縁あってアウディーQ5という車に体験試乗しました!
アウディーと言えば友人が持っていたA1のDCTモデルを試乗した事があるくらい。
今回のはもっと大きい車格の車でSUVモデルでした。
気軽にSUVとか言っちゃってますが一体どんな仕分けなのかウィキを見てみた。
・・・・・なんかよく分からないやw
ラダーフレーム持って、2ドアで、荷台にFRPのカバーか幌が付いていて、車で遊ぶのではなく別の何かを楽しむ(自転車・スキーなど)ために車で移動用途の車というのが本則らしい。
ただ、日本の国内だとRVとかクロスオーバーとか似たような車が多くあって、カテゴライズの根本すら無視して車を作って当たったから別にどうでも良くなって、
「SUV」
「RV」
「クロスオーバー」
「ステーションワゴン」
この辺りはそう名乗れば同じ車でもカテゴリー別に受け入れられるらしい。
つまり
「明確な何かがないのがSUV」と言われても「今のカテゴリー分け」からはぐうの音も出ないようです。
まあ車選びでカテゴリーに捕らわれる人は居ないでしょうし、フィーリングとか細かい用途とか予算とかで決まるでしょうから、
「この車はSUVでないから買わない」
というより、
「気に入って買った車がSUVだった」
というのが流れでしょうね。
まあ買った車がたまたま本格SUVの流れだったので、「俺の持っている車以外はSUVの偽物」とか原理主義的な主張をされる人は沸いて出てくるでしょうけど。
どうでもいい話でしたww
書いてみたけど興味も沸かない話でした。
さてさて、つかみが終わったところでアウディーちゃんは如何なモノか。
この形状の車は最近だとメルセデスベンツGLAとか、単純に自宅の三菱グランディスも用途的には指向は同じ。
早速試乗に出てみました!
・・・・・超快適!!
まず出てきた言葉は「快適」でした。
椅子にしてもハンドルの配置やスイッチの配置など含めて、ドライバーはかなり快適な環境で運転させてくれます。
走る性能、さすがはドイツ車でハンドルの初期反応とか良いですね!
ブレーキは一昔前の普通のブレーキでグランディスと違和感ありませんでした。
乗員の快適性に振っている足回りも振り回すにはイマイチですが、アクセル一定でAからB地点までの移動には最高です。
普通移動で普通に使う、車を振り回さないで
「乗員の限界運転」
で運転できる人、さらにあの形状が好きとか家族の構成で乗員数が問題ない、乗り味が好き、やっぱりアウディー(欧州車・ドイツ車)というブランド志向の人には適合するのでは無いかなと思います。
ただ乗っただけではなくスポーツモードで急加速とか許される範囲で色々やってみました。
が、アクセル踏むとポンと出るけど高級車のトルクが前面に出てくる走り出しとかは無く、再加速などはガンとでたり、パドルもスポーツモードもギクシャクするし自己満足満たすだけで速さには繋がらない。
乗った当日は「FFでDCT?」って印象でしたが、後日乗った車からDCTではないと確信して、初めてアウディーHPを覗きに行きました。
あ、試乗の時は事前情報は極力入れません。
S660は個人的に興味の対象だったので情報収集しましたが、その結果は「ダメな車」という先入観があり、結果試乗時期がイタズラに遅くなりました。
これはあまり良くないので事前情報は入れないように心掛けてますし、比較も最小限です。
ただ、私の中には体感した車の全体的印象というのが厳然と存在しており、その中でどのくらいなのかなと判断します。
S660MTの評価で「世界に通用する」と書いたのは伊達でもヨイショでもなく、それだけの完成度印象でした。
あえてCVTモデルの事は書きませんww
閑話入りましたが、諸元からQ5はトルコンATの8段ギア付き2リッターカーで4WDとのことです。
元来の古いATシステムにパドル操作ができるようになった改良型とのこと。
乗った感じ、前輪側が引っ張る感触が強くてFFかと思ってましたが、どうやら違うようでした。
DCTもここまでギクシャク無くなったかと思うほどでしたが、残念普通のATでした。
DCTかと思った理由は現状のシフト段数がインジケーターに出て、飛び段したからです。
そう勘違いさせるための演出と今では思いますが、ATと言うと4段くらいのを大きいギアで前に出す感じなので飛び段は必要が無いはずなので。
良いか悪いか判りませんが、そんな小細工に引っ掛かりましたw
まとめるとアウディーQ5
「超快適な車で内装のライティングなどは一クラス上の高級感があるが、操縦などは普通の車」
まあこんな形状の車にスポーツカーのような動きを求める人はそう多くはないでしょうし、そういう人はもっとお金を積んで、ジュークRのような変態ワンオフ車を選ぶでしょうし。
Q5は普通のファミレスだと駐車スペースの白線が狭く感じるくらい横幅があるので、グーグルマップナビを使っての移動は絶対にやめた方が良いと思います。
東京でも梅ヶ丘・豪徳寺の駅付近は走りたくない場所となるでしょう。
左前の感覚がわかりにくいですが、極力早く慣れないと、狭い道でのすれ違いで苦労すると思います。
そう言った意味で親和性は90点くらい。
移動するだけならすぐに慣れますが、自分の物にするには習熟が必要になる印象を受けました。
普段スポーツカーに乗っている人だと物足りない感じは受けると思います。
走行関係の印象は私も例に漏れず物足りない印象でした。
むしろ走りの性能も室内の居住性のために幾分損失している感じでしたが、家族からの受けは良いでしょうね!
ドライバーが運転を家族のためにすると割り切れるなら良い車と思います!
車自体のまとまり感が稀薄で、なんか「料理作って見たけどどう?」って聞かれているような・・・・食べてみたけど、材料も味も悪くはないけどなんか必要性を感じない・・・・みたいな感じでした。
豪華装備ですが、それがSUVに「本当に必要なのか?」そして、「全体的なインパクトに欠ける味付け」そんな感触を受けました。
買っちゃった人が見たら怒るインプレになるでしょうけど。
「感じてしまったモノは仕方がないw」
30分以上の試乗で色々試せるのは本当に勉強になります。