運転が上手くなりたいと思う時。
私は元々競技に出始めたのは、オフ会の走行オフ。
丁度「速い車を作るには速い運転が揃わないといけない」と考え始めていた時期で、もっと自分の車を速くしたいのが競技系にはまった動機です。
ヤフー掲示板のビートで知り合った西湘の方々と板の主さんとF1ドリーム平塚でカートオフから始まり、今は無きG6ジムカーナ関東「ガレージT2」さんの富士旧ジムカーナ場ラウンドでビート仲間とわいわいエントリーが初めてのジムカーナ。
そこで色々パワーアップ部品てんこ盛りで速いと思っていた自分のマシンが超遅かったこと。
たまたま当たった体験同乗で全日本選手の横でMR2サイドターンを体験したこと。
たまたま来ていたオートスポーツ誌に取材されて雑誌に載ったこと。
今の桶川ビートとりまとめのZさんとPOPさんに知り合えたこと。
中でも自分のマシンが遅いのに納得がいかず誘われた桶川でリベンジするも返り討ちw
しかも初桶川でエンジンブローのおまけ付きw(これはエンジンオイルのチョイスが悪かった。)
5ヶ月修理とかで参加はできませんでしたが、友人達とわいわい桶川には通ってました。
あの時は知り合いの中でもドンケツまで遅かったですね~~
才能ないしw
ちゅうさんとかカミムラさんにもタイムで負けてました。
でも桶川のサーキット周回走行が楽しくて。
サイドターンという車が工事用パイロンの周りをへばりつくように走る不思議な光景を「自分もできるようになってみたい!」とか思って。
そしてジムカーナで表彰台に立ちたいと思ったのがきっかけでした!
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なんてことが過去にありました。
でも闇雲に走ってもダメで、初めて表彰台に上ったのは初めて参加してから約2年後。
それまでには色々独力でもがき苦しみました。
マシン側の話はすでに色々やってますので今日は運転側の話。
桶川のジムカーナ本番ばっかり出ていたある時に、こうちょう先生が「ジムカーナ練習会」を開いたのが初参加から1年半後。
あまりの遅さにマシン側で解決の限界を感じて練習会にお金を費やす決心が付いた時に丁度良い時期でした。
そういった意味でも同じマシンが多くある中での競技会参加って良いかもですね・・・自分の遅さを如実に突きつけてくれますw(当時ビートは最低14台以上の参加)
で、練習会に行ってその時講師で来てくれていた「斉藤先生」が他の参加者そっちのけで付きっきりで指導してくれました。
お願いしたのはそれまでの走行で一番問題だった桶川の3コーナー(ヘアピン・インフィールド入り口)のクリアの仕方が全然判らず、練習走行で他のビートに追いつかれ突き放され・・・でもどうしたらあんなに速く走れるのか判りませんでした。
「そこのクリアの仕方教えてください」とお願いしたら・・・走行枠ぶっちぎりで出来るようになるまで徹底的に教えてくれました。
その時初めてMRの車を競技速度で
ハンドルで曲がって貰う
から
自分で曲げる
の基礎の基礎を教えて貰いました。
この辺の細かい状況の話は大昔にブログで書いているので割愛します。
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こんな事もあって今日の本題。
「練習会に参加した時に何をする?」
という話です。
ちなみに私もカスタムアップからスポーツドライブに転向する時通った道です。
もちろん初めての人向きの話です。
ベテランさんは「さようならw」
私は桶川で他のビートに自慢のビートが置いてけぼりを食らって嫌ってほど、逃げ出したくなるほどボロ負けしました。
その中で、
「自分的に一杯一杯で走っているし、マシン的にも自慢できる部品てんこ盛り、タイヤだって良いのが付いている!! けど大幅に遅れる」
と自覚できるほど遅かったのが前述の3コーナーでした。
ここを何とかしたい。
と、考える程度走っていたのと、良いタイミングの現地で開催された練習会。
まさに渡りに船!!
しかしちょっと考えると、私はこの時明確に「3コーナーを何とかしたい」と先生に言いました。
もっと言うと、何とかしたいためにこの日初めて見た先生に勇気を振り絞って声を掛けたんです。
「3コーナー教えてくださいっ」って。
33歳のちょっと前の時かな。
頭を下げて教えて貰ったんです。
すると「まずいつも通り運転してみて」って助手席に。
今思うと斉藤先生怖かっただろうなとww
減速控えめでヘアピンにハンドルだけでバキッと進入>アクセルもブレーキもそこそこにハンドルこじって無理矢理方向変えるからず~~~っとアンダーしかもクリップより全然外周りで迫り来る土手>立ちあがりでアクセル踏めないどころかそれまでの勢いが強すぎて出口付近でさらにブレーキしないと飛び出す寸前ww
振り返ると我ながら笑っちゃいますねwww
純正足だったから何とかなったけど、ロールも凄かっただろうし。
でもその時自分は一杯一杯。
一生懸命走ってます!
そこを何とかしたかったから!!
当時それだけ他に負けて悔しかったんでしょうね。
負けたくない!
