーが高温状態になり、温度を測ってエアコンコンプレッサーの加熱での破損を防ぐ
「コンプレッサー・サーマルプロテクト」(温度保護)
というセンサーと保護プログラムで、作動電源がカットされコンプレッサーが冷たい冷媒ガスを送らなくなり、車内には冷媒が循環していないエバポレーターからの熱気が送られて、送風に切り替わった瞬間から車内が地獄に変わり、むせますw
元々、コンプレッサー止まる問題は、この「サーマルプロテクト」が働いてしまうのが問題。
もちろん保護回路なので、温度が下がれば本体壊れずに元通り。
シロウト考えでサーマルプロテクトが働かないようにコネクターに抵抗入れるとか、ECU側で閾値(しきいち@設定数値)を書き換えるなどしてもらって、対応するのが良いのかなと思ってました。
また、コンプレッサーを物理的に冷やすために「ペルチェ素子を使った冷却」等がスタンドアロンで動くように計画したり、PC用のコア冷却アルミフィンを貼り付けようかとか考えてました。
で、今回の件ですが、私のブログ
「日産ノートeP(HE12)のエアコンについて」
で表記した際にコメントで情報を頂き、そのリンク先で
「ファンモーターのブラシが不具合起こしていた」(参考3参照)
参考①
https://minkara.carview.co.jp/userid/380449/car/2403251/7479132/note.aspx
参考②
https://minkara.carview.co.jp/userid/2795465/car/2395947/5952868/note.aspx
参考③
https://minkara.carview.co.jp/userid/2788390/car/2566151/7943444/note.aspx
(許可取っていないのでコピペでお願いします、まずかったら削除しますのでお申立てくださいm(__)m)
4ケあるブラシが一つだけ不具合・・・・これならCANにも不正値出ないし、他の二つが通電するから検出不可能じゃないかな?
という推測が成立。
そして、参考1と2から、エアコン関係の直接トラブルでは無く、間接的にエアコンコンプレッサー自体の冷却が上手く行っていない。
ゆえにエアコンコンプレッサーが高熱になり過ぎて保護回路によって止まる。
だから保護回路の閾値変えても簡単に突破されるし、下手すればコンプレッサー本体が壊れる危険性が高い、意味が無い可能性が高い。
エアコンコンプレッサーを直接冷やすのが最も正解に近かったがフィンやペルチェ素子が付いた部分の風が当たらなくなり返ってダメになる危険性もある、何より新車から4年程度は普通に使えていたし止まる事も無かった事を思うと、何らかの不具合が疑わしい。
上記の参考ブログ等をまとめて、「ほぼ冷却コアファンの回転不足」と判断し、交換しました。
修理依頼した日産ディーラー側からの提案で、「ファンのコントローラーも故障案件が多いので交換をお勧めします」との事でそれも追加。
冷却用のファンはラジエターやコンデンサーだけでなく電動コンプレッサーも冷やしていた・・・・そのモーターがブラシの接触不良やファンコントローラーの不備でファンの回転力が足りず冷却不足が起こり、結果的にファンの送風で熱を逃がしていた電動エアコンコンプレッサーが冷却不足で加熱、高温保護で止まる>車内に熱い送風がされる。
という事の様でした。

(交換したファンモーターとファンコントローラー)
蛇足ですが、昨年交換した「エアコン エアミクスチャ ソレノイド」という部品がダメになり、外気とエアコン風を切り替える部品がダメになると、走行開始5分で熱風が出ます。
これは電動コンプレッサーに水を掛けて冷やしても熱風が出続けるので、そういう症状の場合は、エアミクチャ ソレノイドの交換をお勧めします。
また、新車から10年選手のHE12型ノートeーpower、エアコンガスもチャージしておくと、冷たいエアコン風が出ますのでお勧めです!
バッテリーのセグ欠けなども起こりうるお年頃ですが、HE12ノートが好きな人は頑張って行きましょう!!('ω')ノ
今回は色々な方の努力でエアコンが高温下で突然止まって熱風が出る問題の一応の解決までたどり着きましたが、経年劣化で更なるトラブルが出て来るのも予想されます。
私は自分の個体に執着しているのでお金をかけて直してますが、皆さんがその通りやってちゃんと直るかどうかは不明です。
どうぞ計画的な検討の上、修理される決断の時は治らないリスクも含めて、ブログが参考になればと思います。
実際に妻が熱風で熱中症になり、そこから4年この問題と闘ってきました。
また、ウチの個体は2024年のJAF筑波サーキットトライアルCT8クラスでサーキットレコードを記録しており、潰すには惜しいくらい頑張ってくれた車体なのでその頑張りに報いるため、極力直していく方針です。
今回のブログで潰される個体が少しでも減れば幸いです('◇')ゞ