2003年11月07日
さて昨日に続いて今日も部品部門。
まず、大変なことになってしまったブースを紹介すると
「日産マーチ搭載 e-4WD」
通称「イ-ヨンク」と呼ばれる電動制御部分を開発したメーカーさん。
ここで開発されたモノをマーチに乗せているのですが、今月号の「ベストモータリング」で”次期スカイラインGT-Rを探る”と言うコーナーにおいて、このイ-ヨンクを使ってプロペラシャフトのないMID4(以前のショーモデル)の可能性をちらつかせていました。
この流れからこのメーカーの説明員と話をしていたら、
「現行のユニットではマーチクラスの車両しか対応できない」
との話でした。
そこで私がある駆動システムの併用を提案したら
「どこかのメーカーさんですか?」
とかあらぬ方向に話が進み名刺交換を強要され、巻き込まれたくなかったので
”一ファンですから・・・”
と本当のことを言い撤収(逃げた)。
それでも尚一般の方には配らない分厚いカタログを持っていってくださいと押しつけられるがそれもブッチギって逃げきるという(下手な知識で話をすると痛い目に遭う事を学習)ハプニングもありましたが、将来的にあれだけ小型でアクセルとのシンクロ完璧なユニットはまだまだ開発する部分が大いにあるので今後が楽しみなパーツです。
次が「LEDヘッドライト」
これが明るいのですよ!
説明員が外人で要領を得なさそうだったので質問は断念しましたが、実用化されれば
「HIDなんか比べられないくらい低消費電力なユニット」
となるでしょう。
将来のバッテリー駆動自動車には絶対必要な技術です。
ここも一刻も早い実用化が待たれるパーツでした。
今回特に光っていたパーツ群は以上です。
他にもチタンバルブの試作品対応の可能性や、燃料電池(水素ね!)で動く車のおもちゃ(子供に遊ばせるのはかなりリスキーなのだけど・・)など楽しいパーツが数多く見られました。
今日のあとがきは長いですよ
さてパーツ部門の毒を少々・・・
今回のワーストNO1は「NGK」日本ガイシのプラグ部門です。
先日の実験結果を基に、
「ニッケルプラグと同じ太さのイリジウムは作れないの?」
と質問をしてみたところ
「それだと半永久的に使えるプラグになってしまうので出来ません」
俺「でも今の形だと特に高回転の点火力でニッケルに負けてますよ、プラグの芯の形のせいで」
N「そんなはずはありません!あの形が一番強い火花を作るのに最適な形なのです」
俺「強い火花かもしれないけど大きい電圧の掛かるシステムであの芯形状はロスになっているし、一番強い火花でなくて一番爆発で力の出る火花を作らないと駄目なんじゃないの?実際ターボ車だとイリジウムとニッケルで20psも違いが出た実験結果があるよ」(<かなり熱くなっている)
N「どういうことですかね・・・・そんなこと無いのですが・・・その結果間違っていませんか?」(<かなり感情的)
俺「お時間取らせました・・・すみません」
もうすでにNGKはプラグを性能で形状を決めているのではなくて
「耐久時間」
で製品を作っていることが判明。
しかも製品テストは
「プラグを使ってより大きい爆発をさせる本来の使い方を忘れて、大きい火花を作ることだけにこだわった開発」
をしていることも判明。
しかも
「聞く耳持た・ねぇ」
最初の過剰反応したメーカーでも一般的な人の意見を聞くから伸びると思うのですが、このNGKはすでに一般の人の意見など「全く必要としていない」ことが一連の会話から汲んで取れたのと、自分たちの殻から抜け出せない体質。
もうこの会社の製品今後3年は買う気になれませんでした。
ここに宣言いたします。
当面(目安は3年くらい)MDiファクトリーは一切のNGK製品をお勧めいたしません。
性能ではなく「適度に交換して貰うために」製品の質を落とすなど
「お客を舐めきっている」
としか取れない発言をいけしゃあしゃあと言ってのけたのです。
こんな企業の製品なんかとても買う気になれません。
まあ今後3年もプラグに関して大きな進化は無いと思います。
もし俺がメーカーの人間だったら、こんな向上心のない企業の製品ではなく他のメーカーのプラグを導入させます。
まあいつまでも「シェアNO1」だとあぐらをかいていればいいと思う。
その間に気が付くと「デンソー」にその座を奪われるでしょうから・・・・
良かった!NGKの株持っていなくて!!
そんなわけで今後はこれまで以上に「デンソープラグ」を推奨いたします。
気分の問題。
Posted at 2003/11/07 02:32:42 | |
怒り | 日記