2024年07月19日
仕事の話です。
私一人親方で工務店をやってますが、昨日不思議な現象に遭遇しました。
大変危険な要素を含むので、公表と共有を全ての関連業者・お客様に向けてお願いします。
ブレーカーの落ちない感電現象
事故は昨日発生し、でも事故でけが人も機械破損も有りませんでした。
工事を指揮する私としては助かりましたが、作業する業者さんから
「普通これくらい感電するとブレーカー落ちるんだけどね・・・・??」
との事。
そもそも工事は、エアコン室外機が塀のブロック積みの所にファン位置が来ていて効率悪いのでブロックで室外機の位置を嵩上げする工事。
ガス漏れなら古くなったエアコンガス管が曲げに耐えられず吹き出す・・・なんてのは有り得るのですが、感電!??
業者も「汗だらけだったから・・・」とは言いつつも、普通ならブレーカー落ちるんくらいの感電の感じだったよ・・・
との事。
不思議な話だったので私の所に相談に。
普通ならこれくらいの感電でブレーカー落ちたなら、漏電対策の検証とか凄く大変な事になる。
けど、今回は中の機械も弄らないし、室外機も持ち上げただけ、他に何もしていない。
と、するとこの感電は・・・
1・室外機の中で回路や接合部のショート
2・電源からアースを伝ってのショート
3・たまたま持ち上げた時にゴミなどで何処かがショート
と言うのが瞬時に頭をよぎるのですが、それにしても
「ブレーカーが切れない」
のが納得行かないと業者さん。
確かに解せない。
施主さんにお願いして予定外に室内機を見せて頂くことに。
お客さんからしたら「なんか言ってエアコン交換させたいのではないか?」と思われるシチュエーションなので、私が施主さんと業者の間に入ってこの不可思議な感電するけどブレーカーが落ちない現象の原因究明に。
エアコンの専用コンセント100Vにたこ足コンセントが刺さっていて、その分岐に充電型電球(非常時に内臓バッテリーで懐中電灯になる)が刺さってました。
おそらく感電した時に充電電流が流れてしまい稼働しませんでしたが、おそらくこれが原因!
すみません、こういったものをエアコンのコンセント口に設置されると室外機側に余計な電流が流れてしまうので
止めろ
あまりここで商売の話をしたくないのですし、そういう場所でも無いのを理解してますが、あまりにも危険な組み合わせと、それによる想定される被害が酷いので、認知と、これはお客様側のコンセントと機器の運用がダメな事例で業者が被害を受けた話です。
最悪はお客様のエアコン室外機のIC回路がダメになって全損しかねない話ですので、情報共有をさせて頂きたいと思います。
エアコン室内機のコンセントにAC100Vバッテリーを内蔵する機器を接続しないでください。
だからエアコン専用コンセントは口1つが基本なんです。
分岐してバッテリー挿すと危険なのはこの通り。
それで事故が現実に成って業者が危険にさらされ、万が一室外機がショートしたらお客様はその責任を業者に擦り付けると思います。
しかし真の原因はお客様の間違った機器運用による事故。
流れたバッテリー電流量は殺人・傷害には至りませんでしたし、事故も発露したけど被害までは出ませんでしたが、安全装置不備のバッテリー製品をコンセントに繋ぐとこう言う事が起こりうるのが今回の事案で分かりました。
大変危険ですので、お客様の方でこう言う機器の運用はやめましょう。
原因がはっきりしたので、次回以降こういう感電事故はしっかりとお客様責任になります。
そうならないために運用されるときは注意して下さい。
製品を購入する際にもしっかりと気を付けて購入しましょう!(製品でコンセント側に電流が流れない安全装置が入った充電式懐中電灯などの品)
まあ、私も想定していない事故なので良い勉強になりました。
今後もお客様に共有していきますが、私個人の発言力だと限界があるので、こちらでも共有をさせて頂きます。
同業者さんもしっかり読んで「危険な取り合わせがある」と言うのを知って貰えるとありがたいです。
業者さんは室外機に触れるだけの時も室内機周りを確認してからす触ること。
ブレーカーが反応しない危険な取り合わせですので、もしもっと高電流を蓄えていたらと思うと「ぞっ」とする話でした。
業者間だと夏の怖い話百選に入ると思いますw
「ブレーカーの落ちない感電」(リアル)
とかって(;^_^A
本当に危ないから止めましょうね!!>一般の方
Posted at 2024/07/19 14:13:52 | |
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