
某オフ会にて妻にブリスクについて質問があったとのことで。
また聞きなので質問と回答が違っていてもご容赦で願います。
ブリスク社レーシングプラグZS型の寿命の症状について。(ZCも似た感じです)
寿命症状はアイドリング・低回転領域で点火不良が起こります。
ビートだとポン・ポポンなど1気筒何故か着火不良している感じです。
回転が上がると消えますが、踏み込んだ瞬間などエンジン止まるかと思うほど失火症状が出る場合もあります。
主にアイドリングや低回転で発生し始めたら芯先の摩耗でプラグの寿命と思われます。
(新品で芯先が1ミリほど有りますが0.6ミリ程度になると症状が出始めます。)
参考例として。
私は年間平均で5000キロほど走ります。
競技状態含めての数字ですが、競技会場だけではなく往復の一般道などもそのままで移動します。
およそ2年程度(1万キロ)くらいは新品と交換しても全く感触に変化が出ません。
これで2年+α(12000キロを越えたくらい)で上記の点火不良が出ました。
当たり外れもあると思いますが、競技用で強化点火のビートだとおおよそ10000キロくらいが摩耗警戒範囲かなと推測しております。
私のビートでの摩耗実験は「和光テクニカル点火強化3点キット」と言われる強化コイル・CDI・パワーエキスパンダーという強化した点火での話。
普通の370円プラグだと30日(200キロ未満)持たずに芯先が変形するくらいの強い点火でこれだけ持ちます。
ブリスクZSを純正の点火系でも実験しましたが、強い点火系で1年使った物を純正に積んでそこから3年(推定合計25000キロくらい)を走ってやっと損耗症状が出せた感じで、最初から純正点火系の場合は正しい損耗摩耗を把握し切れてません。
乗り方とか点火系や移動距離などでも損耗に差がありますし、更にプラグ自体の当たり外れも有ると何年補償とか何万キロ補償とかありません。
(そもそもプラグは消耗品なので、車に搭載した瞬間に製品保証が切れる部品です)
なので、アイドリングで点火不良が発生するようなら、ZS型プラグの摩耗はあり得ます。
ブリスクでもLGSやYSやGSなど別の型のレーシングプラグは摩耗限界実験をやっていないので何とも言えませんが、アイドリングで点火不良が起こり始めたらプラグの損耗を疑ってみて良いと思います。
ZSは耐久性が素晴らしいプラグではありますが消耗品ですので必ず限界は来ます。
それは乗り方や使い方で前後しますので、症状優先での判断がよろしいかと思います。
これを回答とさせてください。
念のための補足ですが、高回転での点火不良は純正コイルの電容量不足が原因と推測しますのでこの場合は強化コイルへの換装をお薦めします。
2018-10-6追記:
ブリスクZシリーズは点火コイルの容量が大きくないと、上記のように高回転で不具合が出ます。
ビートの純正コイルだとノーマルレブリミットだと問題が出ませんが、9800回転の燃調マップリミットまで回すと容量が足りません。
その回転まで使う人は強化コイル(お薦めは和光テクニカル製)を検討してみて下さい。
なお、レーシングプラグですのでオーディオなどへのノイズは不明です。
(速く走るのが優先のプラグですので、快適性等はレーシングプラグですので気にされる方は導入をお薦めしません。)
Posted at 2016/10/22 08:30:52 | |
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