
昨日は緊急工事で屋根を修理しました。
午後から足場掛けて、夕方には撤去+枯れ木の伐採まで。
こんなスピード勝負したの久しぶりじゃ。
さて、写真ネタが溜まったので今回も一気出し。
前半は購入した物など。
さる所からドライブシャフトの供給を受けました。
過去に2度ほど折っているので予備を持っていても良いかなと思い立ちまして、相談したらご厚意で。
感謝です!!
爆裂感謝です!!
さて、ドラシャの予備は手に入りましたが、交換するには32ミリのコマとトルク20キロを締められる高強度の工具が必要となるわけです。
普通に買うと、そこそこので7~8000円くらいになるわけで。
仕事の関係で建デポプロの会員券を持っているので、卸値で行こうと考えるわけです。
それでも一式4000円前後。
まあでもまともにいくよりマシかなと・・・
こんな時にポイントのフル活用!
4000円のTOP製工具がポイント値引きで
640円
に!!
まじめに仕事して、必要材料を建デポで買っていた恩恵が!!
まあ裏でポイント分最初から価格に載っていると言われたらそこまでですが、何となく嬉しいもので。
回す工具もトルク30キロ対応なので大丈夫と考えます。
拍子抜けるほど安価に納まったので、ジェームスへ行き、近く必要になるミッションオイルを購入。
こちらも最近お気に入りの名古屋製レスポFFデフ・MTオイル、LSD対応。
6/5日の走行会終わったら交換の予定なので。
こちらも3500円のがポイントで500円引いて3000円くらい。
程々の散財ですが、今後のトラブルへの先行投資と言う観点から考えるとお買い得だったとおもいます。
後半は人と車のテクノロジー展
専用のブログ上げようかと思いましたが時間が取れず記憶が薄れる前に。
イベントは非常に楽しめました!
普通なら関係者っぽい感じで行くのですが、モーターショーやオートサロンと違い素人相手ではなく会社の取引相手探しの展示会なので、あまり気を持たせるのも悪いなと、混んでいないブースを中心に質問する感じで、入場証も「その他」って事で、「営業しても意味無いよ」というのを前面に出して回りました。
私を相手に売り込んでも全然商売には繋がらないですし。
「まあでも”その他”な人が「ブログで宣伝してくれる」とは考えていないでしょうけどww」
なので、こんな私でも相手にしてくれた所を大切にして行こうと思います。
その前に、会場に入って5分、いきなり後ろから
「MDiさん!、MDiさん!!!」
って声が!
いや~~メチャビビリましたw
だって、関係者じゃない私の知り合いがいると思わないじゃないですか!
振り向くとそこには「西湘連合」でご一緒させていただいた「swi」さんが!
白糸サーキット走行会ではノーマルマイスターの異名を取った凄腕が、当時と同じ姿
(やや大盛り)で立ってました!
久しぶりで驚きました!
以前はビートのECUのパワーICでお世話になった顔がそこに!
ついうっかり長話になりかけましたww
またみんなでやまみ亭オフとか良いですね~
機会があえば是非!
さて会場に戻します。
色々気になる所を見てみました。
主に気になったいたのは次期ポルシェに搭載の「湿式クラッチ」。
そんなことも知らないのかと言われそうですが、オートバイやGT選手権のクラッチシステムなんですね。
機構としてはLSDに近い感じ。
プレートの外爪と内爪のフリクションプレートを数枚重ねて一気にロック。
確かに大容量で行くにはこの方式が良いと感じましたし、乾式のクラッチより外径が小さく大容量が出来るので、DCT(PDK含む)形式のクラッチシステムには相性がいいかもしれません。
説明を各社から聞くと、ロスを無くすと1レース使い捨てで超大容量にも対応、反面耐久性を重視すると巨大な入力に対応できない・・・その辺のバランスが難しそうでした。
ポルシェがその辺りのバランスをどう判断したのか・・・まあ私が乗る機会は無いので、乗った人には特に聞いてみたい質問事項ですね。
特に購入して、5年くらい経過した所で、すでにアッシー交換が必要だったのか、最近滑り気味なのか、まだまだ平気なのか、サーキット持って行けないとか・・・色々聞けると思うので。
今後が楽しみなシステムでした。
商売ならないのに相手してくれた所沢工業さん(ワンオフアルミ金型の試作品対応が主な職種)や、名前失念してしてしまったウォッシャーノズル屋さん(こちらはワイパーに圧力噴霧するだけでノズルから水流を左右に振って、圧力減殺を最小限に90度の射界でワイドに噴霧するノズルを作成)は、地味だけど優秀な研究をされてました。
特にウォッシャーノズル屋さんは熱心にプレゼンやっていただいて感謝です!
おそらく真面目なんでしょうね!
と、ドイツの難しい名前のドライブシャフト屋さんとか色々頑張ってました!(シュトなんとか・・・ドイツの街の名前でした)
トヨタの織物屋さんも、椅子の展示の他に「金型屋なんです」といって、金属ボールに3カ所穴を開けて、その中にサイコロとか椅子とか作っていたり、凄い技術だなと。
そこのプレゼン要員さんが、
「別々の金属から掘り出した複雑な形の金属を0.25μメートルのクリアランスで作ってみました!!」
って、消しゴム大の金属塊を滑らせると・・・ヌルヌルとした感触でずれていきます。
残鉄剣を越える凄さ!!
