友「車を良くするために何を改造すればいい?」
M「目的は何?」
友「街中移動を快適に、現状はパワーフィールも特に不満無し」
M「今何考えてる?」
友「リアのスタビにサブコンポン付けで燃費を良くしつつフィールが良くなるらしいヤツ」
M「・・・・今の現状に満足しているんだよね?」
友「うん、だから大事にするには何をしたらいい?」
M
「何にもしないで消耗品のみ交換して、エンジンブローした時に替わりのエンジン買う貯金しておけ!」
友「え!?だって、純正部品ってショボイんでしょ?」
M「う~ん、純正部品はコストカットに最小限という意味でショボイけど、純正部品の金型は数千個~数万個同じ物を作れるしっかりした金型で、凄い精度で作られているから、部品はショボイ部分もあるけどその精度はワンオフで作ったものなんかよりよっぽど安定した品質だよ。」
M「もちろんブッシュとかオイルとかパットとかの消耗品は別だけど、純正の吸排気系とエンジンは耐久性とか燃費と速度のバランス・走行性能や走破性とかを”プロのテストドライバー”が決めて設定されているけど、生半可に弄ってそのプロが作ったバランスに勝てると思う?」
友「・・・・・・・・・・無理」
M「でしょ?現状で不満無いなら余計なことにお金を掛けるより純正で乗っていた方が最終的に満足のいく状態を長く続けられるよ!」
M「先に行ってから”乗り心地が悪い”とか”坂道つらい”とか不満が出てから考えればいいし、今無理に手を入れると返ってまとまらなくなるゼヨ」
友「でもMは弄っているよね?」
M「それは明確に”桶川で勝つ”・”ジムカーナ走行をする”という目的があるから耐久性を犠牲にしたり、普段の移動を犠牲にしたり、燃費を犠牲にしたりして引き替えの速さを手に入れているから」
M「例えば”あいつに速さで勝ちたい”とか、”ドレスアップコンテストで勝ちに行く”とか目的があってのガルウィング変更やフルエアロとか着陸1cmの超シャコタンに鬼キャンってのも有りだけど、引き替えに一般道での底スリとか乗り心地皆無とか・・・更にその状態で速く走る必要ない(出来ない)のに出力アップって要らないでしょ?」
M「車を弄るには”明確な目的って重要”よ。」
M「ポンのサブコンも、その車種で研究し尽くした人が渾身の補正って訳ではなく、低回転で濃いめにして高回転で薄くしてって感じで、一番頑張って現車で空燃比計見ながら”こんな感じ”で作った燃調だと、高回転で燃料薄くなるとピストンとかシリンダーに燃料で冷えなくなった分だけ熱の負担行くし、ピストンリングにダメージ直撃だし・・・・入れてすぐはお金出した分だけ良いように感じるけどね。」
友「じゃあ改造しないのが良いの?」
M「純正バンザイww」
M「でも、それでもやりたいなら止めないし自己責任でね、間違ってもお金を払った所でリスクも承知な訳だから作った人・売った人に文句言っちゃダメよ」
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という会話をしました。(ほぼノンフィクション)
どう思うかは人による。
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さて、車が帰ってきてから第2戦のそうま反省会でたいぞ先生からのアドバイスに従いこんなのを用意しました。
さらに、フロントキャンバーをもう少しとの事でしたが、フロントキャンバーを付けるには調整式ピロアッパーが必要となります。
しかし私のは純正アッパー仕様でそのフィーリングを気に入っているのと金額的な部分でどうした物かなと考えた結果、フロントの車高ダウンを敢行しました。(ストラットなので車高下げればキャンバーはオマケで付いてくるw)
他にフロント車高を下げてリアの車高とのバランスを是正する部分もあります。
フロントは現状H178のスプリング+ヘルパーだとギリギリまで下がって居るのですが、それでも先日クラス優勝した妻のマシンよりフロントが高い状態w
そこで修理前より暖めていた物を投入、それがこれ
単純にメインバネの長さをH158mmと短くし、レートはそのまま。
まだブラケットがショック本体に下端までの余裕が1cm5mmほど有ったのですが、バネの自由長は2cm下がってしまう。
そこで、ベアリング入れてバネのねじれを無くしつつ長い5ミリ分を緩和してブラケットのねじ山ギリギリまで組みました。
ちなみに短い自由長のバネはレートはレート成りですが、感触が硬い印象になります。
なので乗り心地追求の人にこの選択肢は無い。
もちろん変更前と変わらないストロークはそのまま確保してますし、底突きもよっぽど大穴に落とさない限り減衰最弱で街乗りでも当たらない感じです。
組んだ結果フロント1cm5mmきっちり下がったのですが、本番競技でタイヤハウスと当たらないか不安な感じのフロントタイヤとボンネットの隙間。。
そんな感じで普段はアライメントなんか気にしないのですが、流石に1cm5mmも下がると測定と調整せざるを得なくて、ついでに渡良瀬の平たい場所でオフ会しながら調整しちゃおうとなったのが日曜日。
懐かしい顔に会えたり新しい方と友達登録できたりと、中々充実した日曜になりました。
懐かしくないくまい選手には11/2のお誘い用紙を進呈しておきました!
その前日の土曜にはカミムラさんの所にもお邪魔して11/2日の
「リンク軽カー祭り」の参加依頼をフォービートレーシングの方へ紹介取り次ぎをお願いしたりしました。(マジでご検討願いますね!)
そんな感じの週末でした。
友人には純正を勧めておきながら自分はタイヤハウス”ギリ”の超シャコタンww
言うこととやることが離れているけど、前述の「目的」が明確であればそれはそれ、これはこれと意味の明確な線引きができます。
車高を下げた結果、フロントに調整幅が出来たので私には非常に有効な感じです。
ビートのフロントはとにかく車高が下げにくいので、そこに1cm5mmの懐が出来て、車高を上げるにはスペーサーでも噛ませば対処可能ですから下げる苦労に比べればw。
渡良瀬までの走行フィールはハウスとの接触もなく、車高ダウンによる微キャンバーとフロント荷重が増したことと接地面積減少のクイックな反応と接地面圧増大&前荷重増大に大満足です。
まだまだ煮詰めるために色々やるようですが、とりあえずこれで行ってみようかと。
さしあたって、この状態で月末の
平塚で様子見つつ、11/16のビ筑で走ってみようかと。
今の懸念材料は、桶川で折ったドラシャの影響でLSDに負担が行ってヘタレたらしく「もの凄いチャタリング」が起こってます。
これをなんとか抑えるために普段はMTオイルなのですが、LSDオイルに入れ直す感じです。
タイヤも入れたいけど贅沢すぎるな・・・もうタイヤはそのまま行くしかないかな。(予算キツキツだわ)
そうそう、ちゃんとビートを研究したチューナー様が渾身のサブコン燃調を合わせてくれたらパワーにトルクが増えて燃費も良くなりましたwww