その気持ちって大切なんです。
同じ車で優劣があるのって、ある意味同じ物差しで自分が何処にいるのか判るので凄く勉強になるんですよ!
そして同じ車なんだから「いつか勝ってやるw」
でも自分じゃどうしたらいいのか判らない。
そこで講師様が付いている練習会は非常に貴重な場所になります!
講師様はそれなりに凄い経歴があります!
全日本チャンプとか世界で戦ってきたとか。
そういったネームバリューは講師様の車の運転技術を裏付ける物なのと、そういった方はドライバー以外にもマシン側も高いレベルでセットアップできないとたどり着けない世界で勝ち抜いた人たちです。
マシンも運転も高いレベルで整合させた、整合させる知識と感じ取る能力が卓越してそれを反映させ完全に使いこなし全てを高次元で引き出す。
ゆえにチャンプになったのです。
何が言いたいかというと、そういった講師様が付いていて質問し放題。
これって凄くないか?
こういう人たちはコーナー2~3こでその人が何が足りないか見抜きます。
講師様に自分のマシンを運転して貰って、自分の横に乗って貰えば次のステップ、より速く走るための課題を突きつけて貰えます!
例えば「マシン側にこういう癖があるから、運転でこういう操作しても無駄だから、違う方法を考えた方が良いかも」
というアドバイスを講師様から貰ったとすれば、上手くいかない場所での問題が車側なのか運転側なのか、運転でどうにか出来るレベルなのか一発で判ります。
上記例題の場合、他の方法で走る事でなんとか出来る事を示唆しています。
ほら!
なんか考える切っ掛けが出来ませんか?
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本当に初めて、でも自分の車で走りたいとかなった時に初めての場所で初参加の練習会。
講師様が居るけど、何を聞けばいい??
ちょっとシミュレーションすると
朝のミーティングで講師様が経歴紹介とかされて「遠慮無く捕まえて疑問質問何でも聞いてください、同乗も逆同乗もOKです」とか言っていたらしめたモノ!
俺「おはようございます」
先生「ああ・・・おはよう・・・」(だれだこいつ??@心の声)
俺「あの・・・自分○○乗って居るんですけど今日初めてで・・・どうしたらいいか判らないのです・・・・」
先生「(そりゃ俺もどう言ったらいいかわからねぇよ)」
俺「なので、自分の車と自分の走りで次に何をすればいいのか教えてください!」
先生「じゃあ○○の時に用意して待っていて!」
判らなければ判らないことを、聞きたいことがあれば聞きたいことを。
「○○が判りません、教えてください!」
って聞けば知っている範囲で教えてくれますよ!
あと、良くあるのが
先生「”説明”っていう感じだけど判った?」
俺「判りました!」(けど何のこと言っているか判らない)
っていうの。
せっかく細かく説明してくれた講師様に「判りません」って言うのは気が引けます。
なので、こういう場合は
俺「申し訳ないッス、説明のレベル高くてついていけませんでした。。。もう一回お願いします。。」
まあ講師様によっては面倒くさく感じる人も居ると思いますが、おおよそ「どこら辺が判らなかった?」って聞いてくると思うので、理解できないのが「専門用語」なのか「単語」なのか「表現」なのか・・・位は答えると良いと思います。
対処方法とか知れば聞くの怖くないでしょ?
凄い経歴の人でも人間だからエロ話もすれば冗談だって言います。
ただ車の操作(<お金を出しても買えない)に関して凄い人なのでその部分で自分がどうしたらいいのか聞く。
講師付の練習会は本当に勉強になります!
そんな講師付き練習会の決定版。
「レジスタンス・平塚練習会」
は3月25日に神奈川県平塚市の青果市場で開かれます。
みんからで有名なはやと先生(元全日本ジムカーナチャンピオン)はFF・FR・MRの3刀使いですので奮ってご参加下さい。(4刀目のAWDは運転しているの見たことがないので不明)
私も参加予定です!
せいぜいビートで1速~2速しか使えない場所なのと、1走30秒~45秒くらいなので先生に聞いて、走って、また聞いて、運転して貰って・・・とかできます。(合計10本前後、2コース走れるはず)
参加費も他と比べて格段に安いですし、音量・金属音の出る作業開始時間以外の規制はほとんど無いのでお気軽に!
もちろん1台づつ走るので他車接触とか無いですし、自分が一生懸命走ったのはタイムという形で明確に出てきます。
楽しく走れたと感じればタイムが良くなってますし、なんかギクシャクだったなと感じればタイムも悪かったりします。
より楽しさを求めて速度は低いけど走行をすれば、運転も上手くなれるし運転すること自体が楽しくなります!
一応3/25は不測の事態がなければ私も参加です。
良かったら一緒に参加しませんか?
残念ながら駐車場がエントリーしないと全くないので見学とかは難しいと思います。
駐車場代と思って走ってみるのも良いと思いますよ!
あと、競技会ではないのでタイム計測はありますが順位は付きません。
なのでレジスタンスさん名物の賞品は全て
「ジャンケンの腕前」
で勝負が決まりますw
ヘルメット・グローブは持参でよろしくね!