
写真をご覧下さい。
この写真はシロアリが写ってます。
ご覧の通りブロック塀に穴を開けて出入りしております。
このブロック塀のシロアリ、一日前までは居ませんでした。
詳しく書くと、蜂に刺された日の作業はベランダ解体。
解体したベランダは地面に接した場所が無い(支えは鉄骨)にも関わらず、空中から侵入し、風雨にさらされ木製ベランダが腐食していてそこに取付いたシロアリ。
普通のクロアリも上がってこられない場所でやりたい放題。
木製のベランダの約85%は何らかのシロアリ被害を受けると言う状況でした。
中には指先一つで穴が開くほどw
その解体したベランダを一時的に下がアスファルト、壁が写真のブロック積みになっている所に置いたのです。
改修業者が来るまでの1日。
つまりこの穴は廃材を置く前は有りませんでした。
シロアリは人工物食わない!?
餌にはならないけど生き残る為には何でもやるよあいつらw
まあこのブロック、20年以上経っていると思われるので風化も有るから柔らかくなってはいただろうけど、ブロックにモルタルはシロアリ防御にならないことが分かっていただけると思います。
写真では穴を撮影するためにたった一日で構築したトンネルはほうきで払ってしまっていますが、この穴を基準に総延長70センチほどのトンネルを構築されてました。
ってことは、地盤面から70センチ程度離れただけの基礎と土台は奴らの射程距離に入っていると言うことです。
もちろん床下の防御には
「乾燥」
が今のところ一番有効です。
業者が注入する薬は、穴を空けるため返って耐久力を落とします。
特にすでにシロアリにやられた束などに穴を空けるとか・・・木材にトドメが刺さります。
乾燥する薬剤とかも地盤面を上げてしまう、シロアリの餌になる木材と地面の距離を縮めてしまうのでやめておいた方が無難です。
コンクリート流すのも凄く施工費が掛かるし、コンクリート打ったとしても「すでに進入済み」だと被害を拡大する危険があるので費用対効果が0か100かの博打みたいになります。(注)
安くてそれなりに有効な手段もありますのでもしシロアリにやられたらその時にでもお知り合いの大工さんに相談してみて下さい。
え?方法??
そいつは企業秘密なので。。
****
注・解説
コンクリートは打つ時に水分を含みます。
その水分が徐々に乾燥蒸発して硬化反応します。
その際にコンクリートは発熱します。
コンクリートは初期強度が出るまで4週間程度硬くなり続けます。
と、いうことは、4週間水分が蒸発して熱が出るため水分は湿気となり上の空間を満たします。
シロアリが居なければコンクリートが固まって終わりですが、すでに入っていた場合、普通乾燥している場所も湿気で更に被害が拡大してしまう・・・でも居るか居ないかは直接目視以外の方法だと検査料が馬鹿にならないので・・・博打って事になります。
解説終わり。
Posted at 2012/07/05 08:06:41 | |
トラックバック(0) |
ネタ | 日記