さて、周りに遅れを取らないようにww
東京ビックサイトで開催中の「東京モーターショー2015」に行ってきました!
話題の車!
動く?
動かない?
コンセプト!!
・・・・・毎度ですが、あまり興味ないんですよ。
私が興味があるもの、それは部品コーナー!!
あくまで私の指針ですが、メーカーが車を発表する。
でもそれは、耐久性や価格など総合的に「市販車としてまとめられた」という所で、私的には
「すでにある古い技術が実用として耐えうるようになって、まとまった」
それだけなんです。
なので、見るとしてもデザイン的にどうかってのが主で、技術的には
「この技術を熟成させて量産ベースに乗せられるようにしました」
ってことで、技術そのものはそれほど新しい物では無いから・・・・すげーーロータリーだーーっても、ヴァンケルロータリーでは驚きません。
メインローターが5角形になったとか、エキセントリックシャフトをプロペラで繋いでキャビン前後にエンジンルームがあるとか言い始めたらかぶりつくでしょうけど。
完成品やコンセプトなど、そっちは写真写り用と思うため、凄いカメラとかお持ちの方や雑誌社にTVのお任せします。
ただ、完成品を運転するにはそのメーカーの姿勢が見えるので興味津々です!
なので、この後出てくるのはほとんど部品の話とその時取材した話なので、綺麗なおねーさんとか、S-FRに代表される車を見たい方はここでさようならです。
ばいばい!
さて、もう何年ぶりでしょうか。
久々にモーターショーへ出向きました。
前述の通り、あまり完成された車には興味がありません。(全くないわけではないですけど)
いつもは絶対に注目されない東京モーターショーの部品コーナーにスポットを当てます。
これから行かれる方はこれらの技術にも注目してみてください!
さて、一番最初はこんなの如何でしょうか?
カーボン製のコイルバネ。
驚愕のバネ下荷重!!
なんでも2018年を目処に受注納品を検討中とのこと。
もちろん折れないように色々工夫されております!
弱点は鉄より経線が太くなること。
カーボンにより捻れが苦手なのでスタビライザーには向かない材質であること。
ドライカーボンではありませんが、それに匹敵する加工でしなやかに、強靱に出来ているようです。
どの程度まで進んでいる技術かと言うと、
「すでにコストと販売単価の検討」
まで行われつつあるようです!
そうそう、驚かないでね。
このカーボンバネは、カーボンの配置によって、単一レート以外にも荒巻バネのような合成レートも自由自在なのに、
「外見は普通に1本のバネ」
のように作れるとのこと。
レート低いのに線間を広く取ったり、やりたい放題w
日本発条やるなぁ~
コレでチタン製のコイルバネは日の目を見る前に消え失せます。
まあ確かに「本当に実用が大丈夫かどうか」とか出てくると思いますが、夢が膨らみますね!
ちなみにチタン製のバネも堅すぎて脆くなるため10年前くらいのモーターショーに参考出品がされてましたが、結局実用になりませんでした。
おそらく素材コストも高いでしょうし。
それがこのカーボンバネは金銭の相談が出来る所まで出来ているわけですから、軽量でバネの音が出ない、しなやかで腰のある超軽量バネが1gでも軽くしたい電気自動車と相まって、きっと主流になると推測できる感じでした!
ちなみに究極のバネはF1のように、ボディーパネルの取付しなりや、アームのしなりで賄ってしまうのとか言ってました。
将来はロアアームがバネの替わりを受け持ち、ショックアブソーバーだけになってしまう可能性もありますね!
もしくはカーボン素材に電気を流して、電磁石でショックアブソーバーの役割も持たせるとか。
ちなみに、今回の各自動車メーカーが出品している車両で、このカーボンバネを搭載している車両はありません。
完成車は過去の技術の集合体というのがこの一件でも分かっていただけると思います。
デザイン好きな人にこのメカニカルな夢の広がりは理解して貰えないかもしれませんが、私はこちらの方が好き!!
今回のレポートは、時系列はすっ飛ばして、思うがまま行こうと思いますw
次も足回り関連。
会社はKYB社。(カヤバ)
ショックアブソーバーやV37スカイラインの「ステアバイワイヤー」を純正採用されている会社です。
そこでの凄いのはコレです。
ジャン!!
樹脂製ショックアブソーバー!!
足回りはどこまで軽くなるのでしょうか?
インナーブレースを入れた樹脂製のロアアームとか、チタン製のアップライトにリニアモーター技術で作ったベアリングとか入れたら、車の足回り、一人で一式持ち上げられるくらい軽くなってしまう可能性もw
この出品の凄い所。
「ストラット」
ビートのフロントショックのような使われ方に耐えうる予定のショックアブソーバーです!
捻る曲がる圧縮され、それに対する剛性と捻れ強度を確保しつつ、樹脂で軽量という・・・・
上のバネと組み合わせただけで、仮に現行車であってもどれだけバネ下が軽くなってしまうのか・・・
まあ引き替えの挫屈リスクですけど。
こちらも弱点は強度確保の大型化。
その替わりの素材コスト低減と形状の自由度、軽さ。
鉄で横方向の応力強度を出すのは大変ですけど、その辺りは自由自在に出来るメリットも考えられますね!
いっそのこと、ロアアームにプッシュロッドのように仕込んでくれれば・・・・
将来フロントはアップライトの位置決めアームだけになってしまうかもしれません。
競技で調整が必要と言う用途を除けば、一切の改造が全く出来ない車で、しかも完成領域まで持って行ける車の完成ですね!
凄いけど、凄すぎてつまらなくなってしまうか?
つづくw
Posted at 2015/11/02 22:13:27 | |
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