朝から雨が降りしきる。
これから中山サーキットで行われるベスモ同窓会のコンテンツ。
う~~ん、何も起こらなければ良いのだが。
昨年4速ギアをここで無くしたが、ブレーキを無くす人とかタイヤをホイールごと無くす人が出ると滑る路面で一気に壁に張り付く。
怖いなぁ~~
一抹の不安を抱えつつ、無茶なお願いに笑顔で答えてくれた和気鵜飼谷温泉をチェックアウト。
エネルギーは満タン。

鵜飼谷温泉の湯豆腐朝食セット
問題は若干の寝不足と、ポルシェの足元カメラマウント方法。
こればっかりは行き当たりばったり。
でも何とかなるようにアタッチメントも作ったし、オリジナルクランプも作成したし。
カメラは十分に揃ったから何とか出来るだろう!
アメリカからわざわざ運んでくれたHawk Yama氏所有のカメラをメインに据えて、私のほうはサブ側に徹する。
局長の初代iPhone4sを正面カメラに据えていざ勝負!
リテイク無しの一発勝負!
ここまでの準備が形となるか言い訳大会になるか・・・こわいな~
*****時系列をちょいとさかのぼる****
午前10:00、開幕のミーティングを会議室でした後、いよいよ本格的に走行部門のスタート!
走行のスケジュール割り振りの波田教官は大変だったと思います。
スケジュール通り進まないのをスケジュール通り進める手腕はお見事でした!
私もスケジュールに当初無かった映像追加をお願いしたりしたので遅らせる側になってしまいました(反省、でも映像撮れてない事態が怖かったのです。。)
その映像は大井先生から
「アレじゃ危ない!!」
とやんわり怒られました。
一応シートベルトをしていたので大丈夫とは思ってましたが、今後はもう少し安全側に工夫します!
それもこれも。
・・・・たぶん中谷先生運転のポルシェ走行を一番緊張していたのは私かと。
カメラ回っていなかったらどうしよう・・・・
走行振動でマウントが落ちたら・・・・
まさかのバッテリー切れとか・・・
何かの拍子に電源落ちた・・・・
予定よりも多く周回してメモリー不足・・・・
とか・・・
とか・・・・
自分で常に管理できない、走り出す直前までしか状態チェックできないカメラのなんと不安なことか。
送りだせば終わるまでは成功か失敗か判断付かない。
複数台のカメラで作業すると言うことの怖さ。
どれ一つ失敗は許されない。
車載カメラの怖さはここです。
自分でも車載映像の撮り損ねは結構頻繁にあるトラブル。
これをプロ運転の車両にやるわけですからどれだけ不安か・・・・・
白髪増えたと思います、プレッシャーで!
画像を取り込んでいる今、一定の成果があり今後は編集技術に移行できるのがハッキリしてますが、現場では生きた心地しませんでした。
だから予定外の命がけの撮影をさせて貰ったりして、
「万が一に備える映像」
というのを用意しました。
まあ結果的に不要になりましたが、解説の時に少し挿入して使おうかなと。
スタッフとしては実質、帰宅後から勝負!
頑張ってます。
******
中谷明彦(先生)ポルシェ911アタック@WET中山サーキット!
撮影終わってポルシェを中心に全員集合!!
記念撮影!
局長ブログ参照(<リンク)
参加者の皆さん、本格的な走行が始まります!
メインの中谷先生ポルシェ同乗特訓あり、
ガンさんのフェラーリF355同乗特訓があり、
大井先生、デカトーさんによるS2000同乗特訓も開始!
本当は全員ポルシェの予定が「大人の事情で」運次第になりました。
これは宣言しておきながら申し訳ない。
大人の事情なので大人の皆さんにはご了承頂くしかありません。
撮影という緊張の瞬間も過ぎ、更に命削った撮影(w)も終わり少し休憩を。
せっかく払った参加費・・・同乗のみ料金ですが払っていることには変わりない、お手すきだったのでご指名で中谷先生のポルシェを助手席体験!
PDK等に代表されるデュアルクラッチについて、私の考えと中谷先生の見解とが同じ方向を向いていて、合格ではないけど及第点を頂いた感じで嬉しかったです!
ポルシェのタイヤ溝が無くなると色々ヤバイ条件の中、ドリフトまでやっていただきました!
空冷のポルシェはビートと動きが似ているというのは聞いてますが、水冷式最新型のポルシェはどうか気になるところ。
ん~~~~~バカでっかいウィング付けたFRのような印象でした。
フロントの接地荷重がしっかりしているけどちょいとアクセル入れると抜けていく・・・けどリアのトラクションは売るほどある。
車としてはクセがある印象ですが、バカっ速く走る条件は全て持っている感触でした。
ただ、運転が中谷先生なので私が運転してどうなるかは不明ですw
「ツルツル・ヌメヌメの雨の中山」
で1700万円の車両を普通にドリフトさせるのは流石です!
