2003年11月05日
まずは車部門。
あくまで私の感想なので異論反論は関知しませんがとりあえず順位を付けると
第3位
マツダ:ロードスターターボ
(市場がほしがっているモノを形にしたメーカーの勇気を大きく評価しました。欲しいモノを作る。他社が作ってウチにないから作るのとはその開発姿勢の違いが感動です)
同第3位
ダイハツ:コペンサードスペシャル
(これもやはり市場がほしがっているモノを作ったと思います。このコペン何とエアコン・パワステ装備で1.3Lターボ「よく納めた!」とシャシを変えずあの660で一杯一杯に思えたエンジンルームに入れたその技術に感服)
同第3位
ホンダ:フィット レーシングコンセプト
(純正でも用意していたのですね!フィットのマニュアル車!!さすがスポーツマインドをどの車にも無節操に反映させるメーカーがこんなうまいお肉に手を出さないわけは無いと思っておりましたがやはり純正マニュアルを隠していたようです。嬉しい裏切りです)
第2位
マツダ:RX-8ハイドロジェンRE
(ガソリン・水素を一つのエンジンで両対応させるというREの特性をフルに使い切った技術の結晶です。今すぐ実用化してほしい車と素直に感じました。私的前評判第一位でした。)
第1位
ダイハツ:UFE||
(この軽自動車プリウスと同じ蓄電式FFハイブリッド。しかも見た目が格好良かった。写真写りはあまりよくないが実車はかなり心引かれるモノがありました。インサイトの軽バージョンでパワートレーンがプリウス、更に軽自動車。奇抜な車が多い中、小型化技術・新エンジン・デザインこの全てを高いレベルでバランスの取れた一番輝いた車だったと思います。)
この他参考出品ながら三菱660ccマイベックエンジンも今後の搭載車が楽しみなエンジンでした。
そして三菱CZシリーズもなかなか良い感じ。(プレゼンは失敗していたけどね・・・)
外車は「スマート・ロードスター」がブッチギリ!!
説明の必要もないくらいのかっこよさ。
ホント心から欲しいと感じる一台でした。
また、国内・海外メーカーを問わずデザインが「ホンダEF/
CR-X」のリアゲートを模倣したものが多く出ていてちょっとした流行のようでした。
あのバブル期におけるホンダデザインの先進性を改めて感じさせられた事も表記しておきます。
残念ながらこれ以外の車は私の琴線(きんせん)に触れることはありませんでした。
特に酷かったのは日産。
全くと言っていいほど「市場調査的な展示」のみで目新しい技術や将来「これがでてくれば・・・」的なモノが無く、面白味に欠けるモノでした。
ブッチャケるとホンダ・トヨタも同じ事が言えます。
既存の技術を低いレベルでこねくって怪しい車を並べただけのような印象でした。
でもね、まだ国内メーカーはマシですよ!
コンセプトカーとかを作る余裕(技術と研究)が有るわけですから・・・
海外メーカーなんてなにを勘違いしたのか「販売店を移してきた感じ」ですもの!
メルセデス・プジョー・シトロエン・KIA・ヒュンダイ・ルノー・GMなんて「現行販売車」のオンパレード。
そんなの見にわざわざ入場料払ってまで見に行かないって!
今具体的に上げたメーカー”だけ”でショー開いてみれば良いと思うよ、今回の展示をそのままに入場料取ったら
「だれも行かないから」
せめてフォードのようにたとえ「何処にあったか判らないくらい小さいスペースで照明不足でプレゼン失敗」しても現在のもてる全てをつぎ込んだ
「フォーカスの次に出てくるWRカーを展示する」
とかのメーカーの姿勢、意気込みを見せて欲しかった。
海外メーカーの特徴は日本人が大好きな
「心意気」
を大事にしない。
”ショー=販売”
としか考えない体制が日本国内の業績不振を如実に語っていると思います。
車に夢を乗せる日本人。
そこを理解せず、また、ショーに行くのはマニアな人が多いという現実も無視して、
「未来を見に行ったのに現実を見せてど~するの?」
と聞きたい。
プレゼンどうこうではなく、
「戦略から失敗」
していると思う。
現実的に、見に行った方なら海外メーカーの展示は軽くみながして終わりだったのではないでしょうか?
あのプレゼンの何処に夢があるのか説明できる方はいないと思います。
「買え!」
と、脅されるような威圧感はありますが「こんなのはどうですか?」という提案は全くない。
「日本人を馬鹿にしているのか?」
と問いつめたくなる展示だと感じました。
心意気のないメーカーの車はどれも魅力がないです。
だって良い車かもしれないけど飛び抜けて「ここだけは譲れない」部分は無いのですモノ・・・
国内メーカーにはこの自社の持つオリジナリティーを心意気と同じように考えてそのスピリットを何時までも大切にして欲しいと心から思います。
特にホンダさん(最近忘れかけてねぇ~か?)
明日は部品編
Posted at 2003/11/06 00:01:38 | | 日記