係員「じゃあこの感触憶えてていてください」
と、次に出てきたのは同じ大きさの金属で切り口も同じ形。
係員「今度は0.1μメートル」
さっきのより堅い・・・けどちゃんと動く!!
どれだけ
変態凄いんだ!!
日本の技術って凄いなって。
1マイクロメートルって、1ミクロンって言った方が聞こえが良いかな?
1ミクロンの違いを金属で掘っちゃうんだもの!
係員「絶対に金属を抜かないでくださいね、人間の手では戻せない」
と言ってましたが、頷ける精度でした。
木工加工をする人間でもあの仕上がりは真似したいとも思わない凄い仕上がりでした!
他に一つの金属から削りだした宝石ケース、ヒンジがあって開閉するけど、一つの金物から削り出しだけで作った逸品。
組み立て無しで稼働する物を作るとか・・・スゲエな!!
んで、もっと気になったの。
これ
データーだけで試作品作れちゃうww
すげーーマジスゲーーー
出来たモノをヤスリで磨ける強度がすでにあるそうで、あとちょっとでプリント即使用出来そうな感じでした。
そして一番即利用出来そうなのが今回の一番かな。
バッテリー駆動&12V電源駆動の水冷クールネックシート。
メチャひんやりで重さも軽め!
以前私が「カーナピュア」っていうクールスーツを押していましたが、次世代はこれですね!
良く安定した冷え方で、これからの季節の耐久レースにはあっても良いと思いますよ!
即稼働OKな実用品でした。
さて、形となって出ていて目に付いたのはこんな感じ。
そして、自動運転の次の研究もすでにちらほら。
「脳波コントロール」
自動車がファンネルですよ!!
もう基礎研究は始まっており、これも数社が形を出してました。
これに自動運転の制御を組み合わせれば、その場にいないまま複数台の車を同時にコントロールできる車両も夢ではない。
危ない話をすれば、戦闘機に爆弾沢山積んでこれやったら、優秀なパイロットを失わずにいかなるジャミングも回避して攻撃できる
「未来の神風型ミサイル」
です。
対空接近戦闘の出来るミサイルとか・・・
しかも人間が反応するより、脳の反応が即行動するわけですから、0.06秒は操作が速くなるわけです。
経験積んだパイロット相手では有人戦闘機じゃ絶対に勝てない無敵戦闘機(ミサイル?)です。
まずは車から。
凄いなぁ・・・・
もう一点、気になった所。
これは私の個人的な考えも入りますので、気に入らなくても大人の対応願います。
テクノロジー展では各部品のテスト用シミュレーターを展示してありました。
人間のドライビングシミュレーターや、ミッションの変速耐久試験器に、ドライブシャフトを揺さぶりながら回転させて変速値に誤差がでないかチェックしながらとかやる機械とか。
まずはドライブシミュレーターやってみた。
タイヤの空気圧とか全て数値化してやるそうです。
主に車の設定をアシストする機械だそうで。
ん~~~~どうなんでしょうね。
シミュレーターって、グランツーリスモとかとあまり変わらない。
良くできてます。
でも、市街地走るには
「路面の荒れ」
が全くないのが気になりました。
路面の良い管理された所ばかり走っている感じですか・・・車側のデーター反映は凄くできていても、それを当てにして作ったら環境変化に、特に天気までは良くても、実際の路面うねりとか路面の陥没くぼみとか、舗装の継ぎ目とか全く対応できないのではないかなと。
ちょっと想定が甘すぎる感じでした。
実際の運転でも同じですが、雨や濡れた路面でも強い人って、野生の対応力が凄いんですよね。
勾配とかも、勾配+うねりにアスファルトの継ぎ目も重なる所でターンとかでも野生があるとどうにかしちゃうんですよね。
そう言った所が現状のシミュレーターだと一切反映されない。(レーシングシミュレーターは別ですよ、一般公道用の路面データーの話です、レーシングは決められた路面を決められた方向から走るのでデーター化しやすい。)
街中の路面が、サーキット並みに綺麗な管理された一定の路面μで「走れるわけがない」と思うわけです。
むしろ工事中の箇所を考えるとレーシングカーよりよっぽど過酷。
結局データーって数値で、実際の状況に近づけるためのショートカットするには都合がいいですが、それが全てではない、まだまだ人間の勘と経験って重要だよなって強く感じました。
車って1万点くらいの部品の集合体、場所によってはボルトの締め付けトルクで車の反応が変わってしまうほどの物が、同じ車種は同じ反応って無いですよね、なのに構成部品の極一部を検査してOKとかNGとかって・・・
「車は完成した物を人間が実際に運転してナンボ、数字は決して人間に勝てない」
って思いました。
使う人間無視して車だけ高いスペックで出来ても、それがどんなに凄くても使う人間が使いにくければ全く意味がない。
「結局人間が全ての基準で、車もまず”人間ありき”から行かないとダメだなと強く感じる展示会」
でした。
数字はともかく、物理法則は厳然と働きますからねw
色々考えさせられる展示会となりました。
そう考えると非常に楽しい、人生の勉強になる有意義な展示会でした!
最後に紹介してくれたmistbahnさんには感謝を。