私には色々無理ッス。
もしハンドル握れたとしても超安全速度ドライブで終わったでしょう。
撮影も一通り終わり、終わってみると肩で息してました。
結構グッタリ風味。
カメラの回収やロガーの回収、撤収準備も射程に入れて午前走行終了直前に同乗走行を。
今回車両がないので自前走行は無かったのですが、お昼直前でやはりお手すきだったので大井先生にS2000の助手席を・・・・と思ったら、急遽大井先生S2000をデカトーさんが運転してその助手席に乗りました。
その代わり!
大井先生の恥ずかしいお話しを車内でたっぷりお聞きしましたw
え?
聞きたい?
どうしようっかな~~
んじゃ冒頭部分47秒だけ公開!
全編は大井先生の許可待ちって事で。
・・・・・・大井先生、愛すべきキャラクターw
そんなわけで昼食。
もちろん参加費に入ってますのでご安心下さい。
すっかり食べて、食べながらビデオ見て。
キャスターさんの人気具合とか判ったりして・・・人気無い具合かなw
詳細は秘密です。
さて、午後の1発目は中谷明彦(先生)ドライビング講座
「中谷塾・ベスモ同窓会出張編」
・・・・・は、いずれポラリスで!
楽しい講義に眠くなる人は居ませんでした。
凄くためになりました。
何がためになったのか!?
物理法則は厳然と働くということ。
公式はやはり公式であるということ。
ちと詳しく話せませんし、話せば他に塩を贈ることになるので秘密です。
今後の刊行予定である「中谷塾・受講資料本」は非常に楽しみです、是非買いたい!
講義とさらなるキャスターさんからの突っ込みなどやりとりがあり、午後の走行プログラムに移行します。
私この段階で結構ヘロヘロ。
理由は昨夜会議で遅くなり、寝たのが25:00付近、朝5:30起きて、撮影のプレッシャーに命がけの撮影と、お昼ご飯。
眠いッス!
幸いお昼以降は重要な案件もなくのんびりだらだらとガンさん・中谷さんとお話ししてました。
ヘルメットにサイン頂いてウハウハ!
でも他の人が貰っている時は・・・「ガンさんのサインで1秒、中谷さんのサインで1秒、大井さんのサインは・・・0.5秒の合わせて2.5秒速く走らないとね!」などとプレッシャー掛けてみたりww(あくまでジョークですよ!)
雨が降りしきる中でも楽しい同窓会!
程なくガンさんが次のお仕事先である鈴鹿に向けて会場をあとに。
名残惜しくもお見送りして・・・・・それでも雨も時折酷く降るため待ったりタイム。
局長も「誰かの助手席乗ってくれば?」とご心配のお声掛け頂きましたが、ちょっと体力的に厳しかったのでおしゃべりに没頭。
そこで大井先生の天敵と噂の元編集部 田部様を局長よりご紹介頂きお話しすることに。
最初は四方山話からスタートしました。
現在の車文化と日本の車文化の話。
海外の話。
ベストモータリングというメディアは、今こそイギリスで再評価を受けていること。
これまでの流れと、ここからの流れ。
動き出した「ベスモ同窓会」という集まりは、ただ懐かしむだけではなくこれからの動きの原動力に出来ないか?
ポンと浮かんだ話を例にいくつかのやりとりを。
「新しい風」
としてのベスモ同窓会。
過去は過去として功績をたたえつつ、直系としての流れをもう一つ先に進めないか?
「日本の車文化をもう一つ豊にしていけないか?」
という話をしました。
この一連のブログタイトルはこのやりとりから付けました。
全く公式の話ではありません。
「なったらいいな」
という夢物語です、今は。
企画プランとか隠しっこなしでぶつけてみました。
田部さんと有意義な時間の共有ができました。
おそらく参加者の中で会の締めの挨拶に同窓会という過去の話を振り返る組織ではなく、ここから先を見据えた話がチラリと何故出てきたのか不思議に思った人も居るかと思います。
”折角これだけ車を愛してやまない人間が集まっているのだから、もう一歩先を考えても良いのではないか?”
という意味合いです。
しかもベスモという媒体を見て揃った人材。
「だから何?」
そう言われるだろうけど、やらないよりはやることで正しく日本の車文化を育成していく礎にしていけないかな?
ベストモータリングとは違ったアプローチでもその精神を受け継いでいる人間が新しい何かを作っていく。
良いは良い、ダメをダメと言い切れる。
そう言った事を発信し伝えることが重要なのかなと。
まあまだ夢の話ですけどねw
そんなわけでベスモ同窓会・第4回、中山サーキットは大きな事故もなく無事に終了となりました。
これが「新しい風の源流となるか」は今後の頑張り次第!
続く