
そんな訳でスペシャルオーリンズの話。
今、ビートに装着できるオーリンズのスペシャルバージョンが存在するの知ってますか?
全日本ジムカーナでそのシェアをほぼ2分する
「スーパーオーリンズ」(ESアジュール製)
「ITOオーリンズ」(FACTORY I.T.O製)
先日の秒殺の時にスーパーオーリンズをキュウべぇ選手から、そして桶川の練習走行枠ごと
「雨漏れ選手」から試乗させていただきました。
キュウべぇ選手・雨漏れ選手に超感謝!!
まず最初にビート用のスペシャルオーリンズは基本的に「特注品のワンオフ製作」に部類されるため、両社とも新規購入だと40万円前後掛かります。
なのでこの両方を運転できる機会って本当にレアな事なんですよ!
更に競技での限界近い領域まで持って行けるとなると・・・・
両方乗ってみて、運転してみて思ったこと。
「素晴らしい!!」
どっちも完璧ですよ、ええ!
下手くその私が乗ってもその凄さを感じ取れるのですからどれだけ凄いのか測りしれません。
両社共通の事として「競技用のしなやかさと乗り心地が両立している」ってことが言えます。
競技用だから硬いとか、長距離無理って事は無いですね!
ピロボールアッパーなのにシャシを攻撃するような突き上げは一切有りません。
普通なら両立しないこの特性を両立させているスペシャルオーリンズって、
「純正足からこのまま速度領域を上げたい、けど乗り心地とかヒラヒラ感とか失いたくない、車高は20ミリ程度下がれば充分」
って贅沢なことを考えている人には
「まさにそれ!!」
って感じです。
純正ちょい足しのサスは20周年でも無限でも無いです、この両社のスペシャルオーリンズだと断言できますね。
そのままジムカーナとか山坂道はOK、サーキットも行くならその旨伝えてバネレートの味付けをして貰う。(使うタイヤとかも言うと更にOK)
最初に書いたとおり「ワンオフ」なので、街乗り50%サーキット50%とかここのサーキットでタイム詰めたいとか買い物スペシャルとか発注の時に使い道を言えば味付けして出してくれます。
良いねぇ~~
思わず欲しくなっちゃいます。。
(あーー自営の家族持ちには無理ッスよ、現実には絶対)
でも贅沢な足が欲しいならスペシャルオーリンズ入れれば鉄板です!
じゃあどっちの会社?
ここからの話は私がいつか競技会場で後ろから各社のファンの方に刺し殺される覚悟で書きます。(本当に刺さないでね、死ぬと家族が路頭に迷うので)
で、前置きとして
「私のように下手くそが運転して感じたこと」
なので、使いこなしている方の意見と違うと思って下さい。
事実今回から投入され、桶川で2位のたいぞ選手とは全く違う感想でした。
そんなわけで、実際のオーナーとは違う観点から、あくまで両社の違う部分を書いてみたいと思います。(ビート用で競技走行の話)
スーパーオーリンズ
低速~中速~高速のトラクションの掛かり方・・・いや、タイヤのグリップを逃がさない減衰特性とサイドターン中の後輪の出方が穏やかで捕らえやすくミスを極力出させない印象、とにかく低速のパーシャルターンは感動的なトラクションを感じながら運転できる!これが「より楽しく・気持ちよく」なんだなと感じることが出来ました!
ITOオーリンズ
特にサイドターンの進入から出口までのコントロールが秀逸な感じで、この部分がリニアなのでターン出口のずっと手前からアクセルを入れていける感じ。30度サイドの蛇角再調整が全く要らないので、最初から最後まで一定の蛇角のまま踏んでいける、特に後輪がドリフト状態の時のフロントのコントロール性が凄い、そして足周りで本当に難しい「高次元な普通」というクセのない味付けがされている。
あくまで「下手くその感想」なので
「そういう意見なんだ~、で・も!わかってないなぁ~ww」
程度に
「大人の余裕」
でスルーして貰えると嬉しいですが、率直に感じたことに偽りはありません。
まあ純正の次の足として考えるなら、出入りのショップさんがどちらと交渉しやすいかとかで決まる範囲かと。
私にはどちらも「値段の壁を越えられない」状態なので、良い足を知っても「蛇の生殺しw」な訳ですが、どっちも甲乙付けられないくらい完璧な足です!
発注をミスらない条件で満足しない人は居ないと思います。
今回たまたま両方のスペシャルオーリンズを乗ってみて、「安い足とスペシャリストが作った足の違い」というのを如実に思い知らされました。
「凄い」以外の感想が言えないくらいどちらも完成されている印象でした。
まあだからお金に糸目の無い「全日本ジムカーナで2社合計シェア90%以上」というのもうなずけます。
「コツコツセッティング出すのアホらしくなる」
くらい、
「これ入れたら終わり」(ショックが抜けるまで)
な感じでした。
興味があったらリンクから各ショップさんのHPをみてお好みのを選ぶと良いと思います!
(アジュールさんの”ちょっとためになる話”は秀逸なお話しが書いてありますので是非一読下さい、勉強になりますよ~)
Posted at 2012/09/20 19:02:11 | |
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