一度書いておきたかった平塚の路面について。
「滑る」
なんて書かれても何がどうか分からないですよねw
ここからは私の車で使う「ブリッツ社 車高調ZZ」の減衰力の話。
ザザッとサーキットと減衰力の設定を書きます。
もちろん皆さんの車が仮に同じダンパー・同じ車種だとしても取り付けや私の車は事故車なので同じセットが使えるかどうかは分かりませんが、参考程度になるとは思います。
ベースタイヤはナンカンNSー2Rを基準で書きます。
なお、1番硬くした32段からマイナス表記で夏場の場合です。
筑波サーキット2000:F-2 R-2
筑波サーキット1000:F-3 R-3
つくるまサーキット:F-2 R–2
本庄サーキット:F−3 R-3
ツインリンク:F−2 R–2
リンクサーキット:F−3 R–3
南千葉ジムカーナ:F−5 R–3(推定値)
桶川ジムカーナ:F−4 R–2(推定値)
茨城中央サーキット:F−6 R–4(推定値)
筑波1000ジムカーナ:F−4 R–2
そして本題
平塚青果市場:F−11 R–9
まずサーキットとジムカーナの減衰力セットアップの違い。
ザックリサーキットは前後4輪とも同じ減衰具合にしてます。
個体差や劣化具合もありますが、大幅に狂わない前提で同じにしております。
理由は極力同じ動きをしてほしいから。
リアの減衰力を高くしているのは、ビートはローパワーでMRなのでドリフトのロックがやりにくいですし、ドリフト中にタイヤが喰ってドリフトキャンセルされてしまうのを回避するためです。
ここでもう一点「一般公道移動時の減衰力」も書きます。(私の場合)
一般公道移動時:F−17 R–17
ある程度快適な移動とそれなりの段差まで吸収してくれます。
つまり、平塚青果市場の路面は一般公道より一段高いセットが良いが、競技場のように整備された路面よりは滑りやすいと言えます。
特にフロント側は路面勾配が下りで路面ゴミが多く有るときは「大変危険」、ハンドル舵角も小さくできるような荷重移動とラインで
「タイヤのグリップ範囲に収める運転」
がセットアップと併せて持っていた方が良い技術となります。
(難しい路面コンディションを生き残るコントロールが練習できます!)
ここから察して頂ければ何となく平塚の路面グリップが分かって頂けるかなと思います。
次に路面の傾斜。
屋根のある集荷場所から前面道路側に下っております。
大きいロスはありませんが、ビートのように660ccでNAとかだと加速悪くなったりする程度に水はけのための勾配が施されております!
ここでの注意は、屋根側から道路側に加速する場合です。
ビートだと加速悪くなる程度の勾配がある、逆だと加速がスムースになり、
「速度が1割程度早く到達する。」
その分ブレーキを早めないと曲がれない。
旋回操作を早めにしないとタイヤのキャパ超える。
速度出過ぎてオーバーシュート。
下っているのでMR車はフロントのグリップに気を付けないといけない。
「勾配舐めるな!!」
って感じですね(;^ω^)
レジスタンスの練習会だと、屋根下からスタートするので走り始めは下り勾配でスタートになります。
第一パイロンがスタート位置につくと正面に見える鉄の扉にまっすぐ行くほど急な下りに。
真っすぐなので分かり難いのですが、いつもより早めに操作開始しないと第1パイロンに寄せられない。
サイドターン必要だと、加速しすぎてエビターンとか、パイロンから離れてしまう走行に。
なのでどうしても「ぬるい感じ」「攻めていない感じ」くらいに運転手は感じますが、「それで丁度良い」となります。
さらに朝一は埃や砂が浮いているので難しさ3割増しになるので最初の一本目は必ず様子見で行かないと怖い思いをします。
最初の一本は他の競技会でも一緒ですけどね(;^ω^)
慣熟歩行で勾配的に大したことが無いと思うでしょうけど、ハイグリップタイヤでも転がり抵抗が少なくなった感じで良いかと思います。
逆に道路側から屋根側に行くときは、しっかりと加速態勢が取れていないと思ったほど加速しない。
出力無い車で走る時はこういう「地形を読む」練習もできます!
その他の特筆
コースの真ん中に排水溝とそれをカバーするグレーチング(側溝蓋)があります。
側溝のU字コンクリートが傷んでいるのですが、タイヤ温存ではタイムも出ないし練習にもならないので、思いっきり行きましょう!
幸いそれほど大きいダメージは受けない側溝とグレーチングなのと、開催チーム員さんがヤバい時は補修してくれているのでだいたい大丈夫です!
大きいくぼみ
2か所、地盤沈降と思われるくぼみが2か所あります。
そこでサイドターンするとなるとタイヤが通過する部分のうねりも計算に入れる必要が出てきます。
特にドリフトしている後輪駆動の場合にはくぼみの周りにウネリもあるので、車が跳ねるので、そこを攻めてタイム狙うのか練習だから回避するのかは慣熟歩行で決めておくと良いでしょう。
基本的にタイヤに負担の掛かるようなコース設定にはならないので、そんなに心配いりませんが、くぼみで溝落とし旋回も不可能では無いので、使える時は使えるものを全て使う、こんな感じで良いと思います!
一通り長年参加してきた平塚の路面について書いてみました!
特に勾配とくぼみの使い方は考えるほど勉強になると思います。
台車が置いてある付近の砂利とかもあるのですが、コースリミットでそこまで車が行かないように制限があるので、走るのに知っておいた方が良い部分だけ書いてみました!
特に私が使う減衰力設定の「コースによる差分データー」は何かの参考になると思うので、自分フィルターを通した上で使ってもらえれば幸いです。
9月11日平塚青果市場 レジスタンス ジムカーナ練習会は残り4台分の枠らしいので、初めて走る方の参考になればと思います。
なにせ今回のコースは

(午前コース)

(午後コース)
午前午後ともサイドターンが多く、Wサイドとかも必要になるので、ふりっ返しとかそういう技法も練習できる。
更に路面とかの攻略練習にもなるので、お時間ある方は是非ご検討ください!
私も参加します。
詳細や参加申し込みは下記リンクからどうぞ!
RT・レジスタンス平塚青果市場ジムカーナ練習会!
https://rtr-motorsport.blogspot.com/
です。