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2015年01月15日 イイね!

【試乗記】GO!GLA

縁あって試乗しました!
タイトル通り

メルセデスベンツGLA!





実写のマリオをキャラクターに”GO!GLA ヒャッハー”というTVCMのあれです!
最初に見た目、正直ミニバンと思ってました。
ところが運転してみると・・・SUV!!

元々SUVなのですが運転してしばらくしてから気がつきましたw


ミニバンと思えてしまう走行性能


ハンドル操作に対する挙動、アクセル・ブレーキの効き具合、全て提唱する「ドライバー親和性」を満たす素直さ!


すごい!!


車を操作して最初に感じたことは


「雑味が無い」


という感触を持ちました。
純然と車を運転して、ハンドルの入力やアクセルに反応しての加速とかブレーキとかが想定範囲で収まる感じ。

「車は普通こう動くよね」

ってのがそのまま体感できます。
だから運転して怖くないし、すぐに外の様子に気を配れる高いドライバー親和性。

この高度に洗練された「普通」と言うのが、ハンドルから伝わるステアインフォと車体の剛性感、サスアームの動きなど全てが上質です。


「まず人間様に運転の全てを任せます、コントロール性やどこまでも裏切らない車体の反応など、車として有るべき姿を用意しました。」


と、メルセデスベンツという会社からのメッセージが込められているような操作フィーリング。

そういえば以前もメルセデスベンツのAクラスAMGに試乗した時も同じような感触だったような・・・!!
あの時も瞬時に車を理解できて試乗車をおそるおそる運転するような事はありませんでした!

そして車の動きも車高とか全高や形状による多少の違いはありますが、車の基本骨格・・・というか、車の作りそのものがどの車も「超上質な普通」という所を目指している。

「ベンツ社は車の個性は形状や搭載エンジンだけで、乗り味はどれもほとんど変わらない」

なんて言えばいいかな・・・・・基本骨格が変わらない感じ・・・・かな?。

ベンツ社の車作り、「車とはこうだ」という姿勢が常に前面に出ている・・・と言う印象です。

ちょっと前に言っていた「ドライバー親和性」の100点満点はベンツ車かなって思うほど。
例えば人に車を薦める際とか、「普通に使うだけならベンツを買えば問題ないよ」って胸を張って言える車からの感触です。

え?普段使う?ならベンツ最高!

ベンツという会社の車はおそらくその辺りにプライドと重心を置いていると思います。
キャッチフレーズとしての薄っぺらな「人と車の関係」とかいうレベルでなくて、人は人、車は車、その関係は越えられない壁があるが、お互いに役割を果たしつつ、そのコミュニケーションはお互いを尊重するという車と人の立ち位置。

それを「自社の車、全てに標準装備している高いドライバー親和性」と、その上で味付けや用途として分別するための付加価値と付加装備。
装備や装置のために車の本分を崩すことのない姿勢。

それが運転して雑味の無い操作感覚になるのだろうと推測します。


ベンツってスゲぇな!!


良い車のお手本とされるのが判ります。
それ故に重くなる車体が何とかなればサーキットでも活躍するでしょうね。
何年か前の三菱リコール問題でベンツ資本の際三菱から買われた鉄とアルミの接合技術とかが方針に乗っ取った戦略的な事だったと素人でも気がつくほどに。

重い・燃費悪いのベンツもいずれ返上されるでしょう。


さて、MDi流としては良い所の裏返しは・・・ってなるわけです。
これだけ良いのです。
車を普通に使う人にとってベンツ買えば絶対に不満は出ないと思います。
逆に車に個性を求める人には1台目のベンツはあっても2台目以降、特に趣味として車を運転する人には物足りないでしょう。
ベンツという車の上にSUVという形状を与えられた車、ミニバンという形状を与えられた車、セダンという形状を与えられた車。
各々にモデルによる装備が与えられるわけです。
根っこの部分は大絶賛の車のお手本のような基本骨格があって、その枝葉に形や装備があると言うことは・・・・

”ベンツ社の車は全てベンツという車”

と言う話になる感じです。

例えば個人所有で一台有って、家族使うようにもう一台まではあっても、自分用の趣味車としてベンツはチョイスされにくい。
私には夢のような話ですが、通勤やお買い物にベンツはあっても、サーキット走行だとポルシェやフェラーリ、ロータスとかそうなるのではないかなと。
もちろん速さに特化した車ばかりですが、コレは私の趣味なのでw
オフロード走行ならランクルとかディスカバリーとか、特化した車になっていく・・・と思います。

生活のベースとしてのベンツはあっても、車を使って楽しむ所のベンツは中々難しいのかなと。
値段もすごいですしね。

「良い車」・・・・ゆえに趣味としては物足りない。

ベンツ社の車が質実剛健で人間と車の関係が明確に線引きされて、お互いが尊重しあえる関係を提供してくれる居心地の良い車という空間。
しかしクセがなさ過ぎて、オール5すぎて・・・

試乗でも、素人でも理解できるこれだけの車を作れるベンツって凄いなって。


印象としてベンツ社の車は男性的な質実剛健さ、現実的な真面目さが強く前に出ています。
男性が乗るなら良き友として。
女性なら安心感のある父親として。
そういった心理的な感性を動かされる車に仕上がっていると思います。
それを裏切らない、破綻させない、やばくなったら助けてくれる電子デバイスも入ってます。
人間が運転する上で、某日本車のように「人間は機械をコントロールしてはいけない」的な「親切の押し売り的うっとうしさ」を感じる車ではありません。

「人間ありき、車ありき」

という正しい立ち位置関係を守ってくれます。
ドライバー親和性は100点です。
もちろん車の姿勢に答えるには「正しいドライビングを要求されます!」荒い運転をする人だと車からバカにされると思います。(<危険信号が点灯したり、バイブレーション警告が出たり)


それらを含んで、購入の為にお金を払うに当たり

「その車に何を求めるのか?」

という部分が重要になってくるでしょう。
経済的な部分も、駐車場事情も、家族関係も、自分の趣味も全てを満たす車があなたの車と思います。

その時にSUVの必要性が有った時、

「GO!GLA」

は必ず試乗してみることをお薦めします!

本当に良い車でした。





補足
SUVとしての悪路走破性は試乗コースにないので不明ですが、SUV独特の変な動きをするリアの感触はありました。(特定の条件で顔を出す)
まあ、おそらく気にならないし、悪路走破には必要になる部分が舗装路で気になる動きをした部分かなと推測してます。
小さい道も高い視点で楽々ですし、路面が荒れた程度ではびくともしない悪路用のサスペンションとアームの動き。
しかしボディーのしっかり感でかなり踏んでも余裕のコーナーリングと必要にして十分の加速性能。
特筆はハンドル切った時のタイヤと車体の反応速度が過敏すぎずダルすぎずの絶妙な感触。
ブレーキは初期制動がカックン気味ですが、エンジン性能からやむを得ない感じ。
DCTがまだ完璧な制御にならない・・・のは業界全体の課題なので、現状ではかなり良い完成度になっている印象。

まあ枝葉の部分ですが、全体的な所では

「完成度の高いまとまりのある、コントロールが凄く楽な車」

という感じでした。
SUV系をお捜しの人は一度試乗してみると良いと思います!
Posted at 2015/01/15 18:54:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗体験 | 日記

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