
MDi的モーターショーNo.Ⅰアイテムはこれです!!
川島織物さんが出していた椅子ですが、表層が布一枚です!!
かなりの耐圧性を持った布でありながら柔軟性を維持しているのでスプリング・ウレタンを全く使わず、また布も目を粗くしてあるので通気性にも優れているのが魅力。
これをNO1にした理由は競技転用が容易でメリットが大きいこと。
FIAの公認がとれるとは思えませんが、この布地にノンアスで耐火性能を持たせられれば、椅子のシルエットに沿った縁をドライカーボンで作るだけでホールド性に優れた超軽量バケットシートが比較的簡単にできます!!
しかも通気性が良いので蒸れない!!
布の張り方とかで柔軟性のある耐G性能とホールド性を確保できるのも魅力。
用途としては主に草レースのレーサーで普段は街乗り、時々サーキットなユーザー向けになると思います。(レースで一番人口が多い所)
椅子の厚みも薄くて済むのもメリットですよね!!
この辺のユーザーはいちいちシートを交換する人もいないし、兼用だったらどっちを取るか選択を迫られて、競技主体だと町中は蒸れ蒸れになるバケット、街乗り主体だとセミバケ。
バケットでもセミバケでもこの材質でスケルトン構造の皮一枚なら大幅な軽量化が期待できます!!
そんなわけで、今回一番目について、比較的一般化しやすい段階まで進んでいる、それでいて競技に転用してもメリットのある物としてこの参考出品作品を選びました。
次点は直巻きのチタンスプリング、これはコストダウンが課題。
もう1個はチタンのバルブです。
チタンバルブはすでに商品として出ているらしいので車種で50ヶ単位の小ロット生産に対応してもらえるようになったら絶対に入れたい物です。
以上2日に渡って書いたレポートですが、
・・・・・
この3点以外はこれからを期待させる物はありませんでした。
正直がっかりも良いところ。
2年後のモーターショーはパーツ部門の下調査を雑誌等で見てから行くかどうか決めようと思っています。
Posted at 2005/10/31 22:03:56 | |
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